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牛乳と豆乳の違いは?含まれる栄養素や使い分けのポイントを解説

牛乳と豆乳の違いは?含まれる栄養素や使い分けのポイントを解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

鉛筆アイコン 2020年2月14日

牛乳と豆乳。どちらもスーパーはもちろん、コンビニにも並べられているポピュラーな食品である。ひと昔前までは、豆乳は牛乳アレルギーの人が代替品として使うというイメージもあったが、現在では、その美味しさにはまっているという人もいる。今回は、牛乳と豆乳の基本スペックの違いをおさらいしながら、代替が可能なのか?使い分ける意味は?など、多岐にわたってリサーチする。

  

1. 牛乳と豆乳の基本スペック

牛乳とは

ご存知の通り、牛乳は牛の乳である。牛の子どもが成長するために、必要な栄養素が含まれている。人間で言うところの母乳に相当し、必須アミノ酸8種、すべてを含む。また、牛乳というと必ずと言っていいほどピックアップされる栄養素が、カルシウムである。牛乳に含まれるカルシウムは、体への吸収率が高く、効率的にカルシウムが摂取できると言われている。ただ日本人は、古くから乳製品が身近にあった欧米人に比べると、牛乳に含まれる乳糖を消化する酵素が少ないので、飲むと胃もたれやげっぷなどの症状を起こすこともある。

豆乳とは

豆乳は、大豆の絞り汁である。近年になって作られたものと思われがちだが、実はその歴史はかなり古く、紀元前200年頃には、すでに中国で活用されていた。豆乳が注目を集めるきっかけとなったのが、イソフラボンという栄養素だ。女性ホルモンの1種であるエストロゲンに似ていることから、女性の健康によいと言われるようになった。また大豆が原料なので、タンパク質も含まれている。そのほか、オリゴ糖、レシチンも摂取できる。

2. 牛乳と豆乳の代替えは可能?

牛乳と豆乳の違い

最大の違いは、牛乳が動物性であるのに対し、豆乳が植物性であるという点。牛乳は牛の体内で生成されるが、豆乳は人為的に絞られるという点も大きく異なる。まずは、基本的には違うものだと理解することが重要。

アレルギーの人には代替も可

牛乳に対するアレルギーを持っている人も多い。そんな人にとって、豆乳は救世主のような存在である。料理やお菓子作りにおいては、代替もたいていの場合が可能。ただ、味わいが異なるので、風味が変わってきてしまうこともある。

栄養素的には代替はナシ

牛乳と豆乳は、栄養価も異なる。そのため、栄養価の面で見ると代替はあまりおすすめできない。例えばカルシウムなど、牛乳で摂りたい栄養を豆乳で摂取することは期待できない。

3. 牛乳と豆乳を使い分ける意味

味の違い

牛乳と豆乳は、見た目こそ似ているが、味わいは異なる。共通しているのは、まろやかさくらいだろうか。牛乳に比べると、豆乳はあっさりとしているので、この点を料理やお菓子作りに活かすとよいだろう。たとえば、こってりしがちなグラタンも、豆乳で作ると比較的あっさりと食べることができる。逆に、よりリッチにまろやかさを重視して仕上げたい場合は、牛乳を使うことをおすすめする。ケースバイケースで使い分けたい。

カロリーの違い

豆乳は、牛乳に比べるとカロリーが低く、脂質も糖質も低めである。この点から見ると、グルテンフリーや糖質オフをしている人には、牛乳に比べて優しい食材だとも言える。また、豆乳は満腹感が得やすいこともあり、ダイエット中にも効果を発揮してくれる。

結論

動物性食品と植物性食品、そもそものジャンルが異なる牛乳と豆乳。アレルギー対策のための代替は可能であるが、栄養素的にはNGだ。しっかりと栄養価を熟知した上で、効果的に摂取できるよう、変化をつけながら取り入れるのが正解である。また、豆乳は無調整タイプを選ぶこと。調整タイプよりもヘルシーであることは言うまでもない。
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  • 公開日:

    2019年4月24日

  • 更新日:

    2020年2月14日

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