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せっかくなら美味しさをしっかり保ちたい!酒粕のおすすめ保存方法

せっかくなら美味しさをしっかり保ちたい!酒粕のおすすめ保存方法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2019年5月18日

何となくの印象として、酒粕はアルコールを含んでいるため長期保存できる、と思うかもしれない。一方で、日本酒が劣化しやすいことから、酒粕も保存しにくいと想像することもできる。実際のところ、酒粕はどのくらい保存できるのだろうか。本記事で確認してみよう。

  

1. 酒粕の賞味期限は長い、それでもおすすめの保存方法とは?

酒粕の賞味期限は、一般的に加工日から3~6ヶ月程度とされる。あくまで賞味期限なので、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなる訳ではない。しかし、賞味期限内といえども風味や食感の劣化が進むため、長く美味しく食べようと思うと、適切な方法で保存する必要がある。基本的には冷暗所で保存すればよいが、風味をより長く保ちたいのであれば、冷蔵庫での保存がおすすめだ。

2. 酒粕を冷蔵保存する際のポイント

酒粕を冷蔵庫で保存すれば、美味しさを長期間保つことができるのでおすすめだ。注意すべきポイントは、酒粕をなるべく空気に触れさせないようにすることだ。空気に触れると、変色しやすくなるほか、酸化により風味が落ちやすくなるおそれがある。それを防ぐなら、密閉できる容器に入れ、空気をしっかり抜くなどして対策すればよい。たとえば、密閉可能な保存袋を使えば楽だろう。

3. 酒粕を冷凍保存で長く美味しく!

酒粕を長期間保存したいのであれば、冷凍保存がおすすめだ。冷凍すると、賞味期限を大きく超えて1年程度は保存できる。ただし、冷凍する際には気を付けたいポイントがある。

・乾燥は風味を損なう!

酒粕を長期間冷凍すると、水分やアルコールが抜けて乾燥してくる。問題なく食べることはできるものの、食感が粉っぽくなる可能性がある。これを防ぐためには、水分が蒸発しにくいように酒粕をラップなどで包むとよい。乾燥を完全に防ぐのは難しいものの、少なくとも大幅に遅らせることはできるだろう。長く美味しく食べるためにも、酒粕をラップなどで包むひと手間を面倒くさがらずに心がけたい。

・小分けにして保存する

酒粕をひとかたまりにして冷凍すると、使いたいときに1回分だけを分けるのが難しい。特に板状の酒粕を冷凍していると、砕くのにひと苦労だろう。そこで、冷凍する前にあらかじめ酒粕を小分けにしておきたい。1回分ずつの量をラップで包むなどすれば、使う際にひと包み分を冷凍庫から取り出せばよいため、楽だ。また、解凍する際にもムラを防ぐことができるだろう。

4. 風味を保ちながら酒粕を解凍する方法とは

酒粕を解凍する際には、基本的には自然解凍をしよう。常温あるいは冷蔵庫に移し、じっくりと時間をかけて解凍する。電子レンジを使いたくなるかもしれないが、水分が抜け出て風味を損なう可能性があるため、なるべく避けたい。

・解凍してから日本酒に浸し、風味を取り戻す方法もある

酒粕を冷凍すると、多少なりとも風味が落ちてしまう。そこで、風味を加える方法として、解凍した酒粕を日本酒に軽く漬けることがある。酒粕は日本酒を造る過程でできる食材であるため、日本酒に近い風味を持つ。したがって、日本酒に漬けることで元の風味に近い味を取り戻すことができるのだ。ただし、酒がしみ込む分アルコールの量が増えるため、料理に使う際にはしっかり加熱してアルコールを飛ばすようにしよう。特に、妊娠している人や車の運転がある人は注意すること。

結論

酒粕は保存が効きやすい食材だといってよい。しかし、美味しさを保ちつつ保存したいのであれば、いくつかのポイントを押さえる必要がある。酒粕を日常で使う習慣のない人は、使いきるまでに時間がかかるはずだ。適切に保存して、酒粕を長く美味しく食べられるようにしたい。
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  • 更新日:

    2019年5月18日

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