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違いが説明ができたら料理マスター!欧風カレーとインドカレー

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年12月 5日

料理の世界には、似て非なる調理法、食材、加工法が多く存在する。今回お届けするのは、欧風カレーとインドカレー。みなさんはその違いをご存知だろうか?違いが明確にわかるよう、それぞれの特徴をお届けしていこう。

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1. 欧風カレーとは

多くの人は、欧風カレーと聞くとホテルのレストランで食べるようなカレーやマイルドなカレーを想像するだろう。欧風カレーを言葉通り捉えるとヨーロッパのカレーだが、ヨーロッパを訪れてもそんなカレーにはなかなか出会えない。欧風カレーという言葉は日本生まれ。あるカレー専門店が、スパイスがしっかりと効いた、それでいてまろやかなカレーを欧風カレーと呼び始めたことに由来するという説が有力。乳製品が入っているケースも多い。

ヨーロッパとカレー

では、ヨーロッパにはカレー文化がないのかといわれるとそんなことはない。ヨーロッパのなかでもいち早く、カレー文化が根付いたのはイギリス。かつて大英帝国はインドを植民地にしていたこともあり、インド産のスパイスが流通していた。1772年にカレーを作るための混合スパイスや米が、インドから持ち帰られたといわれている。

カレーパウダーの誕生

ヨーロッパでカレーが定着した要因の1つといえるのが、カレーパウダーの誕生。これにより家庭で簡単にカレーを作ることができるようになった。ただ、日本でいう欧風カレーを作るためのスパイスではなく、どちらかといえば、インド風のスパイシーなカレーを作るためのスパイスだった。

2. インドカレーとは

厳密にいうとインドには、カレーという料理は存在しない。私たちがインドカレーと呼んでいるものには、各々に名前が存在する。香辛料やハーブを使った煮込み料理はとにかく多彩で、地域によって味わいもさまざま。ちなみにカレーという言葉が生まれたのは、16世紀ごろ。インド南部などで使われているタミル語の「kari(カリ)」(ソースや汁という意味)が英語圏に伝わった際に、訛って「curry(カリー→カレー)」になったという説が有力だ。カレーという言葉自体がインドにはないのだ。

地域で異なるカレー

日本でインドカレーと呼ばれているインドのスパイス料理は、その種類が多彩。というのもインドは広大な土地を有する多民族国家なので、地域によって使われる食材もスパイスもさまざまなのだ。例えば、北インドはカシューナッツやギーなどをたっぷり使ったこってりとした煮込み料理が主流。対して南インドでは、ココナッツミルクを使用したさらさらした煮込み料理が多い。

スパイスもいろいろ

インド料理といえば、その多彩なスパイス使いが特徴だ。使われるスパイスも、地域によって個性があるといわれている。ちなみにカレー粉やカレーパウダーというものはなく、各々でスパイスを調合しながら作るのが一般的。

3. カレーの豆知識

欧風カレーとインドカレーの違い

欧風カレーはヨーロッパのカレーという意味ではなく、日本独自のカレーで、スパイスで仕立てたカレーを乳製品やフォンと呼ばれるフランス料理の出汁などでマイルドに仕上げたもの。インドカレーは、インドで煮込み料理として食べられているものの総称といえるだろう。種類も多彩で、辛いものからマイルドなものまである。生まれ故郷が最大の違いといえそうだ。

カレーと玉ねぎ

カレーと玉ねぎは、切っても切れない関係。玉ねぎのコクや甘みがあってこそ、スパイスが引き立つといっても過言ではない。飴色玉ねぎが必須と思われがちだが、一概にそうとはいえない。たとえば、南インドのココナッツミルクを使ったカレーには色づく手前の玉ねぎを加える。というのも飴色だとココナッツミルクの白さを消してしまうから。みじん切り、くし形切り、薄切りと切り方によっても表情が変わるので、レシピを参考にアレンジしてみるといいだろう。

結論

欧風カレーは、実は日本生まれのカレー。インドカレーという言葉は、煮込み料理の総称として、日本で便宜的に使われているもので、インドではカレーという名前の料理はないことがわかった。ちなみに日本と同じくイギリスでも、カレーは国民食と呼ばれるほど親しまれている。そのほか、アジアでもカレーは広く愛され、独自の発展を遂げている。世界各国のカレーを食べ比べてみるのもおもしろいかもしれない。

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