1. 甘酢あんの保存方法は冷蔵?冷凍?
甘酢あんが余ったら、冷蔵あるいは冷凍で保存しよう。すぐ使うつもりなら冷蔵、長期保存なら冷凍、という保存したい期間に合わせて使い分ける。
・冷やすととろみが失われる可能性あり!
保存そのものは冷蔵あるいは冷凍でよいのだが、片栗粉のとろみは、冷やすと消えてしまう性質がある。再びとろみを付けるためには、温め直した後に再度、片栗粉を加えなければならない。片栗粉を重複して使わないためには、冷蔵あるいは冷凍保存を前提としているなら、最初から片栗粉を加えずに保存したい。だが、甘酢あんが意図せず余る場合も十分に考えられる。その場合は仕方ないので、加熱後に片栗粉を入れ直そう。片栗粉を足す場合には、必ず甘酢あんの様子を見ること。
2. 甘酢あんを冷蔵保存するなら密閉容器に入れて!
甘酢あんは砂糖や酢が入っているため、比較的保存しやすいと言える。とは言え、なるべく美味しさを保つためには、何も考えずに冷蔵庫に入れるのではなく、密閉容器に入れてから、冷蔵庫で保存しよう。長期間美味しく食べられるだけでなく、ほかの食材からのにおい移りなどを防ぐこともできる。
3. 甘酢あんの冷凍保存は小分け&空気を抜いてから!
甘酢あんを冷凍する場合は、フリーザーバッグなどに入れて、空気をしっかり抜いてから保存しよう。空気が入っていると、空気中の水分が霜になり甘酢あんに付着し、味の劣化や解凍ムラにつながる。また、冷凍と解凍を繰り返すと、劣化が速くなってしまうため、一度に使う分ずつ、小分けにして冷凍することをおすすめする。
4. 甘酢あんの解凍は、なるべく風味を保つように!
甘酢あんを解凍する際には、なるべく電子レンジでの加熱は避けたい。というのも、加熱することによって酢の水分が飛ぶため、風味が変わってしまうからだ。また、電子レンジでは解凍のムラもできやすい。可能であれば時間をかけて解凍する。ことをおすすめする。冷蔵庫で解凍するのもよいし、流水に浸して解凍するのもよいだろう。急ぐ場合のみ、味が変わってしまうのを覚悟で電子レンジで全解凍しよう。
ただし全解凍する場合でも、解凍後の加熱は鍋に移すのがよい。焦げ付かないようにかき混ぜながら加熱し、片栗粉を少量加えよう。それにより、保存前のとろみを取り戻せるはずだ。
ただし全解凍する場合でも、解凍後の加熱は鍋に移すのがよい。焦げ付かないようにかき混ぜながら加熱し、片栗粉を少量加えよう。それにより、保存前のとろみを取り戻せるはずだ。
結論
甘酢あんの保存は、とろみが絡む分、少し複雑だと感じたかもしれない。しかし実際は、冷蔵もしくは冷凍で保存した後、温めてから片栗粉を足せばよいだけだと言える。冷蔵および冷凍保存の基本を押さえておけば、混乱せずに済むだろう。甘酢あんを正しく保存して、長期間美味しく食べることができれば言うことなしだ。ぜひ実践してほしい。