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箸休めにぴったり!初夏を告げる茗荷のピクルスの作り方

箸休めにぴったり!初夏を告げる茗荷のピクルスの作り方

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

鉛筆アイコン 2019年5月19日

茗荷といえば、夏の代名詞ともいえる香味野菜である。そうめんや冷奴など、茗荷の千切りや輪切りを加えると、夏が来たと実感する人も多いのではないだろうか。そんな茗荷は、生だと長持ちしないのが難点といえるかもしれない。少しでも茗荷を楽しめる時間を引き延ばすため、またいつもと趣向を変えるという意味合いも込めて、ピクルスにしてみたい。ピンクの色合いが目にも嬉しい一品となる。

  

1. 茗荷のピクルスにぴったりな食材の選び方

茗荷のピクルスの主役を張るのはもちろん茗荷である。食材の選び方として知っておきたいのはどんなことだろうか。

まず知っておきたいのは、茗荷の旬である。6~10月にかけてとされているのを意外に感じるだろうか。茗荷は夏のものなのに、意外と長く収穫できる。茗荷には、「夏茗荷」と「秋茗荷」が存在する。夏茗荷は小ぶり、秋茗荷は大ぶりなのが特徴だ。8月に、色合いもよく立派な茗荷を目にしたら、それはきっと秋茗荷だ。ハウスものはさておき、一般的には旬は2回あると覚えておこう。

茗荷の選び方には、ポイントがある。一言でいうと、メリハリだ。実がみっちりしていてハリがあり、先の部分が開いていないものがいい。またその部分と切り口が茶色くなっているものは、収穫から時間がかかっていると考えてよい。そうなっていないのが新鮮な茗荷のサインだ。

茗荷のピクルスを作るときは、茗荷だけでなくていい。オクラやきゅうり、にんじん、パプリカ、ミニトマトなどと一緒に漬け込むことが可能だ。茗荷から色が出てくるので、その薄ピンクに負けない、はっきりした色合いの野菜が向いている。変わり種としては、桃がある。薄ピンクを生かした選択ともいえるだろう。

ピクルス液は、酢、砂糖、塩が基本である。酢は好みのものを選ぼう。茗荷を和の食材と考えれば、米酢、穀物酢といった選択がある。ピクルスということでとらえれば、白ワインビネガーなどでも構わない。またピクルス液には、一般的にはこしょうの粒や月桂樹の葉などのハーブやスパイスを入れることも多い。和である茗荷に合わせて、赤唐辛子や梅干しなど和物を加えるのも楽しい。

2. 茗荷のピクルスに欠かせない下ごしらえ

茗荷のピクルスは作り方がとても簡単だ。そのため下ごしらえといっても、そこまで多くの作業はない。

まず下ごしらえとしてやるべきことは、茗荷をしっかり洗うことだ。土や汚れを水で落としておく。また、切り口を切り直しておこう。茗荷は、丸のままでもいいし、半分に割ったり、薄切りにしたりしてもいい。秋茗荷はとくに大ぶりなので、丸のままにする場合は、さっと湯通ししておくといいだろう。

ピクルス液は、酢、砂糖、塩を鍋に入れて、砂糖をしっかり溶かす。そして、まだ熱いうちに、茗荷にかける。これは味をしみ込みやすくするためである。

これで下ごしらえは完了だ。茗荷のサイズにもよるが、1時間~2、3日程度でできあがる。その後は冷蔵庫に保存することを忘れないようにしよう。

3. 簡単に茗荷のピクルスをつくるには?

茗荷のピクルスを漬け込むためには、保存容器が必要だ。そして保存容器は煮沸などで消毒しないといけない・・・。こんなふうに考えると、手軽にできるはずなのに面倒になってくるかもしれない。その場合は、ジッパー付き保存袋を使おう。

この場合は、茗荷がピクルス液にしっかりと漬かるように気を付けて、冷蔵庫で保存してほしい。

結論

茗荷のピクルスは、香りがさわやかな茗荷を、さっぱりした酢に漬けるという、涼やかな一品である。そのまま箸休めに食べるもよし、ドレッシングの材料にするもよし。またタルタルソースの材料に加えれば、らっきょうとは違った歯ざわりと色合いが新鮮だ。夏の食欲増進にぜひ役立ててほしい。

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  • 更新日:

    2019年5月19日

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