1. 米の基礎知識
米は日本全国47都道府県、すべてで生産されている作物で、米を精米し、炊き上げたご飯は主食として愛されている。中国・長江付近を原産とし、日本には縄文時代に中国から稲作文化がもたらされたとされている。本格的に稲作が進んだのは弥生時代で、以降現在まで、長らく我々を支えてきた穀物である。
世界における米
世界にも目を向けてみよう。世界でも、米は非常に愛される存在。年間4億8000万トンもの米が作られているといわれており、とうもろこし、麦と並ぶ三大穀物に数えられている。世界で広く栽培されているのはインディカ米という品種で、日本のジャポニカ米とは異なり、細長いフォルムとパラパラとした炊きあがりが自慢である。
2. 米の生産地ランキング
農林水産省発表の作物統計によると、ここ10年ほどランキングに大きな変化はない。1位は日本を代表する品種、コシヒカリの名産地として知られる新潟県である。ついで北海道、秋田となる。
この3都道府県に共通するのが、平らな土地があること。そして水が豊かであること。そして朝夕の温度差が大きいことが挙げられる。北海道は一昔前までは、米つくりには向いていないといわれていたが、品種改良が進み、寒冷な土地でも美味しく育つ米が開発されたことで、一気に産地ランキングの上位に躍り出た過去を持つ。
ちなみに品種の割合ランキングで見てみると、コシヒカリが圧倒的で、全体の約36%を占める。ついでひとめぼれ、ヒノヒカリ、あきたこまち、ななつぼしと続く。ちなみにコシヒカリは新潟県産が有名だが、その誕生は福井県である。これは意外に知られていない事実である。
この3都道府県に共通するのが、平らな土地があること。そして水が豊かであること。そして朝夕の温度差が大きいことが挙げられる。北海道は一昔前までは、米つくりには向いていないといわれていたが、品種改良が進み、寒冷な土地でも美味しく育つ米が開発されたことで、一気に産地ランキングの上位に躍り出た過去を持つ。
ちなみに品種の割合ランキングで見てみると、コシヒカリが圧倒的で、全体の約36%を占める。ついでひとめぼれ、ヒノヒカリ、あきたこまち、ななつぼしと続く。ちなみにコシヒカリは新潟県産が有名だが、その誕生は福井県である。これは意外に知られていない事実である。
3. 米の新たな品種
米は作物のなかでも珍しく、全都道府県で栽培されている。それぞれの土地の風土に合った品種、主食用、加工向きの品種など、さまざまなものがあり、その数は数百にのぼるといわれている。品種改良も盛んに行われており、ブランド米が続々と登場している。
選択の幅が広がった現代の米
スーパーの米売り場を見てみると、非常に多くの品種が並んでいる。コシヒカリが一大ムーブメントになった時代は、強い甘みと粘りこそが美味しい米という認識であったが、近年では米の美味しさも多様になりつつある。あっさりしているもの、冷めても美味しいもの、無農薬で育てられたものなど、セールスポイントもそれぞれ異なり、多くの米から好みのものを選ぶことができる時代になったのだ。
加工用米の台頭
さらに米=ご飯としてだけでなく、米粉やスイーツなどの加工品にも広く活用されるようになった。米粉は小麦アレルギーにはうってつけのもので、もっちりとした食感が出るため、パン製造などにも広く用いられている。
結論
米は、日本人を支える大切な存在。であるがゆえ、47都道府県すべてで生産されている。ちなみに、もっとも生産量が少ないのは東京。また沖縄県では、生産するほとんどの米を県内で消費してしまうため、流通することは少ない。米の産地ランキング上位に君臨する3都道府県はもとより、多種多様になりつつある米の世界。さまざまな品種を試して、自分好みの味を見つけてみるのもよいだろう。