1. 広島焼きの正しい保存方法は?

広島焼きがタネの状態のまま残った場合、果たしてタネのまま保存すべきなのか、それともとりあえず焼いてしまうべきなのか。改めて考えてみよう。
タネの常温保存はやめておこう
広島焼きのタネは、基本は小麦粉を水で溶いただけのものだ。キャベツや豚肉・シーフードなどを生地に混ぜ混む関西風のお好み焼きに比べれば腐りにくいが、それでもタネの常温保存は避けるべきだろう。
タネだけを冷蔵保存する場合
広島焼きのタネは、冷蔵庫で1~2日は保存することができる。タネだけが余ったのなら、天ぷらの衣やおかずクレープなど、ほかの料理に応用して使いきるのも1つの方法だ。
タネ以外の材料も保存する場合
タネのほか、同時にキャベツ・中華麺・豚肉などの材料も余った場合は、一つずつ水気を拭いたりラップで包んだりといった手間をかけて冷蔵保存するよりも、焼いてしまってから冷蔵庫で保存する方が簡単なので、おすすめだ。
2. 広島焼きを冷蔵保存する方法は?

焼いた広島焼きの冷蔵保存方法
まず、焼いてすぐ食べる場合と同じように広島焼きを焼く。ただし、ソースや青海苔などをかけるのはやめておこう。焼けたら皿に取って、十分に冷ます。冷めたら、皿にぴっちりラップをかけて冷蔵庫へ入れるようにする。冷めたまま常温で放置すると、菌が繁殖して傷みやすい。かといって熱いまま冷蔵庫へ入れれば庫内の温度が上がり、ほかの食品に悪影響を及ぼす。広島焼きは、ちょうど良い具合に冷めた時点で、速やかに冷蔵保存しよう。
冷蔵保存の広島焼きを温めるときは?
皿にラップをかけた状態で冷蔵保存した広島焼きは、冷蔵庫から出したときに、ラップの裏側に水滴がついていることがある。これは、広島焼きから出た水分なので、新しいラップに取り替えてから温めよう。そうしないと、その水分が広島焼きに戻って水っぽくなってしまうからだ。また、水滴が広島焼き本体に落ちてしまっている場合は、キッチンペーバーなどで広島焼きの水分を拭ってから温めるようにしたい。なお、水滴がつくのを防ぐためにも、広島焼きは冷蔵庫に入れる前に十分冷ますようにしたい。
3. 広島焼きを冷凍保存する方法は?

24時間以内に食べない場合は冷凍保存
余った広島焼きを翌日に食べる場合は冷蔵保存でもよいが、その予定がない場合は冷凍保存するのがベターだ。広島焼きは冷蔵保存中にも、少しずつ味が落ちていってしまう。冷凍保存であれば、少しでも味の劣化を食いとめることができるだろう。
広島焼きの冷凍保存の方法
1.焼いて冷ました広島焼きを1枚ずつ丁寧にラップで包む。
2.急速冷凍モードのある冷凍庫なら急速冷凍で、そのほかの冷凍庫の場合も、金属トレイなどに広島焼きをのせて、できるだけ短時間で凍るようにする。
3.ラップに包まれた広島焼きが凍ったら、さらにフリーザーバッグに入れ、空気を遮断して再び冷凍庫へ。このとき、冷凍した日付をフリーザーバッグに書いておき、1カ月をめどに食べきるようにすれば美味しく食べられる。
2.急速冷凍モードのある冷凍庫なら急速冷凍で、そのほかの冷凍庫の場合も、金属トレイなどに広島焼きをのせて、できるだけ短時間で凍るようにする。
3.ラップに包まれた広島焼きが凍ったら、さらにフリーザーバッグに入れ、空気を遮断して再び冷凍庫へ。このとき、冷凍した日付をフリーザーバッグに書いておき、1カ月をめどに食べきるようにすれば美味しく食べられる。
4. 広島焼きの解凍方法は?

冷凍保存の広島焼きの解凍方法は?
冷凍保存した広島焼きは、電子レンジを使って簡単に温めることができる。凍ったまま「加熱モード」で温めるか、いったん「解凍モード」で解凍してから「加熱モード」に切り替えるか、どちらの方法が美味しく温められるかは機種によっても違う。わが家の電子レンジはどちらの方法が向いているか、食べ比べて試してみよう。
加熱の際にはラップはしないこと
ラップをかけたまま温めると、冷凍保存した広島焼きから水分が出て、水っぽい仕上がりになってしまう。加熱するときは忘れずにラップを外そう。
フライパンで仕上げればカリッと
冷凍保存してあった広島焼きは、電子レンジで加熱するだけでも美味しく食べられるが、さらに美味しく仕上げるためには、仕上げにフライパンで表面を温めると良いだろう。余計な水分が飛んで、香ばしさも増す。
結論
せっかく作った広島焼きが、余ってしまっても大丈夫。冷蔵・冷凍、どちらの方法でも、適切な方法で保存すれば、次回また美味しく食べることができる。余分な水分と空気をシャットアウトし、でき立ての味わいを再び楽しめるように、上に挙げたポイントに注意して上手に保存していただきたい。
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