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作りたての香りと風味が格別!一味唐辛子を家で作ってみよう

作りたての香りと風味が格別!一味唐辛子を家で作ってみよう

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

鉛筆アイコン 2021年8月10日

ピリッとした刺激が食欲をそそる唐辛子。どこの家庭にも1本は常備していると思うが、一度に使う量も少ないために、賞味期限切れになっていたりはしないだろうか。開封後、時間が経った唐辛子は風味も香りも飛んでしまっていることが多い。唐辛子は店で買うもの、と思っている人も多いかもしれないが、作りたての唐辛子の味と香りは格別!ぜひ手作りを試してもらいたい。唐辛子の材料の選び方、作り方のポイントを紹介しよう。

  

1. 赤唐辛子と青唐辛子、どっちを選ぶ?

唐辛子には赤と青があるが、その違いはご存じだろうか?色が違うし種類も別だと思っている人もいるかもしれないが、ふたつは同じもの。青唐辛子は完熟する前の状態のときに収穫されたもので、完熟したものが赤唐辛子というわけだ。

味のほうはどうだろうか。完熟した赤唐辛子のほうが苦くなさそうで、辛みも控えめなのかと思うかもしれないが、辛味は赤唐辛子のほうが強い。
青唐辛子は、みずみずしく辛味も抑えられているので、サラダやピクルスなどの生食に向いている。一方、赤唐辛子は辛味を引き出したい加熱調理がおすすめだ。

赤唐辛子は、乾燥させると辛味成分が増す。唐辛子作りには、赤唐辛子を乾燥させたものを使うのがいいだろう。

2. 家で作るなら一味唐辛子?七味唐辛子との違いは?

家で使っている唐辛子は、一味と七味どちらだろうか?そもそもふたつの違いはというと、使われている香辛料の種類。一味唐辛子は赤唐辛子のみ。七味唐辛子のほうは、赤唐辛子のほかに、山椒、麻の実、黒胡麻、けしの実、青のり、生姜などが入っている。

七味唐辛子に使われる香辛料は、メーカーや生産者によっても配合やブレンドがそれぞれ異なる。また、必ずしも七種類というわけでもなく、縁起がいいことから七という数字を使うようになったともいわれている。

七味唐辛子は、さまざまな香辛料が使われていることから、一味唐辛子よりも辛さが緩和されており、複数の香辛料の風味を楽しむことができる。

家で作る際は、七種類の香辛料をすべて揃えるのもなかなか大変なので、唐辛子のみを使った一味唐辛子がおすすめだ。

3. 香りと風味は格別!一味唐辛子を手作りしてみよう

まずは唐辛子を入手しよう。生の唐辛子の種類はいろいろとあり辛さも選べるが、初めて作る場合は、乾燥唐辛子がおすすめだ。生の唐辛子を使って一味唐辛子を作るには、1週間~10日ほどかけて乾燥させなくてはならない。干す手間を省きたいのなら、乾燥タイプの唐辛子を選ぼう。

乾燥唐辛子は、スーパーや乾物店で購入できる。唐辛子の粉は刺激が強いので、手袋、マスクをして作業するのがベスト。皮膚や粘膜が敏感な人は、ゴーグルなどを使用してもいいかもしれない。

唐辛子に付いている汚れをキッチンペーパーなどで軽くふき取ったら、ヘタ、タネを取り除き、あとで細かくしやすいようにキッチンバサミで輪切りにする。
細かくするにはすり鉢ですり潰してもできるが、なかなか細かい粒状にならず、目や鼻が痛くなってくることも。おすすめは、フードプロセッサーや小型のミキサーだ。
あっという間に細かくなるので、粉状になったら完成だ。粒の粗さは好みで調整しよう。
ふた付きのビンに入れて、密閉して保存を。乾燥剤などがあれば、一緒に入れておくと、よりいい状態で保存ができる。
冷暗所で、半年ほどは保存が可能。それ以上保存をしたい場合は、ラップに包んで冷凍しよう。1年くらいは保存できるが、香りや風味は段々と落ちていくので、早めに食べることをおすすめする。

結論

一味唐辛子は、唐辛子のみを使って作る薬味。江戸時代は漢方薬として用いられた経緯から、食欲増進、新陳代謝を促すなど、唐辛子の栄養がたっぷりつまったスパイスだ。家庭で作るのは、意外と難しくない。作りたての香りは、市販のものでは味わえないので、ぜひ一度手作りを体験してみてはいかがだろうか。

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  • 公開日:

    2019年2月18日

  • 更新日:

    2021年8月10日

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