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似た者同士のはっさく、夏みかん、伊予柑はどうやって見分ける?

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:
管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2019年3月 9日

散歩の途中、庭先で柑橘類がなっているのを見かけることがある。みなさんは一目見て、その種類を判断することができるだろうか?実際のところ、多くの人が「NO」と答えるだろう。それもそのはず、日本にはとても多くの柑橘類が存在するのだ。今回は、なかでも日本生まれのはっさく・夏みかん・伊予柑に注目し、大きさ、色、味の違いを解説していこう。

1. はっさく・夏みかん・伊予柑それぞれの特徴

はっさくとは

はっさくは、日本原産のみかん類である。漢字では八朔と書くが、これは八月朔日を略したもの。朔日は1日という意味なので、旧暦の8月1日を指している。はっさくは皮が厚く、じょうのう膜と呼ばれる内皮も堅いため、これらをむいて食べる必要がある。実も張りがあり、粒がやや堅めな印象だ。

夏みかんとは

夏みかんも、日本原産のみかん類である。山口県で発見された原樹は、天然記念物に認定されている。正式名称は夏橙で、古くはその酸味から、観賞用として用いられることがほとんどだったようだ。はっさく同様、皮が厚く、じょうのう膜も堅いので、ナイフなどで皮に切り目を入れてむき、食べるのが正解。実は張りがあり、果汁もたっぷりである。

伊予柑とは

ほかの2つ同様、日本原産のみかん類である伊予柑は、明治19年に山口県で発見されたものが最初であると言われている。当初は伊予みかんと呼ばれていたが、温州みかんと混同されるという理由から、伊予柑と呼ばれるように。温州みかんよりはやや厚めであるが、皮は手でむくことができる。実は柔らかく、ジューシー。

2. はっさく・夏みかん・伊予柑の見分け方

大きさを比較

3つの大きさを比べると、夏みかんが最も大きく、およそ11cm前後あるものが普通である。次いではっさく、伊予柑と続く。はっさくと伊予柑の大きさはさほど変わらないが、3つとも普通の温州みかんよりは大きいところが特徴だ。

色を比較

はっさくは美しいみかん色、夏みかんはやや黄味が強い。伊予柑は、鮮やかなオレンジ色をしている。色の濃さから言うと、伊予柑、はっさく、夏みかんの順になる。どれも購入する際は、張りがあってみずみずしいものを選ぶとよい。乾燥しているものは、実もパサパサしている可能性が高いので注意したい。はっさくと伊予柑は1月中旬から春にかけてが出荷のピーク。対して夏みかんはその名の通り、5~7月の夏が出荷のピークだ。

味を比較

3つのなかで最も甘みを強く感じるのは、伊予柑であろう。次いではっさく、夏みかんと続く。はっさくは、3つの中で最も果汁が少なく、サクサクとした歯ごたえとドライな食感を楽しむことができる。伊予柑は、果汁も香りも甘みもたっぷり。夏みかんは香り高く果汁も多いが、とにかく酸味が強い。苦味も強いので、そのままでは食べづらいという人もいるだろう。

3. はっさく・夏みかん・伊予柑の食べきり術

そのままで食べるなら

伊予柑は手で簡単にむくことができ、甘さも強いため、広く食べられている温州みかんの延長線上として捉えることができる。果汁も多いので、そのまま食べるのがおすすめだ。はっさくや夏みかんは酸味と苦味が強いので、そのままで食べづらい場合は、シロップ漬けにする、蜂蜜や砂糖をふりかけるなど、少し甘みを添加するとよい。

サラダもおすすめ

はっさくや夏みかんは、酸味が強いのでサラダに向いている。フルーツサラダではなく、普通のサラダに投入するのがおすすめ。鶏の胸肉やサーモン、キヌアや押し麦などのスーパーフードを合わせてもよいだろう。はっさくや夏みかんの酸味が絶妙なアクセントとなり、食が進むはず。

無農薬のものなら

はっさくや夏みかんは酸味が強く、独特の苦味を感じることも多いため、子どもウケはあまりよくない。無農薬のものであれば、皮も一緒に砂糖と煮込んでマーマレードにすると、ぐっと食べやすくなる。皮だけを砂糖で煮て、チョコレートがけするなど手の込んだお菓子を作ってもよいだろう。

結論

はっさく、夏みかん、伊予柑はすべて日本原産のみかんである。もっとも甘く、色も濃いのが伊予柑。酸味が引き立ち、大きく黄色いものが夏みかん。それぞれの中間をいくのがはっさくといったところだろうか。このほかにも、文旦・河内晩柑・不知火など、多くの柑橘類に恵まれている日本。一度食べ比べてみると、より理解が深まるだろう。

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