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家庭料理として愛されるシュウマイと点心の花形・小籠包の違いは何?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年5月 7日

点心のなかでも、人気の高い小籠包。熱々を頬張ると、口の中に肉汁がジュワッと広がり、幸福が訪れる。確かにあの食感、プレゼンテーションは、ほかの点心とは一線を画す存在であるが、中身の餡をよく観察してみると、シュウマイとそっくりである。皮だけが異なるのか?それともそもそもまったく違うものなのか?今回は、そんな似た者同士のシュウマイと小籠包の違いをまとめていきたい。

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1. シュウマイと小籠包の基礎知識

シュウマイとは

自宅でも、比較的簡単に作ることのできる点心のひとつ。一般的なレシピで餡に使われているのは、豚肉・玉ねぎ・片栗粉と調味料である。スーパーで広く販売されている専用の皮に包んで、蒸し上げるだけ。エビや鶏ひき肉で作る、アレンジバージョンも存在する。醤油と酢、そしてからしをつけて食べるのが定番だ。

小籠包とは

小籠包は、上海生まれの料理であると言われている。点心のなかでも人気が高く、日本でも専門店は行列が絶えない。餡の中身は、豚ひき肉に豚の皮を煮込み、冷やしたものを混ぜて作るのが特徴。豚の皮はゼラチン質なので、煮込んでから冷やすと、煮こごりのように固まる。これが、あの溢れ出る肉汁の正体である。鶏がらスープや干し椎茸の戻し汁などを、ゼラチンで固めて同じようにする場合もあるそうだ。こちらも、蒸気たっぷりのセイロで蒸すだけ。針生姜をのせて、黒酢で食べるのが定番である。

2. シュウマイと小籠包の違い

餡の違い

シュウマイは、肉感をしっかりと味わえる食べ物である。そのため、よく練った豚肉が餡のメインになる。対して小籠包は、あの肉汁こそが美味しさの要。そのため、餡には冷えて固まった状態のスープの素となるものを混ぜ混んでいる。このように、餡の違いは明白である。

皮の違い

小籠包の皮は本来、マントウと呼ばれる中華風の蒸しパンがルーツにある。マントウは肉まんの皮のようなもので、イーストの入った中華風パンとも言える存在。そもそもは、そのマントウを少々薄くしたものが使われていた。それが進化し、現在のようなつるんとした、のど越しのよい皮に変化したようだ。この皮には、ラードやごま油などの油脂が入っていることが多い。現地では今でも、焼き小籠包にはマントウが使われていることもある。日本でレシピをチェックしてみると、餃子の皮で代用しているものが多いが、本来は違うものと考えるのが正解だ。シュウマイの皮は基本的には、餃子の皮と同じ。小麦粉に水と塩を加えてこね、薄くのばしたものなので、シュウマイと小籠包の皮は異なると考えられる。

3. シュウマイと小籠包以外の点心

点心とは

そもそも点心とは、何を指す言葉か?点心は古くからある言葉で、空腹を満たす間食のことである。食事系の鹹点心、スイーツ系の甜点心、ご飯や麺類を指す小咆、フルーツやドライフルーツを指す果子の4つに分けることができる。混同されがちな飲茶とは、中国茶を食べながら点心を食べることを意味し、同意義ではない。

マントウと包子

先に述べたようにマントウは、中華風の蒸しパンのことである。肉饅の皮部分と言えば、わかりやすいだろうか。餡を入れたものは、包子と呼ばれる。中国のなかでも寒さの厳しい華北や東北などの地域では、稲作文化が定着せず、小麦粉文化が発達した。そこで生まれたものである。肉まんの餡は、小籠包のようにスープが滴るわけではないので、どちらかと言えばシュウマイに似ていると言える。

結論

シュウマイと小籠包は、素材は似ていても、まるで違うものである。シュウマイは専用の皮も市販されており、家で簡単に作ることができるが、小籠包はなかなか手間のかかる料理である。ただ、作ることができないというわけではないので、時間のある週末などに、挑戦してみるのもよいかもしれない。
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