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ちまきと言えば中華料理?それとも和菓子?その違いを検証する

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:
管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年2月21日

ちまきと聞いてどんな料理をイメージするだろうか?中華料理が浮かぶ人もいれば、端午の節句に食べる和菓子を思い浮かべる人もいるだろう。または、台湾の屋台を思い浮かべるかもしれない。ちまきは、お国柄の出る料理のひとつで、名前は同じでも国によって違った料理を指しているのだ。さらに国内でも、ちまきに対する印象は異なるようである。今回は、ちまきの違いについてご紹介していこう。

1. ちまきの元々の意味

ちまきとは元々、もち米や餅を植物の葉や皮で包んだ食べ物のことを指す。使用される葉や皮は、国によってさまざまだ。総じて、もっちりとした食感と、ほんのり漂う植物の香りが特徴的な食べ物である。

保存食や携帯食に重宝

昔は今のような冷蔵技術や運送技術が発達しておらず、食物の保存は大きな課題であった。そのなかで生み出された技術のいくつかはは、現代でも使われて続けている。例えば、ソーセージやハムをはじめとした肉加工品や魚の干物、切り干し大根などはよい例だ。ちまきも、保存食や携帯食として生まれた、ひとつの食文化である。

2. 中華料理のちまき

中国では、旧暦の5月5日の端午節に、ちまきを食べる文化がある。中国のちまきは、炊き込みご飯のようなものが主流だ。具材がたっぷりと入っているところも特徴的である。主に使われているのはチャーシューや肉、栗、椎茸、なつめ、塩漬けの卵などだが、これは店や地域によってアレンジの幅が広い。

中華ちまきの作り方

中華料理におけるちまきは、生のもち米と具材を葉で包み、蒸していくのが基本。使われる葉は、竹の葉や皮が多い。地域によっては、葦などが使われることもあるそうだ。竹の葉や皮は、通販などで買い求めることができる。しっかりと水で洗い、十分に拭いてから使うとよい。

3. 日本のちまきは和菓子

日本でも中国同様、端午の節句にちまきを食べることで知られている。平安時代には、すでに食べられていたようだ。ただ中国のものと異なり、どちらかというと和菓子の印象が強い。実際、和菓子店でちまきを購入する人も多いだろう。関東以北では、ほんのりとした甘みのある餅に、きな粉や砂糖をつけながら食べるのが一般的である。関西では、よりほっそりとした形に仕上げたものが多く、葛が使用されたものや、餡子が入ったものなどもある。

和菓子のちまきの作り方

日本のちまきは、上新粉や餅粉を使って作られる。砂糖と混ぜて捏ね上げ、蒸して餅状にしたものを包んでいく。使用する葉は、日本固有の笹の葉である。竹の葉よりも小さいので、2~3枚重ねて包むのが一般的だ。包み終わってからにもう一度蒸し上げると、香りが引き立ち、さらに美味しい。

ちまきの地方色

ちまきは地域によって、形状や味わいが異なることがある。例えば、新潟県の名産品である笹団子は、笹の葉によもぎ餅を包んだ食べ物である。鹿児島県を中心とした九州では、あくまきと呼ばれるちまきが、よく食べられている。木灰汁につけたもち米を竹で包み、さらに灰汁で茹でるもので、色は特徴のある飴色だ。沖縄のムーチーは、月桃の葉を使って作られる食べ物で、お祝い事に欠かせないちまきの一種である。

4. そのほか各国のちまき

台湾のちまき

台湾でも、旧暦の5月5日にちまきを食べる風習がある。ただ、屋台でも広く販売されており、ファストフードのような感覚で食べられている。このちまきは、中国のものと類似しており、具材がたっぷり入っているのが特徴だ。ピーナッツや干しエビが使われていることが多く、葉も竹が主流である。

アジアのちまき

中国や日本、台湾以外にも、アジア圏には竹や葦の葉でもち米を包み、蒸して食べる、ちまきのような文化がある。マレーシアやフィリピン、ベトナム、カンボジアにもあるようだ。中国のちまきに似たしょっぱいものもあれば、日本のちまきに似た甘いものもあり、バリエーションは多彩である。

結論

ちまきは、先人たちの知恵から生まれた保存食、携帯食であるがゆえ、地方によってその表情は大きく異なる。中国で生まれ、日本に渡った食べ物や文化は多くあるが、ちまきはそのなかでも独自の発展をしたと言えそうだ。あなたが、ちまきと聞いて思い浮かべるのは、どんな食べ物だろうか?友人と話題にしてみると、認識の違いに驚くかもしれない。

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