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県によって味が違う?うなぎの産地ランキングを紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 平原あさみ(ひらはらあさみ)

2019年5月17日

天然のうなぎは減少の一途を辿っており、ニホンウナギにおいてはすでに絶滅危惧種に指定されているほどである。稚魚が著しく減少していることは、ニュースなどでもよく知られているところだ。とは言え、土用の丑の日をはじめとする風物詩からもわかるように、日本人はうなぎが大好き。実際の漁獲量は、どのように変化しているのだろうか?現在のうなぎの産地や、漁獲量ランキングを同時に紐解いていこう。

1. うなぎの産地ランキング

2016年の農林水産省公表、漁業・養殖業生産統計を参照すると、漁獲量No.1は茨城県。そして岡山県、愛媛県と続く。養殖モノで見てみると、NO.1は鹿児島県。次いで愛知県、宮崎県の順である。

日本で供給されるうなぎは、総量およそ53000トンに対し、およそ
32000トンを占めるのが輸入品である。国内養殖が20000トン、漁獲量はたった70トンほどである。いかに天然のうなぎが少ないかが、この数字からもうかがえる。

うなぎは実は、その生態が明らかになっていない部分が非常に大きい。ニホンウナギは、5〜15年ほど河口や河口域に生息したのち、海へ下り、マリアナ諸島付近で産卵。レプトセファルスを経て、シラスウナギという稚魚になり、日本へと再び舞い戻ってくることだけがわかっている。ちなみに養殖うなぎは、このシラスウナギを捕獲して生育するものだ。川へ上がるシラスウナギや海へ下る親うなぎの過剰な漁獲は、うなぎ減少の一因と考えられており、期間などを区切り、禁止している自治体も多くある。

2. うなぎの産地と味わい

そもそも産地とは、どのように区分されるのか?養殖においては、もっとも長く生育された場所を産地と呼ぶのが定義である。うなぎの養殖産地としてよく名前が上がるのが、浜松市や浜名湖を有する静岡県であるが、養殖の漁獲量を見てみると全国4位。上位3都道府県に続々と養殖漁場ができたことから、No.1地位を退くことになったと言われている。

養殖うなぎの品質は?

うなぎは、海でも川でも湖でも育つという、類い稀な存在である。以前は、養殖技術や餌の良し悪しで、天然物よりも劣るとされていた養殖うなぎであるが、現在は技術が向上したこともあり、味に大きな違いがないというのが一般論。実は国産と輸入物も、味わい自体に特筆すべき違いは見受けられないと言われている。もちろん個体差はあるので、泥臭いものが存在することはあるが、総じて養殖うなぎの品質はとても向上している。

輸入うなぎよりも国産うなぎの方が高額で取引されるゆえんは、味わいよりも安心、安全の面から、人気が高いことによるものだと言う人も多い。事実、うなぎ専門店では季節によって輸入物を使う店も多いのだ。

3. うなぎの雑学

土用の丑の日

土用の丑の日は、夏にしかないと思っている人がいるならば、それは間違い。土用は実は、年に4回あるのだ。そもそも土用とは、四季それぞれの最後の18~19日間を指す言葉であり、丑の日とは十二支に当てはめたときに丑に当たる日のことである。古くは、干支を使って日にちを数えていたことに由来している。体調を崩しやすい季節の変わり目に、うなぎを食べて勢力をつけるといったところであろう。本年の土用の丑の日は、7月27日に当たる。ちなみに土用の期間中に、二回丑の日が存在する年がある。この場合は一の丑、二の丑と呼ぶ。

関東と関西のうなぎ

うなぎは関東と関西では、調理法に違いがあると言われている。関東のうなぎは背開きが基本。さらに、一度蒸し上げてから焼く。関西では腹開きにしたうなぎが一般的で、蒸しの工程はなく、そのまま焼き上げることが多い。地理的に中間に位置する名古屋などでは、両方の味が楽しめるという。

結論

うなぎは、日本人に愛される魚のひとつ。その生態は謎に満ちており、まだまだ研究の余地がある。そして、希少性が高いところもまた、我々の心を捉えてはなさないゆえんかもしれない。産地によって味わいが異なるとは言いにくいので、もし購入する場合は、信頼できる販売店を選ぶことが重要である。関東風と関西風の違いを理解して、店選びをすることもお忘れなく。来たる7月27日の土用の丑の日に、あなたはどこのうなぎを食べる?
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