1. 甘やかで爽やかな高貴な香り

カルダモンの歴史は古い。生姜科の「葦(あし)」とよく似た多年草から取れる貴重なスパイスで、清涼感がありながらも刺激を感じさせる味と芳香が特徴。古代ギリシャやローマでは消化促進剤や口臭消し、香水の原料にと様々に珍重されてきた。和名は「小豆蒄(ショウズク)」で、日本では漢方として登録されているという。
カレーの材料となるガラムマサラの主原料にもなることから、カルダモンの名を知っている方も多いと思う。だが、実際に料理に使うには、まだまだ馴染みが少ないのではないだろうか。だが、実は、カルダモンの取り入れ方はけっこうカンタン。紅茶やコーヒーなどに加えるだけで、その甘く爽やかで高貴な香りを日常的に楽しめるのだ。
カレーの材料となるガラムマサラの主原料にもなることから、カルダモンの名を知っている方も多いと思う。だが、実際に料理に使うには、まだまだ馴染みが少ないのではないだろうか。だが、実は、カルダモンの取り入れ方はけっこうカンタン。紅茶やコーヒーなどに加えるだけで、その甘く爽やかで高貴な香りを日常的に楽しめるのだ。
2. コーヒーや紅茶に手軽に加えて

さて、いかにしてカルダモンを使うのか...。まず手初めに(種が入った鞘のままの)カルダモンホールを入手して取り組んでみよう。最も手軽なのは、カルダモンミルクティーだろうか。
作り方としては、ティーポットに紅茶の茶葉と少し砕いたカルダモン、生姜のスライスを入れ、熱湯を注ぐ。ティーカップにミルクを適量入れておき、その上からポットで抽出した紅茶をいれるだけで出来上がりだ。一口飲めば、いつものミルクティーがまったくの別物になっている事に驚くだろう。生姜の刺激とカルダモンの清涼感、ミルクのまろやかさが混然一体となった一杯は、体をポカポカと温めてくれる。風邪の引き始めにも良さそうだ。
また、コーヒーにカルダモンを加えた"カルダモンコーヒー"は、サウジアラビアでは「ガーワ」と呼ばれ、客をもてなす特別な飲物なのだとか。小さめの鍋に水とコーヒー(ひいたもの)とカルダモン(細かく砕いたもの)を入れ、中火で沸騰させ、弱火で約30秒ほど煮たたせて香りを出せば、後はフィルターで漉してカップに注いで完成。好みで砂糖を加え、香りと共に熱々をいただこう。
作り方としては、ティーポットに紅茶の茶葉と少し砕いたカルダモン、生姜のスライスを入れ、熱湯を注ぐ。ティーカップにミルクを適量入れておき、その上からポットで抽出した紅茶をいれるだけで出来上がりだ。一口飲めば、いつものミルクティーがまったくの別物になっている事に驚くだろう。生姜の刺激とカルダモンの清涼感、ミルクのまろやかさが混然一体となった一杯は、体をポカポカと温めてくれる。風邪の引き始めにも良さそうだ。
また、コーヒーにカルダモンを加えた"カルダモンコーヒー"は、サウジアラビアでは「ガーワ」と呼ばれ、客をもてなす特別な飲物なのだとか。小さめの鍋に水とコーヒー(ひいたもの)とカルダモン(細かく砕いたもの)を入れ、中火で沸騰させ、弱火で約30秒ほど煮たたせて香りを出せば、後はフィルターで漉してカップに注いで完成。好みで砂糖を加え、香りと共に熱々をいただこう。
結論
フランス人の家庭で紅茶をいただいたとき、ティーポットにこのカルダモンが入っていた。その時、五感で感じた得もいわれぬ美味しさは今も忘れられない。一度味わったら病み付きになるカルダモンの香りの魔法。今宵ぜひ、家族でそのマジックに酔ってみてはいかがだろうか。
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