1. 鍋の種類によって異なるおすすめのシメのご飯

一口にシメのご飯と言っても、鍋の種類によってどうシメるのかは変わってくる。最近は鍋の種類も増えているので、その分、シメのアレンジも増えているのだ。そこで、いくつかおすすめのご飯のシメと、そのシメが合う鍋の種類を紹介していこう。
雑炊
最もオーソドックスなご飯のシメと言えば、雑炊だろう。残った出汁にご飯を入れて軽く煮込み、溶き卵でとじるのが一般的だ。雑炊でシメるのにおすすめなのは、寄せ鍋などのかつお出汁を使った鍋。水炊きなど、味があまり付いていない出汁や、味噌系など味が濃い出汁の鍋には、雑炊はあまり向いていないと言える。とは言え、まったく合わないというわけではなく、たとえばキムチ鍋のシメを雑炊にすると、辛みのある一風変わった味わいが楽しめるだろう。
リゾット
リゾットも、ご飯を使った鍋のシメとして人気の一品だ。残った出汁にご飯を入れて、軽く煮込むまでは同じだが、リゾットにする場合は、そこにピザ用のチーズや粉チーズを加える。リゾット向きの鍋としては、ごま豆乳鍋やトマト鍋などが挙げられるだろう。豆乳やトマトは、チーズとの相性バツグンだ。
カレードリア
鍋のシメとしてはひと手間かかるが、鍋の残った出汁をカレードリアに活用する、という意見もある。もちろん、カレー鍋のシメだ。カレー鍋もトマト鍋などと同じく、比較的新しい鍋で、人気は高い。カレードリアは、グラタン皿などの耐熱皿にご飯を入れ、煮込んでとろみを出したカレー鍋の出汁とチーズをかけて、トースターで焼くことで作れる。出汁が薄いようなら、少しルーを足してもよいだろう。
2. シメのご飯を美味しく作るポイント

鍋を作る時は、シメのご飯を楽しみにしている人も多い。せっかくのシメなのだから、より美味しく食べたいと思うだろう。シメのご飯を美味しく作るためには、いくつかのポイントがあるので、しっかりと押さえておこう。
残った具材は取り出しておく
鍋に残っている細々とした具材は、取り出しておくほうがよいだろう。細々とした具材が残っていると、見栄えが悪くなったり、食感が悪くなったりすることが考えられる。あえて具材を残す方法もあるが、シメのご飯を楽しみたいなら残り物は取り出しておこう。
ご飯はさっと水洗いしておく
鍋に入れるご飯は、炊いたものでも冷やご飯でも構わないが、事前にさっと水洗いしておくのがポイントだ。ご飯をそのまま入れると粘りが強くなり、べったりとした仕上がりになってしまう。軽く水洗いすることで、さらりと仕上げられるだろう。あらかじめご飯を固めに炊いておくのもおすすめだ。
出汁はあらかじめ余分に用意しておく
最初からシメにご飯を入れることを決めているなら、あらかじめ出汁を余分に用意しておこう。鍋を食べているうちに煮詰まってきて、シメにするには出汁が足りなくなってしまうケースがあるからだ。お湯を足すこともあるが、味が薄くなってしまう。出汁を余分に用意しておくことで、味をキープしたままシメのご飯が作れるのだ。
3. ご飯以外で人気の鍋のシメは?アレンジレシピを紹介

今回は、鍋のシメのご飯について紹介してきたが、ご飯以外にもいくつか人気の鍋のシメがある。中でも人気が高いのは、うどんや中華麺といった麺類だ。ある調査によれば、シメにうどんを食べるという人はご飯を食べる人よりも多かった。鍋の種類によっては、そばを入れることもあるだろう。意外なところでは、パスタを入れるという意見も。ごま豆乳鍋やクリーム鍋のようなクリーミーな鍋に入れて、カルボナーラ風にアレンジして楽しむという。
鍋のシメは、ご飯や麺類が人気だが、明石焼きを浸して食べるという意見もあるなど、一風変わった鍋のシメも増えている。オリジナルのシメを考えてみるのもおすすめだ。
鍋のシメは、ご飯や麺類が人気だが、明石焼きを浸して食べるという意見もあるなど、一風変わった鍋のシメも増えている。オリジナルのシメを考えてみるのもおすすめだ。
結論
鍋のシメのご飯と言えば雑炊というイメージが強いが、最近ではリゾットなど洋風のシメにすることも少なくない。鍋の種類も増えているので、鍋に合ったシメも多様化していると言える。自分好みのアレンジを考えてみるのも、鍋の楽しみ方のひとつではないだろうか。
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