1. 豚肉の角煮を冷蔵保存する方法

冷凍と違って解凍の手間がなく、手軽にできるのが冷蔵保存だ。ただし長期間保存は難しいため、いつ頃までに食べ切れると分かっている場合に選ぶとよいだろう。
冷蔵保存の方法
まずは保存に先立ち、豚肉の角煮を中までしっかり冷ます。熱が残っていると、保存中に菌が繁殖してしまうおそれがあるので気をつけよう。次に、豚肉の角煮をタレとともに皿の中に入れ、空気が入らないようにしっかりとラップを巻く。空気が入ると菌の繁殖や味の劣化などを招く場合があるため覚えておこう。ここまでできたら、冷蔵庫へ入れて保存すればOKだ。
保存期間の目安
うまく保存できれば4~5日ほどはもつかもしれないが、できるだけ早く食べきることが大切だ。翌日や翌々日など、すぐに食べる場合に冷蔵保存を選ぶとよいだろう。なお、たとえ4〜5日以内であっても、食べる前に異臭や変色が見られないか確認することを忘れないでほしい。
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2. 豚肉の角煮を冷凍保存する方法

豚肉の角煮を保存するなら冷凍がおすすめだ。とくに重要なポイントは「空気を抜くこと」「急速冷凍すること」の2点である。以下の手順を参考に正しく冷凍保存しよう。
冷凍保存の方法
冷蔵保存と同じように、まずは豚肉の角煮を中までしっかり冷ます。十分に冷めたらジッパー付きのフリーザーバッグに、豚肉の角煮をタレごと入れる。次にフリーザーバッグの口を閉じるわけだが、このときしっかりと空気を抜くことが重要だ。上述のように空気が残っていると菌が繁殖するおそれがあるため、できる限り抜いておこう。空気を抜くのが苦手な方はタレを多めに入れるなどすれば空気を減らせる。
次に冷凍だが、急速モードがあればぜひ利用してほしい。時間をかけずに冷凍することで旨みを閉じ込めるのだ。逆に時間をかけて冷凍した場合、凍るまでの間に旨みが流れ出てしまい、解凍した際にドリップとして逃げてしまう。急速冷凍モードがないときは、アルミ製のバットに置いて上から保冷剤をあてるなどしよう。
次に冷凍だが、急速モードがあればぜひ利用してほしい。時間をかけずに冷凍することで旨みを閉じ込めるのだ。逆に時間をかけて冷凍した場合、凍るまでの間に旨みが流れ出てしまい、解凍した際にドリップとして逃げてしまう。急速冷凍モードがないときは、アルミ製のバットに置いて上から保冷剤をあてるなどしよう。
保存期間の目安
正しく冷凍保存できれば2週間ほどはもつ。作り置きしておけば、小腹がすいたときやお弁当のおかず、時間がないときのあと1品などいろいろな場面で重宝するだろう。冷蔵保存したときと同様に、食べる前に異臭や変色の有無をしっかり確認しよう。
小分けにしておくと便利
豚肉の角煮は再冷凍すると風味が一気に低下するおそれがある。それに解凍と冷凍を繰り返すと、菌が繁殖するリスクも生じる。一度で食べる量であれば問題ないが、大量に冷凍保存する場合は1食分など小分けにして冷凍することをおすすめする。
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3. 冷凍保存した豚肉の角煮を解凍する方法

冷凍した豚肉の角煮は次のいずれかの方法で解凍しよう。
水に浸す・流水にさらす
フリーザーバッグのまま水に長時間浸すか、流水にさらしながら少しずつ解凍する方法がある。解凍まで時間がかかるものの、もっとも旨みを逃さずに解凍できる方法とされている。時間に余裕があるときに試してみよう。
湯煎する
フリーザーバッグを沸騰したお湯に入れて解凍する方法なのだが、そもそもフリーザーバッグが耐熱性を備えていなければできないので必ずチェックしておこう。短時間で解凍できるので、すぐに食べたいときにおすすめだ。
鍋に移して加熱する
豚肉の角煮をフリーザーバッグから鍋に移し、弱火で中までじっくり火を通す方法もある。先に、四隅に溜まっているタレが溶けるくらいまで流水にあてておくとスムーズだ。火が通ったかどうかは、竹串を刺したときの中心部の柔らかさで判断しよう。
電子レンジで解凍する際の注意点
冷凍した豚肉の角煮をそのまま電子レンジで加熱しても、中まで十分に熱が通らないおそれがある。電子レンジで解凍する場合は、フリーザーバッグから耐熱容器に移し替えて冷蔵庫に入れ、ある程度解凍させたのち電子レンジで加熱しよう。
4. 傷んだ豚肉の角煮の見分け方

傷んでしまった豚肉の角煮は、もったいないかもしれないが健康被害を考えると処分すべきだ。具体的に、どういった状態がNGなのかポイントをお伝えしよう。
傷んだ豚肉の角煮の見分け方
酸っぱいなど異臭がするもの、保存する際の豚肉やタレの色とは明らかに違うもの、糸をひくなど粘り気があるものは傷んでいる可能性が高い。これ以外にも、少しでも「いつもと違う」「何かが違う」と感じたら食べるのは控えたほうがよいだろう。
5. トロうま!豚肉の角煮の簡単レシピ

最後に、ご家庭で簡単に「トロうま豚肉の角煮」が作れるレシピを紹介しよう。
材料
豚バラ肉(ブロック)と薄切りにした生姜、ネギの青い部分を使う。調味料は醤油・砂糖・酒を用意しよう。分量はお好みだが、豚バラは800g〜1gkほど、醤油と酒は大さじ4杯ほど、砂糖は大さじ2と1/2ほどを目安にしよう。
作り方
- 豚バラ肉と生姜、ネギを鍋に投入する
- 豚肉がしっかりかぶる量の水を入れて中火で茹でる
- 沸騰したらふたをして弱火に切り替え、1時間を目安にじっくり茹でる
- 火を止めて冷ましたら豚バラ肉を取り出す
- 豚バラ肉を食べやすい大きさにカットしたら、再び鍋へ戻す
- 調味料を加えて中火で煮込む
- 沸騰したら弱火に切り替えて、さらに30分ほど煮込む
これで豚肉の角煮が完成する。下茹での際はアクが出るのでその都度取り除こう。また下茹での際の茹で汁を煮込む際に加えるといった方法もあるようだ。旨みが流れ出しているので、たしかに使わないのはもったいないかもしれない。完成した豚肉の角煮はそのまま食べてももちろん美味しいが、トロうまに仕上げるにはもうひと手間必要だ。
トロうまに仕上げるポイント
先ほど説明した手順で冷凍保存し、1週間〜10日ほど経ったら鍋で弱火にかける方法で解凍しよう。下茹でしてから冷凍保存することで、解凍したときにさらに柔らかくトロトロの豚肉へと変貌するのだ。保存するためすぐにいただけないのが難点だが、先の楽しみにもなるし、待った甲斐があったと思えるほど美味なはずだ。余裕があるときはぜひ試してみてほしい。
結論
豚肉の角煮は、正しい方法で保存しないと菌が繁殖し腐りやすくなってしまう。空気を抜くこと、冷凍は急速かつ小分けになど、お伝えしてきたポイントを押さえて上手に保存しよう。なお繰り返しになるが、異臭や変色などが見られる場合は食べるのを控えてほしい。