コロッケに合う副菜とは？主役にした献立候補

主菜がコロッケのとき、副菜はコロッケの量に合わせて選ぶとよいだろう。

コロッケを大盛りで出したり、エビフライやフライドポテトなど、同時に複数の揚げ物を出したりする場合には、それだけでかなりのボリュームになる。見た目はもちろん、カロリーや脂質、糖質などもたっぷりだ。ほかの献立で帳尻を合わせるためにも、副菜はシンプルな葉野菜のサラダやキャベツの千切りなどがよいだろう。特にカロリーなどを気にするのであれば、サラダにかけるドレッシングやソースは手作りすることをおすすめする。洋風の献立なら、オリーブオイルに塩コショウのシンプルなドレッシングがよいだろう。和風の献立なら、ごま油に酢と醤油を少量足すとよい。

手のひらサイズのコロッケ1個だと、副菜にもそれなりにボリュームや華やかさがなければ、物足りなく感じられてしまうだろう。その場合、サラダならチキンサラダなど食べごたえのある献立がおすすめだ。または、葉野菜のサラダにスモークサーモンやエビなど、海鮮類を足して華やかにするのもよいだろう。
サラダ以外の副菜であれば、具だくさん野菜の炒り豆腐やマグロとアボカドのワサビ醤油和えなど、コロッケに足りないたんぱく質を補い、脂質を抑えた副菜をおすすめする。

コロッケには、もちろん洋風のスープにも合うが、下記のような和風スープにも意外と合う。特に肉じゃがをリメイクしたコロッケなど、醤油や出汁で味付けされたコロッケであれば、和風スープを合わせてみよう。

洋風献立に合うスープといえば、やはりコンソメスープだ。コロッケも例にもれず、コンソメスープが合うが、ここでも主菜や副菜の量をチェックしよう。主菜や副菜で十分、野菜が摂取できそうならば、スープに入れる食材はレタス・玉ねぎ・人参のみなど彩りさえ押さえられればOKだ。一方、野菜が足りそうになければ、きのこやなすなど食材を増やし、食べごたえのあるスープにするとよいだろう。

カニクリームコロッケなど、完全に洋風だと合わせづらいかもしれないが、ポテトコロッケやかぼちゃコロッケであれば味噌汁を献立に加えてもよいだろう。具材は比較的少なめに、ネギ・ワカメやマイタケ・ワカメなどシンプルなものがよく合う。また、好みは分かれるが、味噌汁をコロッケに浸して食べるというのも意外に美味しいので試してほしい。

コロッケを基本に献立を考えるのもよいが、ほかの献立に合わせてコロッケをアレンジするテクニックも知っておくと、よりバリエーションが広がるだろう。

コロッケを耐熱皿に入れ、ホワイトソースとチーズをかけてオーブンで焼けば、グラタンのできあがりだ。お好みでごはんを敷いてドリアにしたり、きのこなどの野菜を追加してもよいだろう。かなりボリューミーな一品になるため、主食どころか副菜がいらなくなる場合もある。

コロッケはそのままでも白いごはんによく合うが、卵でとじてネギを散らせば、食べごたえのある丼ができあがる。昨晩作って余ったコロッケを昼ごはんに、といったときにも重宝するだろう。

コロッケを衣ごと改めてマッシュし、そこへマヨネーズや塩コショウを加えれば、主菜から副菜へとアレンジできる。ただ、これだけだと彩りに欠けるため、ゆで卵や粒マスタード、コーンなどを混ぜるとよいだろう。そのまま食べるだけでなく、食パンやロールパンにはさめば朝食にももってこいだ。

コロッケそのものに食べごたえがあるし、糖質や脂質なども多く、重たい。そのため、献立を考えるときには副菜やスープをいかに低脂質・低糖質に仕上げるかがバランスのよい食事につながることを覚えておこう。また、コロッケにひと工夫を加えたアレンジレシピもチェックしておけば、マンネリ化を脱してさまざまな楽しみ方ができるだろう。