1. パッタイを彩る食材の選び方

パッタイも日本の焼きそば同様、好みで食材や味を追加するが、ここではオーソドックスな食材の選び方を紹介しよう。
具材の選び方
パッタイに使用する食材は、米麺(フォー)・えび・干しえび・厚揚げ・溶き卵・にら・もやし・刻みピーナッツといったところだ。大体の食材は手に入れやすいと思うが、米麺はスーパーによっては取り扱っていない可能性がある。輸入食品を扱う店などを探してほしい。また、探すのが手間であったり見つからなかった場合には、通販で手に入れよう。
そのほか食材の選び方として、えびは大きめだと見た目が映えるため、おすすめだ。下ごしらえが面倒であれば、下ごしらえ済みの冷凍ものや、むきえびを使うとよい。ただ、冷凍えびやむきえびは保水剤を使用して、ふっくらと見せているだけの商品も少なくはない。こうしたえびを使用すると、どうにも旨味の少ない水っぽい味になってしまう。味にこだわるのであれば、面倒でも殻付きのえびをおすすめする。
そのほか食材の選び方として、えびは大きめだと見た目が映えるため、おすすめだ。下ごしらえが面倒であれば、下ごしらえ済みの冷凍ものや、むきえびを使うとよい。ただ、冷凍えびやむきえびは保水剤を使用して、ふっくらと見せているだけの商品も少なくはない。こうしたえびを使用すると、どうにも旨味の少ない水っぽい味になってしまう。味にこだわるのであれば、面倒でも殻付きのえびをおすすめする。
調味料の選び方
最近では、パッタイ用の調味液も販売されている。しかし、きちんと自分で味を付けたい場合には、ナンプラー・オイスターソース・ココナッツシュガー(砂糖で代用も可)・スイートチリソース(ケチャップで代用も可)を用意しよう。どれも最近のスーパーでは取り扱われていることが多いが、こちらも見つからなかった場合には、輸入食品を扱う店で探すとよい。
2. パッタイの下ごしらえは米麺とえびの準備

続いてパッタイの下ごしらえを押さえておこう。パッタイで手間がかかるのは、この下ごしらえの段階だ。これさえ済めば、調理時間自体はさほどかからない。
米麺をぬるま湯で戻す
日本で購入することのできる米麺は、大概が乾燥ものだ。使用する前には、戻す下ごしらえが必要である。このとき使用する水は、20度ほどで、人肌よりも冷たいぬるま湯がよい。30~40分ぬるま湯につけたら、ザルで水を切るほか、キッチンペーパーや布巾を使ってしっかりと水気を切っておくのがポイントだ。
えびの解凍もしくは殻むき・背わた取り
下ごしらえ済みの冷凍えびに関しては、解凍だけしておけばOK。一方、殻付きのものであれば、殻をむき、背わたを取る必要がある。背わたの取り方として、つまようじや竹串を使う方法が一般的だが、パッタイのように炒めてソースと絡める料理であれば、えびの背中から包丁を入れ、身の半分まで切り込みを入れて取り除くとよい。こうして背中を開くことで、ソースが絡みやすく、見栄えもよくなるためだ。
3. パッタイを美味しく仕上げる作り方のコツ

パッタイの下ごしらえが済んだら、厚揚げやにらといったほかの食材は、食べやすいサイズに切ろう。あとは食材を順に炒めるだけだが、美味しいパッタイの作り方のコツは、えびと卵を炒めすぎないことだ。どちらも、ふんわりとやわらかい食感を保つ必要がある。そのため、料理に慣れない内は、えびと卵を別々に炒めておくことをおすすめする。えびは表面が鮮やかになる程度、卵は半熟状態で別皿に取り出しておこう。その後、厚揚げを炒め、よい色がついてきたところで、干しえびと米麺を投入。米麺をほぐしながら調味料を加え、味が馴染んだらもやし、にら、えび、卵を追加し、ざっくりと炒めよう。こうしたコツにより、料理初心者でも、それぞれの食材が活きたパッタイを作ることができる。
なお、本場タイではもやしとにらは生のままだと言うが、好みもあるだろう。しっかりと火を通したい場合には、えびと卵の前に追加するのがコツだ。好みの焼き加減でえびと卵を戻そう。
なお、本場タイではもやしとにらは生のままだと言うが、好みもあるだろう。しっかりと火を通したい場合には、えびと卵の前に追加するのがコツだ。好みの焼き加減でえびと卵を戻そう。
結論
本場タイでは昼食として、家庭のほか、屋台でもよく食べられているパッタイ。それだけに、なんとも癖になる食感と味わいを持っている。日本の焼きそばとは違い、肉が入ることは少ないが、それでも満足感を得られるのは、その奥深い味ゆえだろう。いつもの焼きそばに飽きたら、ぜひ一度試してほしい。
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