1. ふきのとうの特徴

主な特徴
ふきのとうは、ふきの花茎であるということは広く知られているが、実はキク科の多年草の植物である。そして、日本原産である。
土手などにふきのとうが出てきたときは、綿毛で白っぽい色をしている。その後つぼみが開いて花が咲いたあとは、茎が50cmほどまで伸びて、ふきになる。
ほろ苦さが魅力の春の味覚であり、ふきのとうの天ぷら、ふきみそなど、ほかには代えがたい魅力がある。
土手などにふきのとうが出てきたときは、綿毛で白っぽい色をしている。その後つぼみが開いて花が咲いたあとは、茎が50cmほどまで伸びて、ふきになる。
ほろ苦さが魅力の春の味覚であり、ふきのとうの天ぷら、ふきみそなど、ほかには代えがたい魅力がある。
ふきのとうにも毒がある!?
今回の主旨は、ふきのとうと間違いやすい、いわゆる有毒植物の紹介であるが、ふきのとう自体も毒となりやすいので注意が必要であるということを伝えておこう。
ふきのとうには、ペタシテニン(別名フキノトキシン)という肝毒性があるので、アク抜きしてから使うことが重要である。また、特に、根は毒性が強いので食べてはいけないということは、特筆すべき事項である。
間違いやすい有毒植物との判別が重要であるが、ふきのとう自体にも部分的に毒性があるということは、理解しておきたい。
ふきのとうには、ペタシテニン(別名フキノトキシン)という肝毒性があるので、アク抜きしてから使うことが重要である。また、特に、根は毒性が強いので食べてはいけないということは、特筆すべき事項である。
間違いやすい有毒植物との判別が重要であるが、ふきのとう自体にも部分的に毒性があるということは、理解しておきたい。
2. 有毒植物ハシリドコロの特徴

主な特徴
ハシリドコロ自体は、ナス科の多年草の植物である。谷間や湿地、林の中などに生えている。
大きくなったハシリドコロは、40~50cmの高さになるが、芽を出したばかりのハシリドコロは、芽キャベツのような姿で、ふきのとうとよく似ている。
大きくなったハシリドコロは、40~50cmの高さになるが、芽を出したばかりのハシリドコロは、芽キャベツのような姿で、ふきのとうとよく似ている。
ハシリドコロの毒性(※1)
ハシリドコロは、有毒のアルカロイドを含むため劇薬に指定されている。誤って食べると、後に嘔吐やけいれん、昏睡などの中毒症状を発症するため、注意が必要だ。
見分けるポイント(※2)
ハシリドコロの芽は、ふきのとうと違って綿毛がなく、つるつるしている。
また、ふきのとうの芽の中にはつぼみがつまっていて球のような形状だが、ハシリドコロの芽の中は、葉が重なっていているのみである。
さらに、ハシリドコロはふきのとうのように強い香りがなく、弱い香りがほんのりする程度である。ふきのとうと違って、根が生えているのもポイントである。
また、ふきのとうの芽の中にはつぼみがつまっていて球のような形状だが、ハシリドコロの芽の中は、葉が重なっていているのみである。
さらに、ハシリドコロはふきのとうのように強い香りがなく、弱い香りがほんのりする程度である。ふきのとうと違って、根が生えているのもポイントである。
3. 有毒植物フクジュソウの特徴

主な特徴
フクジュソウは、日が差し込む林の中に自生する多年草である。春の初めに、緑と茶色の間のような色の芽を出す。芽の中には、1~複数個のつぼみと若い葉が入っている。
そこから黄金色の花を咲かせる。筆型になっている芽には、ふきのとうとは違って毛がなく、光沢がある。開花が近づくと丸みをおびて、ふきのとうのようになる。
そこから黄金色の花を咲かせる。筆型になっている芽には、ふきのとうとは違って毛がなく、光沢がある。開花が近づくと丸みをおびて、ふきのとうのようになる。
フクジュソウの毒性(※3)
「福寿草」というめでたい名前とは裏腹に、フクジュソウ全体に心不全などをおこす猛毒の配糖体であるシマリンを含んでいる。食べると死亡する場合もあるので、注意が必要だ。
見分けるポイント(※4)
フクジュソウには、ふきのとうのように強い香りがなく、弱い香りがほんのりする程度である。また、ふきのとうと違って根が生えているのもポイントである。
フクジュソウがふきのとうと違うポイントは、ハシリドコロと共通している点が多いので、あわせて覚えておこう。
フクジュソウがふきのとうと違うポイントは、ハシリドコロと共通している点が多いので、あわせて覚えておこう。
結論
ふきのとうと間違いやすい、ハシリドコロ、フクジュソウの違いはお分かりいただけただろうか。ふきのとうにしては香りが薄い気がする、と少しでも思ったら、その時点で廃棄するのが安全だ。勝手に判断して食べるのは大変危険なので、専門家に聞いてから判断するようにしよう。
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