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詳しくはこちらから!1. 米一合の「合(ごう)」とは何か?
「合」とは米や酒などに使われる、「尺貫法」という日本独自の体積の単位の一つである。尺貫法での関係を説明すると、「一合=一升の1/10」で、「一合=一勺の10倍」である。また、より身近な体積の単位であるリットルで表すと、一合は約0.18039l。要するに「一合=180.39ml」である。お米用の計量カップが180ml(180cc)に設計されているのは、尺貫法の一合に合わせているからだ。
2. 米一合は何グラム?
米の状態などによって重さは多少変化するが、一般的には炊飯前の米一合をキッチンスケールで計ると150g程度となる。先ほどは「一合=180.39ml」と説明したが、グラムに直すと180gにはならないので注意しよう。また、1時間ほど水を吸わせたお米は200g程度、そのご飯を炊くと300~350g程度になる。同じ米一合でも炊く前と炊いた後とでは、お米一粒の水分量が異なるため重さは変化する。
3. 合をグラム変換する際の考え方
生米は「1合=約150g」と説明したが、なぜこのような関係が成立するのか疑問に思う人もいるだろう。そこで体積の単位である「合」から、質量の単位である「グラム」へ変換する方法を説明する。
必ずしも「体積=質量」ではない
体積の単位である「合」をそのまま質量(グラム)に変換することはできない。この理由は、水のように「体積=質量」が成り立つ物質も一部あるが、多くは密度(物質ごとに体積中の物質の集中度合い)が異なるため「体積=質量」が成り立たないからだ。密度については、例えば同じ大きさの木材と発泡スチロールでは「木材のほうが重い(=密度が大きい)」ことを想像すれば理解しやすい。
重さは「体積×密度」でわかる
体積から質量へ変換するには、体積に密度を乗じる必要がある。ものの密度はそれぞれ異なるが、生米は0.82~0.85程度となっている(※1)。つまり生米の質量は「約180ml×0.82~0.85=約147~153g」と計算することができ、このことから一般的には「米1合=約150g」といわれている。ただし、あくまで一般的な基準であり、質量はお米の品種、新米・古米、水分量などによって異なる。
4. 合を色々な単位に変換してみると?
ご飯を炊くときには「米一合」と数えることが多いが、この米一合はほかの単位に置き換えるとどのように表されるのだろうか。ここではカロリー、粒数、茶碗数などとの関係について説明する。
その1.米一合をカロリーや糖質量へ変換する
文部科学省の「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」によれば(※2)、「こめ(水稲穀粒/精白米/うるち米)」の100gあたりのカロリーは342kcal、糖質量は77.1g。また、炊いた米である「こめ(水稲めし/精白米/うるち米)」の100gあたりのカロリーは156kcal、糖質量は35.6gである。これらの数値をもとに米一合あたりのカロリーと糖質量に変換すると以下のようになる。
- 生米一合の場合(150g):カロリー513kcal、糖質量115.6g
- 米一合を炊いた場合(300~350g):468kcal~546kcal、糖質量106.8~124.6g
その2.米一合を米粒や稲穂の数に変換する
昔の人は、一升分の米粒の量を「ムシヤフナ=64827」と覚えていたという。一升は十合なので、一合あたりに換算すると約6500粒(6482.7粒)となる。また、稲穂1本に実るもみは約100粒、株分けした稲穂1束に約2,000粒といわれているので、米一合は稲穂3〜3.5束程度と計算できる。
その3.米一合を何人分かに変換する
茶碗に入るご飯の量は大人用・子供用などによっても異なるが、一般的には150g程度入るように設計されている。つまり「茶碗一杯分=炊いたご飯約0.4合分」という関係が成り立つ。したがって、米一合で炊いたご飯はおよそ2.5杯分(2.5人分)と計算できる。
5. 計量カップがないときの計り方
米専用の計量カップがないときは、通常の計量カップや普通の紙コップではかるようにしよう。これらの容器は、基本的に200ml(cc)で作られている。そのため、すりきり一杯よりもやや少なめにすることで、おおよその米一合をはかることが可能となっている。また、炊飯釜などがなくて使う水の使用量が分からない場合には、以下にまとめている水の目安量を参考にするとよいだろう。
洗米・無洗米・玄米一合の水の量の目安
- 洗米:200ml程度(1.1~1.2倍)
- 無洗米:220ml程度(1.2~1.3倍)
- 玄米:270~300ml程度(1.5~2倍)
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6. 「合」についてよくある質問
ここまで「合」や「米一合」について詳しく解説してきたが、まだこれらについて疑問や質問もあるだろう。そこで最後に「合」や「米一合」に関するよくある質問に回答しておく。
Q1.合(ごう)はいつから使われているの?
「合」という単位が使われるようになったのは、石高制が作られた江戸時代のこと。しかし、明治時代になり日本が国際的なメートル条約に加盟したため、日本国内でも長さにはメートル、重さにはグラムが使われるようになる。なお、計量法により1958年をもって取引などに尺貫法を用いることは禁止されるが、日常的に使われる目盛・物差しは取引ではないため尺貫法を使うことができる。
Q2.玄米やもち米は一合あたり何グラム?
精白米と同じ穀物ではあるが、玄米やもち米などはそれぞれ質量が異なり、重さも違っている。例えば、玄米は1合で155g程度、もち米は1合で140g程度が目安となっている。精白米は1合あたり約150gであるため、精白米に比べると玄米の質量は大きく、もち米の質量は小さいといえる。
Q3.日本酒は一合あたり何グラム?
「合」という単位を使う身近なものには、お米のほかに日本酒(清酒)もある。日本度酒が±0のものは水と同じ約180gになるが、日本酒度が高い銘柄の場合は水よりも質量が大きい。そのため、同じ一合であっても、グラムに直すと重いというケースもある。
結論
米一合とは、尺貫法の体積である「合(ごう)」の一杯分の子である。また、この米一合はミリリットルで表すと「180ml」で、グラムで表すと「150g」となっている。レシピ本などにはご飯を炊くときには「〇合」と書かれていることが多いが、米料理のときには「〇g」と書かれることが多いのでこの「米一合=150g」を覚えておくと役立つこともあるだろう。
【参考文献】
- ※1:国際連合食糧農業機関「FAO / INFOODS Databases」
http://www.fao.org/3/ap815e/ap815e.pdf - ※2:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/
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