1. カルダモンはスパイスの中でも低カロリー

インドや北欧などで多用されているカルダモンのカロリーは、ほかのスパイスと比べても少ない。100gあたりのカロリーをカルダモンとそれ以外のスパイスで比べてみると、以下の通りだ。
- カルダモン......311kcal
- クローブ......417kcal
- 白胡椒......378kcal
- 黒胡椒......364kcal
- しょうが......365kcal
- セージ......384kcal
- タイム......352kcal
- とうがらし......419kcal
- ナツメグ......559kcal
- オールスパイス......374kcal
実際にはスパイスは少量ずつしか使用しないので、この一覧ほどのカロリーをスパイスから摂取することはないが、たとえば小さじ1杯(2g)を基準にすると、カルダモンは約6 kcalの熱量を持っている計算になる。
普段から意識しなければいけないほどのカロリー量ではないが、スパイスを多用したり、カロリー制限を意識し始めたりする時にはスパイスにもカロリーがあることは覚えておいたほうがいいだろう。
普段から意識しなければいけないほどのカロリー量ではないが、スパイスを多用したり、カロリー制限を意識し始めたりする時にはスパイスにもカロリーがあることは覚えておいたほうがいいだろう。
2. カルダモンの栄養と効能

カルダモンのさわやかな香りはさまざまな形で使われているが、カルダモンは香りだけでなく栄養や身体によい効能も秘めている。一度に摂取する量はそう多くないものの、それでも効果を発揮してくれるものばかりなので、ぜひカルダモンの栄養成分について知っておこう。
α-テルピネオールには催眠作用や抗アレルギー作用、抗菌作用、抗真菌作用などが備わっているため、カルダモンは風邪の時に摂取すると効果的といえるだろう。
酢酸テルピニルは消化不良の解消に効果があり、食欲も増すので消化器系の調子が悪い時にもカルダモンはおすすめだ。カルダモンに含まれるリナロールという成分は鎮静作用があり、不安を和らげて気持ちを落ち着けるのに効果が期待できる。
このように、さまざまな効能を持つ栄養成分が詰まっているからこそ、カルダモンは長い歴史の中で愛用され続けてきているのだ。
α-テルピネオールには催眠作用や抗アレルギー作用、抗菌作用、抗真菌作用などが備わっているため、カルダモンは風邪の時に摂取すると効果的といえるだろう。
酢酸テルピニルは消化不良の解消に効果があり、食欲も増すので消化器系の調子が悪い時にもカルダモンはおすすめだ。カルダモンに含まれるリナロールという成分は鎮静作用があり、不安を和らげて気持ちを落ち着けるのに効果が期待できる。
このように、さまざまな効能を持つ栄養成分が詰まっているからこそ、カルダモンは長い歴史の中で愛用され続けてきているのだ。
3. カルダモンはこんな時におすすめ!

さまざまな効果効能を持つカルダモンは、その効果を期待してさまざまな場面で活用されている。ここではその具体例をいくつか紹介しよう。
疲れがたまっている時
カルダモンは気持ちを落ち着けるリラックス効果を持っている。ちょっと一息つきたいという時に、コーヒーにカルダモンを混ぜて淹れればカルダモンコーヒーとなり、普通のコーヒー以上にほっとリラックスできること請け合いだ。集中がきれた時もカルダモンを摂ればいい気分転換になる。
風邪を引いてしまった時
カルダモンの香りには呼吸器系の調子を整える効果がある。鼻詰まりや喉の痛みを感じた時は、さわやかなカルダモンの香りで呼吸をスッキリさせるのがおすすめだ。また、カルダモンには消化を促進し、食欲増進させてくれる効果を持っているので、お腹の調子が悪い時にも効果がある。発汗作用もあるので、熱が出た時にも体温を下げるのに役立つ。体調に違和感を覚えたら、ひとまずカルダモンを摂取してみるのもいいかも知れない。
口臭ケアに
カルダモンは、肉料理の下ごしらえの際ににおい消しとして使われることもあるのだが、その効果は口臭にも使うことができる。使い方は簡単で、ホールのカルダモンをそのまま噛むだけでいい。カルダモンを噛めば、口の中にさわやかな香りが広がり口臭を抑えてくれる。実際にインドではいまもカルダモンを噛んで口臭予防する習慣が残っているようだ。
結論
カルダモンの香りにはさまざまな効能があるので、上手に使って香りを楽しみながらも体調を整える効果を活用していこう。カルダモンの原産はインドだが、歴史の中でロシア、トルコを経由して北欧に広まったため、いまでも北欧でカルダモンは広く使用されている。スパイスの女王とも呼ばれるカルダモンのさわやかな香りを楽しみながら、歴史の重みに想いを馳せてみるのもいいかも知れない。
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