シーザーサラダのクルトンを簡単に作る方法を解説

シーザーサラダやほかのサラダのトッピングに見られるクルトン。そもそも、「クルトン」とは何かをご存知だろうか。クルトンの語源は諸説あるが「Croute（クルート）」というフランス語からといわれている。クルートは「パンの外側の硬い部分」という意味。現在流通しているクルトンは、パンを小さなサイコロ状にカットして、油で揚げたり焼いたりしてカリッと硬く仕上げる。つまり、パンを硬い状態にしたものがクルトンなのだ。
クルトンが使われる料理はさまざまあり、とくにシーザーサラダはその代表格だろう。ちなみにシーザーサラダが生まれたのは、アメリカとの国境に近いメキシコの地域。シーザーサラダが生まれた当時から、クルトンがシーザーサラダのトッピングに使用されていたのかは、さだかではない。
クルトンはよく、塩やこしょうなどの調味料といっしょに使用されるが、クルトン自体には特別に味付けはされていないものが一般的で、パンを焼いたり揚げたりしたあとの香ばしさが味の特徴だ。手作りすることもできるが、市販品のクルトンも食料品売り場で手に入る。「たまに作るシーザーサラダに活用する」といったように、少量だけ使うなら市販品を、たくさん作ってストックしておくなら手作りするなど、使うシーンに合わせて選んでいきたい。

では、クルトンを使った料理はシーザーサラダ以外にどんなものがあるのだろうか。基本的にシーザーサラダと同様に、ほかの料理でもトッピングとして使っていく。たとえば、コーンスープやポタージュスープのトッピングとして。クルトンの特徴はカリッとした食感だが、スープにひたすことで柔らかくなり、優しい舌ざわりが楽しめるだろう。同じくスープの料理では、クラムチャウダーにもクルトンは使われることがある。魚介の旨みをたっぷり吸いこんだクルトンは、美味しいと子どもからも人気が高い。
クルトンを使った変わり種料理としては、コーンサラダが挙げられる。スイートコーンのみのサラダの「かさまし食材」としてクルトンを使うと、コーンの食感に混ざるクルトンのカリッと感が楽しい。クルトン入りコーンサラダのクルトンは味がしみ込みやすいため、しっかりと味付けすると酒のつまみとしても活用できる。
また、チャーハンやピラフにクルトンを使うこともある。クルトンの香ばしさがプラスされるため、チャーハン・ピラフの美味しさも一段と増すだろう。シーザーサラダ以外にもクルトンの使い方はさまざまある。いろいろな料理に活用していこう。

クルトンとは何なのか、クルトンがシーザーサラダ以外のさまざまな料理に活用できることを紹介した。次は、クルトンを簡単に手作りする方法をチェックしていこう。簡単にできるのでシーザーサラダのトッピング用にサッと作ることも可能だ。電子レンジとトースターで作る方法、オリーブオイルとフライパンで作る方法の2種類を見ていこう。

まずは食パンを用意し、1cm角にカットする。耐熱皿に乗せ、500Wの電子レンジを使用して約3分間加熱しよう。一度全体を混ぜて、さらに約2分加熱する。電子レンジを使用するのは、パンを乾燥させる目的がある。時間は様子を見て適度に調節し、パン表面が乾いたらトースターできつね色になるまで焼いてみよう。シーザーサラダにカリッとした食感を与える、クルトンの完成だ。

簡単にクルトンを作るなら、オリーブオイルとフライパンを用意しよう。食パンを1cm角に切ったら、オリーブオイルをフライパンで温め、食パンを炒める。こちらもパンがこんがりと焼き上がったらできあがり。

どちらの方法も短時間で簡単にできるため、料理初心者でも安心だ。シーザーサラダを盛りつけるときになってもサッと作れるため、ぜひ試してみてほしい。

シーザーサラダのトッピングに欠かせないクルトン。市販品を使用してもよいが、手作りでも作ることができる。クルトンの作り方自体は簡単なので、ぜひ手作りにチャレンジしてほしい。子どもウケもよいシーザーサラダ。家族に美味しい手作りシーザーサラダをふるまって、楽しい食卓を目指してみよう。