タコライス作りにはタコミートが大事！保存方法も紹介

いつでもタコライスを簡単に食べたいと思うのであれば、タコミートをまとめて作り置きしておくのがおすすめだ。作り置きのタコミートがあれば、保存しておいたタコミートを温め直している間に、野菜やチーズ、サルサソースを用意してあっという間にタコライスができあがる。

一番手間のかかるタコミートさえ作って保存しておけば簡単に作れるタコライスだが、タコミートの保存方法には注意が必要だ。タコミートは挽き肉を元に作るものなので、比較的保存はきかない。作った翌日、同じようにして食べるからとフライパンのまま放置するといった保存方法ではすぐに傷んでしまうため、正しい保存方法を心がけたい。

タコミートの正しい保存方法とは、できあがったらすぐに密閉できる容器に移して粗熱を取り、冷蔵庫や冷凍庫にしまい込むことだ。冷蔵であれば3日、冷凍であれば2週間ほど保存できる。ただし、正しい保存方法であったとしても食べる前ににおいや味が変質していないかチェックし、異変が生じていたら食べるのは諦めたほうがよい。夏場はとくに慎重に見極めよう。

トマトなどの野菜を粗くみじん切りにして、調味料と合わせて混ぜるだけでできあがるサルサソース。サルサソースはミキサーやフードプロセッサーがあればタコライスを食べたいと思った時に、その都度作ったとしてもそこまで手間はかからない。

しかし、サルサソースはほかの料理にも使える使い勝手のよいソースなので、せっかくであれば多めに作って保存しておくのもよいだろう。生の野菜をそのままミキサーにかけて作るサルサソースは、基本的には冷蔵保存で問題ないのだが、長期間冷蔵保存できるものではない。もって3日が限度なので、その期間にタコライスを作る予定があるのなら、タコミートと併せてサルサソースも作っておき、冷蔵保存しておくとよいだろう。

もしそれ以上長い間保存したいのであれば、タコミート同様冷蔵庫ではなく冷凍庫で保存しておけば1ヶ月は保存可能なので覚えておこう。

理想はタコミートを作った状態で冷凍保存しておくことだけれど、作り置きのためにそこまで時間を割くことは難しい......。そんな人におすすめしたいのが、タコミートを火を通すだけという状態まで準備してから冷凍する下味冷凍保存という方法だ。

挽き肉に醤油や砂糖、チリパウダーなどの下味をつけた状態で冷凍保存しておけば、あとは好きな時に冷凍庫から取り出して火を通せばタコミートができあがる。冷凍することで肉に味が馴染む効果や、普通に挽き肉を冷凍するよりも酸化を防ぐという効果も期待でき、単なる時短レシピ以上のメリットを得ることができるだろう。

最後に作り置きして冷凍したタコミートや、下味冷凍したタコミートのそれぞれの解凍方法をチェックしておこう。

どちらの場合も、冷凍したタコミートを解凍する際は、冷蔵庫に入れて自然解凍を待ってから加熱するという解凍方法がおすすめだ。火を通した状態で冷凍したのであれば、凍ったままの状態から電子レンジを使って加熱してもよいだろう。

下味冷凍の場合は、前日までに冷蔵庫に移して自然解凍すれば生の挽き肉に下味をつけた状態と同じになる。あとは普通にタコミートを作る時と同様に、水分が飛ぶまでじっくりとフライパンで火を通すなどの解凍方法で問題ない。

タコミートとサルサソース、野菜、チーズを、あとはのせるだけの状態まで用意して保存しておけば、タコライスはだれでも簡単に作れる料理となる。一番手間のかかるタコミートをあらかじめ作っておくことで、残業などの急な予定で帰りが遅くなった日でもいつも通り美味しい食事が用意できるように備えておけるだろう。