1. もやしの仲間と特徴

低カロリーでヘルシーな特徴ながらも、さまざまな栄養素を含むもやし。新鮮なもやしを選ぶポイントは、ピンとハリがあり、白くてみずみずしいものがおすすめだ。もやしの仲間の大豆もやしの場合は、豆が黒かったり開いていたりするのはあまりおすすめできない。
ちなみに日本で生産されているもやしの仲間は、主に緑豆もやし・大豆もやし・ブラックマッペの3種類だ。それぞれの種子の生産地は、緑豆もやしが中国・ミャンマー、大豆もやしがアメリカ・中国・カナダ、ブラックマッペがタイ・ミャンマーなど。
特徴としては炒めものやサラダ、鍋、和えものなど幅広い料理に合うのは緑豆もやしで、ナムルやスープ、チゲ鍋と相性がいいのが大豆もやし、お好み焼きやラーメンに合うのはブラックマッペだという。ちなみに貝割れ大根やスプラウトといった発芽野菜も、大きなくくりではもやしの仲間らしい。
2. もやしの下ごしらえ

もやしを調理する前に行っておきたい工程が下ごしらえだ。では具体的な下ごしらえの方法を紹介しよう。まず、先端のひげ根の部分を取り除く。付いたまま調理しても構わないが、筋っぽく感じることもあるようだ。シャキっとした食感を楽しみたいなら、下ごしらえの段階で、バットにもやしをひろげ1本ずつ丁寧にひげ根を取っておこう。コツは細い部分を持ってから指先でつまんで取るか、ポキッと折ってもよい。
火の通りが早いもやしだが、さらに時短で調理したい人は電子レンジで温めておくことをおすすめする。方法は洗って水気をきったもやしを耐熱皿にのせてラップをかけたら、600Wで2~3分ほど加熱するだけだ。あとはザルで余分な水気をきる。
近年は生のまま食べられるもやしもあるようだが、独特のクセを取り除くためにも、きちんと下ごしらえして水洗いしたほうがよい。まず、ボウルにたっぷりの水を入れ、もやしを加えてキレイな手で軽く混ぜて洗おう。次にザルにあげてから、しっかりと水気をきる。野菜を回転させるサラダスピナーがあれば、あっという間に水気がきれる。
3. もやしのおすすめレシピ

ここではもやしのおすすめレシピを紹介しよう。下ごしらえはもちろん、もやし料理を作る際に電子レンジを使用すると時短調理が可能だ。たとえば、あと一品欲しいときにおすすめのレシピがもやしのナムルである。先に紹介したようにレンジで下ごしらえを済ませたら、調味料を合わせたボウルにもやしを入れて混ぜ、器に盛り付け、好みでゴマやかつおぶしをトッピングしたら完成だ。
また、おすすめレシピとして豚バラ肉ともやしを重ねて、出汁で味付けても美味しい。作り方は水気をきったもやしを耐熱皿にのせ、もやし全体を覆うように豚バラのうす切り肉を1枚ずつ重ねる。全体に出汁をまわしかけ、ふんわりとラップをかけてレンジで7分ほど加熱しよう。あとはラップをはずして、貝割れ大根や三つ葉を添えたら完成だ。レンジでの調理は、洗いものが少なくて済むし、加熱している間に、ほかの作業ができるのが嬉しいポイントである。ぜひおすすめレシピを再現して、改めてもやしの美味しさを実感してもらいたい。
結論
もやしはレンジで下ごしらえや調理が可能な食材だ。野菜は季節や収穫量によって価格変動があるものだが、もやしはほぼ一定の価格で販売されている。我々のような消費者にとっては安ければ安いほど嬉しいものだが、生産者側がいう適正価格は40円という。中には10円くらいで売っている八百屋やスーパーを見かけることもあるが、それは店全体の安さを、もやしを利用してアピールしているのかもしれない。
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