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いま話題の隠れた台湾飯!身体によい【四神湯】って一体何?

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:
管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年1月28日

台湾はグルメ大国。日本人の口に合う料理も多く、観光地としても人気を集めている。小籠包や魯肉飯などメジャーな料理はもちろん旨いが、まだあまり知られていないマイナー料理にも注目してみよう。今回は、通好みで知られる四神湯。なんともありがたそうな名前だが、一体どんなものなのだろう?

1. 四神湯とは?

読み方はスーシェンタン。これは台湾生まれの薬膳スープのこと。見た目は半透明で、塩味がベースとなっており、ほんのりと甘味を感じるスープが特徴だ。見た目はとても地味であるが、なんともクセになる味わいでハマる人も多い。台湾では屋台飯としても知られ、簡単に作ることができるキットのようなものも広く販売されている。

台湾と薬膳

台湾では、古くから薬膳が広く用いられてきた。薬膳は薬食同源が基本。これは食べ物にはすべて薬効があるという意味で、季節のもの、そして身体にあったものを食べることは健康に繋がる、という考えを表している。食べることは生きること、そして体を作ることだということである。薬膳料理には、食材以外に生薬と呼ばれる漢方薬の原料が使われるのが特徴である。

何に効く?

四神湯も、そもそもは薬膳料理のうちのひとつであった。主に慢性疲労や消化不良に効く生薬が配合されている。また具材には、身体にとって重要な栄養素である、豚モツや骨付き肉などのたんぱく質源が使われることが多い。

2. 四神湯の生薬

決め手になる生薬

四神湯に入っている代表的な生薬は4つ。まず1つ目、利尿作用、むくみに効くといわれている茯岺(ブクリョウ)はサルノコシカケ科のキノコ。次に滋養強壮、消化器系を強める淮山(ワイザン)は、ヤマイモを乾燥したものである。薏苡仁(ヨクイニン)はハトムギのことで、老廃物を排出する効果や肌荒れに効く。茨寶(ケツジツ)は鬼ハスの実。こちらも滋養強壮、鎮痛にも効果があり、痛風の改善にも役立つそうだ。

そのほかの生薬

上記の4つ以外にも、よく入っている生薬が、ストレスや食欲不振に効く蓮子(レンシ)。こちらは読んで字のごとく、蓮の実のことである。もうひとつの当帰(とうき)は、血液を補う作用があると言われており、日本でも比較的知られている生薬である。

たんぱく質源は?

台湾の四神湯は、豚モツや豚肉、骨付き豚肉など、具材を選ぶことができるケースがある。たんぱく質は筋肉や内臓など構成する成分であり、ホルモンを合成したり免疫機能などを担う、身体にとって欠かせない栄養素である。家でチャレンジする場合も肉類を入れるとよい。手羽先や骨付き鶏肉でも美味しい。

キットを使った作り方

基本的には、まず生薬を煮出すことからはじめる。骨付き肉を使う場合は、生薬と一緒に初めから入れると骨から出汁が出て旨い。あとは、時間をかけてじっくりと煮出すだけ。味付けはシンプルに塩だけで十分。どうしても旨みが足りないという人は、鶏がらスープの素を小さじ4分の1ほど加えるとよい。生薬のなかでも茯岺や当帰は食べにくいが、ほかのものは基本的に食べることができる。

3. 薬膳スープいろいろ

麻油鶏

こちらは台湾風のチキンスープ。たっぷりの生姜と鶏肉をごま油で炒めて、米酒という台湾の酒を入れて作るもので、家庭の味として親しまれている。なかなか手に入らない生薬ではなく、生姜と馴染み深いものを使っているので、こちらは日本人でもトライしやすい。鶏肉が疲労回復を促し、生姜が体を温めてくれる。

十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)

こちらは漢方の調合薬の名前でもあるスープ。疲労回復や血行促進、免疫力を向上させる効果のある生薬が配合されている。党参(トウジン)・黄耆(オウギ)・白芍薬(ハクシャクヤク)・熟地黄(ジュクジオウ)・甘草・桂皮など、とにかく多くの生薬が使われている。色は黒っぽい色合いで、こちらも鶏肉を一緒に煮込むのが定番らしい。3つの中ではもっともクセが強い。

結論

派手さはないが、ハマるとクセになる四神湯。台湾には、こうした薬膳料理が広く浸透している。飲めば病状が回復するわけではないが、健康を維持する効果はきっとあるはずだ。これを機会に、一度味わってみるのもよいだろう。

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