1. マヨネーズの基礎知識
マヨネーズとは卵と酢、油と塩コショウでできた調味料である。スペインが発祥と言われており、日本ではじめて発売されたのは1925年である。今では家庭に欠かすことのできな調味料となった。
日本のマヨネーズ
世界各国、マヨネーズは販売されているが日本のものは世界のものよりも濃厚であると言われている。これは卵を使う量に差があるから。マヨネーズは全卵もしくは卵黄から作られるが、日本では卵黄を多く使う傾向にあるらしい。これが濃厚さをUPさせるポイントだ。
シンプルな素材のみ
ちなみに日本ではマヨネーズは、着色料や保存料、増粘剤などの添加が認められていない。厳選された素材で作られたものしか、マヨネーズを名乗ることができないのである。添加物がなくても比較的長持ちするのは、酢や油、塩がバランスよく配合されているから。
2. 家で作るべき3つの理由
素材のチョイスが可能
マヨネーズはとてもシンプルな調味料である。それゆえ、素材の美味しさがダイレクトに伝わる。家で作れば、素材を1からチョイスすることができる。平飼いの有精卵、オーガニックのオイル、天然の塩コショウと国産米の酢など、自分の大切にしている食生活のルールをここにも反映することができるのだ。
いつでも新鮮
できたてを食べることができるのも自宅で作るべき理由のひとつ。新鮮な卵を使用して作ったマヨネーズはなんとも旨い。今まで食べたことのないフレッシュな風味が特徴的だ。いつもなら脇役になりがちなマヨネーズが、主役級の存在感を放つ。
好みの味に調節
食べ比べてみるとわかるがマヨネーズはブランドによっても味わいがかなり異なる。自分で作れば、この味わいも好みのバランスに仕上げることができる。塩胡椒だけでなく、ディルやバジルを加える、蜂蜜で少し甘めに仕上げる、マスタードで大人っぽい味わいになどアレンジも無限大である。
3. 自家製マヨネーズの使い方
マヨネーズと乳化
水と油はことわざにもあるくらい、互いが反発しあい、一緒になることはない。マヨネーズの酢と油も同じ状況。ただある一定の状況において、マヨネーズは我々がよく知る粘度のある状態になる。そのポイントこそが乳化である。乳化には水の中に油が入るものとその逆が存在するが、マヨネーズの場合は前者。ここで水とは酢のこと。卵黄の中に含まれるレシチンが水と油が混ざるよう取りもつことで、分離せずにいられる。
作り方
ハンドブレンダーがあればより簡単ではあるが、泡立て器でも作ることができる。まずは油以外の材料を攪拌し、のちに油を入れて攪拌するのが正解。油は少しずつ入れてしっかりと攪拌するといい。あまり温度が低い状態だと乳化しないことがあるので、常温に出しておいた材料を使うといい
野菜スティックに!
まずはダイレクトに味わいを楽しむため、野菜スティックにつけて食べてみよう。フレッシュな味わいは、クセになるはず。その後は、お好きな料理にアレンジしてどんどん活用したい。
結論
みんなが大好きなマヨネーズは、実は自宅で作ることができる。自家製マヨネーズはハマる美味しさだが、難点が1つ。日持ちしない。美味しく食べ切るポイントは、フレッシュな1~2日のうちに食べきること。人がたくさん集まるパーティーなどで披露すると話題にもなることうけあい!一気になくなるはず。