1. 米の種類

ご存知の方も多いと思うが、一言で「米」と言っても多くの種類があり、中にはブランド米と呼ばれる高価な品種もある。品種によって、味、歯ごたえ、粘り具合などが違い、好みで選ぶ人も多い。
米の種類
- 玄米:籾米(もみごめ)から籾殻(もみがら)だけを取り除いたもの。
- 白米:玄米からさらに糠(ぬか)と胚芽(はいが)を取り除き、胚乳(はいにゅう)のみにしたもの。
- 無洗米:表面の糠を完全に取り除いたお米で洗う必要がない。水加減を少し多めにして炊くのが一般的。

有名な米の品種
- コシヒカリ:日本で一番の作付面積を誇る。粘り・硬さのバランスがよく、食べやすい。
- ひとめぼれ:つやがあり長い形の粒で適度な粘りとさっぱりとした口当たりが特徴。
- ヒノヒカリ:西日本を中心に作付けされている。比較的長い粒で、つやがあって粘りが強い
- あきたこまち:やや小粒であっさりとしている。噛みごたえがよく、炊きあがりのつやもよい。
- ななつぼし:程よい甘味・粘り・硬さで比較的さっぱりとしているのが特徴。
このように米にはさまざな種類がある。毎日食べるものだからこそ、好みのものを選びみたいものだ。
2. 米の栄養と効能

米には人間のパワーの素になるでんぷんがたくさん含まれている。その他にもたんぱく質、脂質、カルシウムなどが含まれ、主食にはまさに最適の食材である。
米の栄養素
ごはん1杯分(150g)に含まれる主な栄養素
- 炭水化物 55.7g
- たんぱく質 3.8g
- 食物繊維 0.5g
- 脂質 0.5g
- カルシウム 5mg
他、ビタミンB1・B2、マグネシウム、亜鉛、鉄などが含まれる。
中でも消化や吸収が高い炭水化物は、成分の7割以上を占めている。この炭水化物の質はとても良く、人間の力を持続させると言われている。
玄米にはこれらの栄養素がさらに含まれていて、精米の度合いを少なくして玄米に近い形で食べることで、健康的な食事ができることでも人気がある。
玄米にはこれらの栄養素がさらに含まれていて、精米の度合いを少なくして玄米に近い形で食べることで、健康的な食事ができることでも人気がある。
3. 米の上手な保存方法

せっかく美味しいお米を選んだのだから、上手に保存したいものだ。米は生鮮食品。鮮度を保つ秘訣を紹介したい。
お米の保存のポイント
- 保存場所:冷蔵庫の野菜室で10度~15度を保つ。
18度以上の湿気の多い場所に置くと虫が発生しやすいので、冷暗所に置くことを心がける。 - 保存容器:チャック付きの保存袋やタッパー、ペットボトルなど。
空気と触れる面積をなるべく少なくする方がよい。 - 保存期間:冬場なら2ヶ月以内。春秋なら1ヶ月。夏は2週間が目安。
美味しく食べるために、この期間内に食べきれる量の購入がおすすめだ。
結論
日本人の食卓に栄養の面でも欠かせない白米。パワーの源となる白いご飯をよりおいしく食べるためにできることがたくさんある。是非ここで紹介した情報を毎日の生活に取り入れてほしい。