目次
1. 胡麻の保存方法は、密封して冷暗所が基本

胡麻の加工状態にもよるが、基本的には密閉容器に詰め、冷暗所で保存するのがよい。重要なのは、空気をしっかり抜くこと。この作業により、胡麻の酸化を防ぐことができる。酸化すると風味が劣化してしまうため、長く美味しく食べるためには避けたい。保存期間はおおむね1か月程度だが、具体的な保存期間については胡麻の袋の表記を確認すること。また、胡麻を冷蔵や冷凍で保存することも可能だ。なお、擦り胡麻の場合は風味の劣化が速くなりがちだ。そのため、そもそも使う分だけを擦り、残さず食べるようにしたい。
2. 胡麻を冷蔵保存する際には、空気に触れさせないように!

胡麻を冷蔵保存する際も、冷暗所での保存と同じ注意が必要だ。密閉容器に入れたうえで空気をしっかり抜き、冷蔵庫に入れよう。ただし練り胡麻の場合には、冷蔵保存すると油分が一部固まる可能性がある。温めてかき混ぜれば元通りにはなるのだが、ひと手間がわずらわしい、あるいは冷たいまま使いたいという場合は、冷蔵ではなく冷暗所で保存するのがおすすめだ。
3. 胡麻の冷凍保存は、霜が付かないように注意!

冷凍保存の場合も、空気をしっかり抜いたうえで冷凍庫に入れるという手順は変わらない。特に冷凍の場合に容器内に空気が残っていると、水分が固まって霜となり、風味が劣化する原因になる。したがって、冷凍の場合には特に、念入りに空気を抜くよう心がけたい。これは、練り胡麻の場合も共通だ。基本的に、冷凍すれば長期間風味を保ったまま保存できるが、様子を見ながら、なるべく早く使いきることをおすすめする。冷凍保存と言えども風味はゆっくりと劣化していくため、美味しいうちに食べてしまうのがベストだ。
4. 胡麻の解凍方法は、難しく考える必要なし!

胡麻を加熱する料理に使用する場合は解凍する必要はない。凍ったまま加えればよい。加熱しない場合でも、胡麻は粒が小さいので、それほど時間をかけずに自然解凍できるだろう。練り胡麻の場合は、冷蔵保存の際と同じく油分が分離して固まっているかもしれない。その場合は、自然解凍や流水解凍の後にかき混ぜ、元の状態に戻してから料理に加えよう。急いでいるときなら、練り胡麻も料理に直接加えても悪くはない。ただし、強火ではむらが生じてしまうため、じっくり時間をかけて解凍するのがよい。そうすれば、焦げ付きも防ぐことができるのでおすすめだ。
結論
胡麻は比較的、手軽に保存できる食材と言ってよい。空気に触れさせないことさえ気を付ければ、冷暗所でもそれなりに長期間保存できるし、冷蔵や冷凍でも保存可能だ。早めに使いきるに越したことはないものの、風味を長く楽しむことができる。気軽に家庭にストックして、日々の料理に使ってみてはいかがだろうか。