1. シナモンは甘みのある副菜やスパイスとの相性バッチリ!

・甘みのある食材と合わせる
さつまいもやかぼちゃといった甘みのある食材は、副菜の材料としてよく使われる。シナモンの甘い香りを合わせれば、ひと味違う味わいを引き出せるだろう。たとえば、かぼちゃやさつまいものグリル、かぼちゃサラダ、大学芋などにシナモンを加えると、面白い副菜になる。甘い香りは、洋風の献立との相性がよさそうだ。
・スパイスと合わせる
シナモンはスパイスの一種だけあり、ピリッとした辛さを持っている。そのため、黒こしょうなどのスパイスと組み合わせると、辛さに奥深さを加えることができる。スパイスの風味を前面に出した副菜、たとえば野菜の黒こしょう焼きや、洋風煮込み、カレー風味の炒め物などと相性がよいだろう。メイン料理に使うのももちろんよいが、副菜にシナモンを使って、ちょっとした風味のアクセントを作るのも面白い。特にメイン料理の味が濃い場合に、風味のつり合いがうまく取れそうだ。逆にメイン料理の味が薄めなら、副菜へのシナモンの入れ過ぎに注意しよう。
2. シナモン入りスープを洋風のメイン料理と合わせた献立

シナモンをスープに加えれば、甘い香りが広がる。ただ、甘い香りと和風だしの相性はよいとは言えない。シナモンを使うなら、基本は洋風スープがよいだろう。特にコーンポタージュなどの甘みのあるスープに合わせると、甘みとシナモンの辛さが融合し、複雑な味わいにすることができる。もしも、スープにりんごなどの果実が入っているのなら、なおさらシナモンとの相性がよいだろう。シナモン入りスープを付け合わせるのなら、メイン料理も洋風の献立がおすすめだ。一方、和風の献立は避けた方がよさそうだ。もちろん、意外に合う組み合わせもあるかもしれない。たとえば、和風でも肉の煮込み料理であれば、肉の臭みをよい具合に打ち消してくれると期待できる。料理の相性に興味のある方は、試行錯誤すると面白そうだ。
3. 変わり種?シナモンライスを試してみよう

シナモンの香りが好きなら、使い道は副菜やスープだけではない。実は、ご飯にシナモンを加えたシナモンライスも、立派なメニューとして存在するのだ。カレーなどに添える場合が多いようだが、主食としてほかの料理と組み合わせた献立も、もちろん可能だ。相性がよいのは、やはりスパイシーな料理。ただ、ほかの料理と一緒に食べても、それぞれの料理の味にシナモンのアクセントがほのかに加わることになる。シナモンライスを作るには、なかなか勇気が出ないかもしれないが、試してみる価値はある。思いきって挑戦し、味を確かめてみてはいかがだろうか。
結論
シナモンと相性のよい食材を選べば、副菜やスープがひと味違った味わいとなり、結果として献立が華やぐ。メイン料理との相性にさえ気を付ければ、手軽に味の幅を広げることができるので便利だ。シナモンを余らせている方は、ぜひ試してみてはいかがだろうか。