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インドではナンはポピュラーじゃない!?チャパティとの違いも解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年5月 6日

インドカレーブームの流れを受けて、それに関連するライスや副菜、パンなどの名前も耳にする機会が増えてきた昨今。ただ、まだどんなものかしっかり理解している人は少ない。インドは国土が広く、ひとくちにカレーといっても地域によって、その味わいはさまざま。今回は、そんなカレーの美味しさを紐解きながら、さらに美味しく味わうためのナンとチャパティについて、詳しくリサーチしていきたい。

1. ナンとチャパティの基礎知識

ナンとは

ナンは、タンドールと呼ばれる土窯で焼かれるパンのようなものである。精製した小麦粉に、牛乳や砂糖、卵などを混ぜてこね、発酵させてから焼き上げる。ベーキングパウダーやヨーグルトを使うレシピもあるようだ。元来は、北インドの宮廷料理である。

チャパティとは

日本では知名度が低いチャパティであるが、実はインドでは、ナンよりもずっとポピュラーな存在である。全粒粉に水、塩を混ぜてこね、薄く延ばして鉄板で焼いたもの。発酵なしの薄焼きパンのことだ。作り方や配合は家庭によって異なり、チャパティが焼けることは花嫁修行の一環と捉えられるほど、暮らしと密接な関係にある。

2. ナンとチャパティの違い

インドと日本

日本では、インドカレー=ナンとイメージする人も多いようだが、この認識には少し誤解がある。想像すればわかることであるが、各家庭にタンドールがあるわけではない。しかも、精製された小麦粉は、インドでは高級品だ。そう、ナンはインドでは日常的に食べるものではないのだ。インド人の主食は、ナンではない。これは覚えておきたい食知識である。

精製小麦粉か全粒粉か

ナンとチャパティの大きな違いは、原料にある。ナンは、精製された白い小麦粉で作られる。材料も、乳製品や卵などをたっぷりと使ったリッチなものだ。対してチャパティは、全粒粉を使うのが普通。ほかの材料も塩と水だけと、いたってシンプル。また、ナンが発酵させるのに対して、チャパティはさせない。この点が、食感の違いへとつながっていく。発酵させたナンは、よりパンに近いイメージで、逆にチャパティはガレットのようなイメージである。

外食か家食か

ナンは、専門店でテイクアウトしてくるか、レストランで食べるものというのが一般的な認識であるのに対して、チャパティは自宅で作って食べるものである。インドで日常的に食べられているのは、チャパティなのだ。

3. ナンとチャパティ以外の主食

チャパティの仲間

インドでは、ナンは主食でないことはおわかりいただけただろうか。ちなみにチャパティの仲間は、ほかにもいくつか存在する。チャパティの生地を油で揚げたプーリ、チャパティの生地に油を練りこんだパラタなどが、それに当たる。どれも、家庭で簡単に作れる点がキーワードだ。もちろん、日本でも作ることができるので、トライしてみるとよいだろう。

インドの米

インドカレー=ナンというイメージは、インド以外の国で作られた常識である。インドでは、米を食べる地域も多い。日本では一般的なジャポニカ米ではなく、長細く、香りのするインディカ米が主流。なかでもバスマティライスは、米のシャンパンとの異名を持つもので、香りが高く、高級米として取り扱われている。実際には、これ以外にも地域ごとにさまざまな品種の米が栽培されており、日常的に食されている。特に、米を食べるのが多いと言われているのが、南インドである。

結論

ナンとチャパティは、似て非なるもの。特にナンは宮廷料理であり、日常食ではない。対して、チャパティは家庭で頻繁に作られる主食の1種である。インドはとても広い国で、地域ごとにカレーにも特色がある。それぞれに合う主食があるので、調べてみると面白いかもしれない。
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