このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。

ベラってどう食べる?瀬戸内で親しまれる美味しい食べ方とは

投稿者:ライター 五反田愛(ごたんだめぐみ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年6月30日

ベラは別名キュウセンとも呼ばれ、日本各地でさまざまな異名を持つ魚だ。食用としては西日本エリアで親しまれ、ギザミや青ベラなどの呼び名がポピュラー。高級魚として味わう地域もあり、あっさりとした白身はさまざまな食べ方で楽しむことができる。そんなベラの選び方から、おすすめの調理法などを紹介する。

\この記事をシェアする/     
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. 新鮮なベラの選び方とは?

ベラはオスとメスで模様が異なり、オスには青系の色のスジが、メスには赤系の色のスジが身体にかかっている。新鮮なベラの選び方としては、この雄雌の身体に出ている模様の色が鮮やかで、くっきり残っているかどうかで選ぶとよい。また、ベラの表面のぬめりが残っているもののほうがが新鮮とされる。

そのほかにおさえておきたいポイントは、目が澄んでいるもの、腹部分が硬いものを選ぶ点だ。この選び方をあらかじめ知っておけば新鮮な状態のベラが手に入るだろう。

2. ベラの美味しい食べ方を知ろう!

ベラは皮に厚みのある魚で、ほどよく火を通して味わうことがおすすめの美味しい食べ方だ。熱を通しても身の部分は柔らかさを保つため、揚げ物に向いている。新鮮なものであれば素揚げや唐揚げにすると、ベラそのものの味をしっかり楽しめ、さらに骨まで食べることができるので、子どもからお年寄りまで幅広い世代におすすめの一品。

ベラを調理する際、身体に付いている独特のぬめりをしっかりと洗い流して鱗を取る下処理が重要なポイントだ。また、揚げたベラを南蛮漬けにして楽しむといった食べ方も、産地である瀬戸内地方を代表するメニューのひとつ。酢や砂糖、しょうゆなどを混ぜ合わせた調味液に、タマネギや唐辛子などを入れ南蛮酢を作る。そこに揚げたベラを加え馴染ませると、ベラの南蛮漬けが完成。夏場などは冷やしてから食べると、より一層味わい深さを楽しめる美味しい食べ方だ。

3. ベラは刺身もおすすめ

瀬戸内などの地域では、ベラが旬を迎える夏に新鮮なベラを刺身にして食べる。ベラは旬を迎えると脂がのり、独特の甘みを持つ。その旨みをダイレクトに感じることができる食べ方が刺身だ。ベラの皮目は少し厚みがあるため、刺身にする場合には皮をはぎ取ってから切り分ける。少し薄めに切ると、より食べやすくなりおすすめ。

漁師の食べ方のひとつとして、ベラの刺身にショウガのすりおろしを加えたしょうゆで食べる食べ方も人気のようだ。刺身にした時の見た目の美しさも人気の理由で、瀬戸内エリアの寿司屋ではベラの握りも登場するなど夏の風物詩にもなっている。

4. 広島郷土料理!ベラで作るアレンジメニュー

ベラで作るアレンジメニューの中に、広島で古くから愛される「はぶて焼き」という郷土料理がある。このはぶて焼きは、ベラの煮付けをさらに焼いて食べるという一風変わったアレンジメニュー。ベラを何度も美味しく味わいたいと考えた、産地ならではの食べ方である。

まず下処理として、ベラのぬめりと鱗を取り、内臓を取り出しておく。鍋に水、しょうゆ、酒、みりんを好みの分量入れて煮汁を作り、最後にベラとショウガを加えて煮る。弱火で約15分程度煮れば、ベラの煮付けのできあがりだ。この煮付けを少し冷ましてから、グリルなどで両面に少し焦げ目がつく程度に焼き上げる。これでベラのアレンジメニューはぶて焼きが完成だ。煮付けた状態で一晩寝かせてから焼くと、より一層味がしみ込んだ状態で味わうことができるためおすすめ。

このはぶて焼きは調理方法が難しく、その難しさから作る人がふてくされる様を瀬戸内の方言で「はぶてる」といったことから名付けられたとされる郷土料理である。そのため煮付けを焼き上げる際の火加減や焼き時間が一番のポイントとなる。

結論

瀬戸内海近郊では美味しい魚として、古くから親しまれてきたベラ。臭みもなく、さっぱりとした味わいの魚のため、さまざまな食べ方にもしっかりマッチする魚だ。新鮮なものは刺身にして、素揚げや唐揚げにすれば味付け次第で何度でも楽しめるため、家庭でもチャレンジしやすい。また産地ならではのベラ料理もあり、知れば知るほど興味深く、味わい深い魚なのだ。
この記事もCheck!

おすすめ記事

ページトップへ ページトップへ