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シイラの旬はいつ?気になる名前の由来と産地から栄養素まで紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年5月26日

主に南の海域に生息する大型の魚、シイラ。強い引きが得られることから、ルアーフィッシングの人気魚種としてもおなじみだ。身はクセがなく柔らかいため、フライやソテーなど和洋さまざまなメニューに使われている。今回は、シイラの基礎知識と、旬やおすすめの食べ方などを紹介しよう。

1. シイラの旬はいつ?基本的な特徴を紹介

まずはシイラの基本的な特徴を紹介しよう。シイラはスズキ目に属し、大きいものでは体長2m前後にもなる。メスの頭は丸みを帯びているが、オスは成長に伴って額が大きく隆起し、独特の顔立ちに変化するのが特徴だ。釣り上げた直後は背がエメラルドグリーンに輝き、全体的に金色の斑点をちりばめた美しい姿で、釣り人から愛されている。なお、水揚げして時間が経つと、徐々にその色彩や光沢が失われていく。新鮮なシイラを選びたいときは表皮の色で判断するとよいだろう。
シイラは関東ではあまりなじみのない魚だが、四国や九州を中心とした西日本ではよく食べられている。年間を通じて市場に出回っているため、旬が若干分かりにくい。市場に多く出回り価格が安いという意味での旬は7~10月だ。しかし脂がのって美味しくなるのは、産卵シーズンが終わった秋以降であるため、美味しく味わえるという意味での旬は11月以降といえるだろう。
漁獲は主に定置網や巻き網で行われるが、海面の浮遊物に集まる習性を利用した伝統漁法もある。これは竹などで組んだ「漬け木」を浮かべて漁獲する「シイラ漬け」と呼ばれる漁法で、高知県などで古くから行われている。

2. シイラの名前の由来は?地域によって呼び名もいろいろ

シイラの名は、身の入っていない稲の籾(もみ)を意味する「粃(しいな)」に由来する。これは、シイラの皮が硬く、身が少ないことをたとえたものだといわれている。また、シイラは地域によっても呼び名が異なる。秋田県や富山県では「シラ」、宮城県や九州西部では「マンビキ」、和歌山県では「ナンリョウ」、高知県では「クマビキ」、中国地方では「マンサク」、山口県では「あきよし」、長崎県では「金山」...など、じつに多彩な地方名がある。ちなみに「あきよし」は秋以降に美味しくなることに由来し、「金山」は漁獲が大金をもたらすことに由来している。また、「マンビキ」や「クマビキ」は、釣り上げる時のシイラの引きの強さがそのまま反映されたものだ。なお、日本では大衆魚として扱われているシイラだが、ハワイでは「マヒマヒ」と呼ばれ、ステーキやフライにして味わう高級魚とされている。

3. シイラの産地は、熱帯・温帯地域の海

シイラは春~夏になると北上し、秋~冬にかけて南下する「季節回遊」と呼ばれる習性を持つ回遊魚だ。春から夏にかけて産卵し、孵(ふ)化した稚魚は海藻などにくっつきながら成長して、5年で体長1mほどになる。
産地は主に熱帯・温帯地域の海だが、水温が上昇する時期はオホーツク海まで北上することもある。多くの国で水揚げされているため、産地と呼べる場所は世界中にあるといえるだろう。ちなみに、シイラの2017年の漁獲量トップは、南米のペルー(約3万トン)で、台湾(約1万トン)、エクアドル(約1万トン)と続く。日本はかつて世界一の漁獲量を誇ったものの、近年は減少。国内の主な産地としては、年間約1,500トンが水揚げされている高知県や、同約1,000トンの宮崎県が挙げられる。どちらの県も古くからシイラを食文化に取り入れてきた県で、シイラを使った郷土料理やご当地メニューが豊富にそろっている。

4. シイラの栄養は?美味しい食べ方も紹介

シイラは栄養価の高い魚だ。可食部100gあたりに含まれる栄養素を見ると、たんぱく質は21.3gと豊富だが、脂質は1.9gと比較的少なめで、ヘルシーであることが分かる。ほかにもビタミンB群やビタミンD、ナイアシンなど、多くの栄養素が含まれている。
日本人は、シイラを古くから塩焼きやみそ漬け、干物などにして味わってきた。熊本県では、シイラの煮びたしが郷土料理となっているほか、高知県では塩干しが結納品として使われてきた歴史もある。
身が淡泊でクセがないため、バター焼きやムニエル、フライなど、油を使った調理法もおすすめだ。高知県などでは、シイラのフライを使ったハンバーガーが新たな「ご当地グルメ」として人気を集めている。また、新鮮なものは刺身にすると、むっちりとした食感が楽しめるので、鮮度のよいシイラが手に入ったらぜひ味わってみてほしい。

結論

シイラの身は淡泊ながらも上品な味わいで、栄養価も高い。市場に多く出回り価格が安い時期は夏だが、身に脂がのってより美味しくなる旬は秋以降。塩焼きやフライなど、和洋どちらのメニューにも使えるので、いろいろなアレンジが楽しめる。
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