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間違えたら大変!食中毒防止のために知っておきたいニラと水仙の違い

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年10月31日

以前、ニラと水仙を間違えて食中毒になった、というニュースを見聞きしたことがあるだろうか。自宅の庭などで、ニラだと思って収穫したものが水仙だったとしたら、あわや大惨事になる。そんなことに遭遇しなさそうな環境に暮らす人も、何かの折に山で食料を探すような事態に陥るかもしれない。ニラと水仙の違いは、サバイバルのために知っておいてもよい情報のひとつではないだろうか。

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1. ニラと水仙を間違えた実際の事故

ニラと水仙を間違える事故は、日本全国で起きている。だとしても、そんな取り違えが自分の身に起こることは一生ない、と考えたかもしれない。

厚労省によると、2008年から2015年の間に95人が水仙によって中毒になった。決して多くはないが、非常にまれとも言い切れない数ではないだろうか。なぜこんなに発生しているのかというと、もちろん、ニラと水仙の葉がよく似ているからである。

水仙がニラとして売られていた事件

仮に自宅の庭や畑で育てていたら、しっかり見分けられるはずだと考える人も多いだろう。
しかし、農産物の直売所や道の駅で、ニラの代わりに間違って水仙が販売されていたものを、購入して食べた人が食中毒になったという事件が2007年に青森で、2016年に石川県で発生している。料理する際に、ニラの匂いがあまりしないと気付く場合もあるが、普通は店で売っていれば、そうだと思い込むのではないだろうか。

出荷した生産者は、畑でニラの近くに水仙を植えていたそうである。生産者が水仙の危険を熟知していたら、そのように近くに植えることもなかったのではないだろうか。
また、ニラの生産者さえも間違えてしまうほど、ニラと水仙が似ているのかも気になってきたかもしれない。

このような事故が発生することもあると知れば、知識の大切さを感じることだろう。

2. 水仙に含まれる毒

水仙には、リコリンなどの毒がある。葉の部分も含め、すべてが有毒だが、とくに球根の部分の毒が強い。
食べると30分程度で下痢や嘔吐、頭痛が発生する。重症になった場合、昏睡状態に陥ることもあるという。

たいていは、下痢や嘔吐で済んでいるが、海外ではそれを発端とした死亡事故も起きている。水仙の毒には気を付けるに越したことはない。

3. ニラと水仙の見分け方

水仙は、花が咲いていたら見分けは簡単だろうが、花が咲いていなければ、見分けが少々難しくなる。

さらに水仙の葉は、花が咲く前は硬いが、花が咲いた後はニラのように柔らかくなるのだそう。冬場の花が咲く前の葉の状態から、水仙の葉はこういうものだと思い込んでしまうと、危険である。

それでも、ニラと水仙を見分けるポイントがあるので、覚えておこう。
  • ニラには独特の匂いがあるが、水仙の葉にはない
  • ニラよりも水仙の方が葉の幅が広い
  • ニラよりも水仙の方が草の丈が高い
しかし、水仙の葉とニラの葉が一旦混じってしまうと、においで判別するのは難しくなるだろう。

それ以外のチェックポイントは、根の部分である。水仙には球根があり、ニラにはない。ニラには、ひげのような根っこがあるのみである。

また、この水仙の小さな球根を玉ねぎと間違って収穫し、中毒を起こした例もある。また、水仙の葉をねぎと間違えて食中毒になった例もある。あまり似ていないが、これは日ごろから、身近な野菜であるねぎを見慣れていれば防げたことだろう。

結論

ニラと水仙の違い、お分かりいただけただろうか。混同して販売されていた例があるので、ぜひともニラと水仙の違いは知っておきたいところだ。新鮮なニラを手に入れたつもりが、思わぬ食中毒となったらいたたまれない。怪しいと思ったら、食べないのが一番だ。自分の身は自分で守る、知識は身を助ける、と思い、機会があれば、花が咲き終わったあとの水仙の葉にも触れておくとよいかもしれない。

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