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オレンジのようなレモン!?メイヤーレモンの謎に迫る

オレンジのようなレモン!?メイヤーレモンの謎に迫る

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

鉛筆アイコン 2021年5月25日

レモンといえば、アメリカのカリフォルニアやイタリアのシチリアといった、太陽の日差しに恵まれた場所で黄色く実った果実を思い浮かべるだろう。しかし、世界には実に多くの種類のレモンが存在し、中にはレモンらしくない品種も存在する。今回紹介するメイヤーレモンもその一つだ。メイヤーレモンとは、どのようなレモンであるか掘り下げていこう。

  

1. メイヤーレモンの不思議な見た目の理由

マイヤーレモンとも呼ばれるメイヤーレモンは、レモンとオレンジが自然交雑して生まれた珍しいレモンである。中国で実っていたメイヤーレモンを発見したメイヤー氏にちなみ、その名が付けられた。中国でレモンと聞くと不思議な感じがするが、レモンの原産地はインドのヒマラヤであるため、中国でメイヤーレモンが実っていても不思議ではない。

メイヤーレモンの特徴

オレンジとの交雑種なので、皮は鮮やかなオレンジ色でなめらかな質感、形状も、ほかのレモンに比べて丸みを帯びている。レモンといえばさわやかな酸味が特徴だが、メイヤーレモンでは、まろやかな酸味とほのかな甘みを味わえる。現在、日本で生産されているレモンは少なく、そのほとんどが海外からの輸入によるものだ。メイヤーレモンも輸入が多くを占めるが、数が少ないながらも三重県で栽培が続けられている。

2. メイヤーレモンの目利き方法とは?

レモンは世界各地で栽培されているため、季節を問わず入手できる。日本で流通しているレモンの多くはリスボンレモンという品種。店頭にメイヤーレモンが並んでいるのを見つけるのは難しいが、通販などで取り扱いがある。国産のメイヤーレモンは、栽培されてはいるが、栽培農家の数が非常に少ないため、流通量も少ない。実際に店舗で手に取って、メイヤーレモンを選ぶことができる場合、次のポイントをチェックしてほしい。
  • 皮に色むらがなく、なめらかであるか
  • 持った際に重量感を感じるか
輸入物の場合、流通している間に鮮度はどんどん落ちていく。そのため、手に持って感触を確かめることで、確実に新鮮なレモンを選ぶことができるだろう。

3. メイヤーレモンの味わい方は?

酸味のあるレモンの果汁は、薬味として使用されることが多いだろう。一方、まろやかな酸味とほのかな甘みが特徴のメイヤーレモンは、レモンスカッシュやホットレモンなど、果汁を味わえる食べ方がおすすめだ。

メイヤーレモンの加工アイデア

レモンスカッシュは絞った果汁と炭酸水、砂糖を混ぜ合わせてできる。熱い夏の時期には、メイヤーレモンのマイルドな酸味が体を癒してくれるだろう。また、メイヤーレモンは皮ごと食べられるため、レモンジャムに加工するのもおすすめだ。海外産のメイヤーレモンの中には、栽培過程で農薬を使用しているものもあるが、国産のメイヤーレモンであれば、農薬は使用されていないため安心して使える。また、海外産のメイヤーレモンであっても、輸入時に検査が行われ、農薬が基準値以下であることが証明されているため、皮ごと食べても問題はない。心配であれば、塩を手に取り、もむようにこすり洗いするとよい。

結論

レモンとオレンジのよい部分を併せ持つメイヤーレモンは、ほかのレモンにはない、まろやかな酸味とほのかな甘みを持ち、果物としてのレモンの魅力を引き上げている。薬味として使われることの多いレモンだが、メイヤーレモンを手に入れた際には、生絞りの果汁を使用したレモンスカッシュやホットレモンで、メイヤーレモン本来の美味しさを味わってほしい。レモンに含まれるクエン酸が疲れた体に活力を与え、より充実した日々を送れるだろう。
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  • 公開日:

    2019年6月15日

  • 更新日:

    2021年5月25日

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