1. シシリアンライスの食材の選び方は千差万別?

そもそもシシリアンライスとは、ごはんの上に肉とサラダを盛り付け、マヨネーズをかければよいと言われている。つまり、肉やサラダの種類は決められていないのだ。自分好みの組み合わせをいくらでも模索してほしいところだが、ここでは手に入れやすい食材の選び方を解説していこう。
キャベツやレタスなどの葉野菜の選び方
シシリアンライスのサラダ部分のメインとして使いやすいのは、キャベツやレタスといった葉野菜だろう。こちらは生で食べることから、なるべく新鮮なものを選びたい。キャベツは、色が鮮やかであるほか、根本が白く変色していないものがおすすめだ。レタスも根本は白いものを選ぶが、色についてはやや淡いものがベスト。また、大きすぎるレタスは苦みが出やすいため、小ぶりでやや軽めのレタスを選ぶとよい。
彩りを添えるトマトやパプリカ、コーンの選び方
シシリアンライスをぐっとおしゃれに引き立ててくれるのが、カラフルな食材だ。こちらも基本的には生で食べるため、新鮮なものを選ぼう。トマトは、ミニトマトでもほかの品種でも構わないが、ヘタが濃い緑色をしていてヒビ割れのないものを選ぶとよい。パプリカも、ヘタが濃い緑色であり、全体にハリツヤのあるものがよい。コーンについては茹でる手間を省くため、コーン缶を使うと便利だ。
肉は牛を使うことが多い
最後に肉の選び方だが、佐賀市の店で出されているシシリアンライスには、牛肉やローストビーフがよく使われる。豚を使う店もあるし、あっさりと仕上げたいのなら、鶏肉でももちろん構わない。ただ、サラダとライスをマッチさせるためには、比較的ジューシーな肉を使うとよいだろう。ちなみに牛肉は和牛に脂が多く、輸入牛は少ない。一般的に和牛が高級とされるが、そのあたりの好みでも選んでみよう。
2. 下ごしらえで味に変化をつけるシシリアンライス

シシリアンライスの作り方には、野菜を洗ってカットするなどの下ごしらえがあるが、これは解説するまでもないため省略する。ここでは、そのほかに好みで行ってほしい下ごしらえを紹介しよう。
肉の味付けは濃い目がベター
基本的に、野菜は生野菜が多いシシリアンライス。生野菜やごはんに合う肉の味付けと言えば、やはり濃い目がベターであろう。実際、佐賀市で提供されているシシリアンライスも、牛肉を焼き肉のタレで味付けしたものなど、ガッツリ系が多い。自宅で調理する場合にも、焼き肉のタレであれば作りやすいので、おすすめだ。下ごしらえとして、タレをからめて焼いておこう。
コーンなどをバター炒めにするのも◎
シシリアンライスには生野菜が多いとは言え、加熱した野菜や揚げ野菜が散りばめられることもある。簡単に味を引き立てたいのなら、加熱しても食感が失われない、コーンなどの野菜をバター炒めにするとよいだろう。バターの香りや濃厚さがシシリアンライスにプラスされ、旨みがアップする。
3. シシリアンライスの作り方のコツと簡単アレンジ

シシリアンライスは、平たいお皿によそったごはんのうえに、野菜や肉をトッピングするだけの料理だ。コツと言えば、いかにおしゃれに盛り付けるかという程度のものだろう。見栄えのよくなる盛り付けとは、中央に高さを作るのが基本だ。平たく盛り付けるのでなく、横から見て三角の山をつくるように盛り付けてみよう。
よりおしゃれにアレンジするには?
ここまで紹介してきたのは、シシリアンライスの簡単な作り方だ。一方、よりおしゃれで高級感のあるシシリアンライスに仕上げたい場合は、野菜の種類を増やすとよい。たとえば、薄くスライスして揚げたれんこんや、彩りを加えてくれるビーツ、赤オクラ、紫キャベツなど。そのほか、肉を焼き肉のタレで味付けするのではなく、ローストビーフに仕立てて、酸味あるドレッシングをかけるレシピもある。
結論
シシリアンライスには、これと決まった型はない。言ってしまえば、野菜・肉・ごはんを美味しく食べることさえできれば、どんな形でもよいのだ。この記事で紹介した基本の作り方をもとに、ぜひオリジナルのシシリアンライスを生み出してもらいたい。