1. カレー粉との違いを知っておこう

じつは、カレー粉はイギリスが発祥の地。18世紀後半にインドからイギリスにカレーが広まり、簡単に作れるようにとカレー粉が生み出されたのだ。一方、ガラムマサラはインドを代表するミックススパイス。通常3〜10種類のスパイスが配合されるが、配合にとくに決まりはない。各家庭で独自のガラムマサラが存在し、「おふくろの味」といったイメージだ。
主に使われるスパイスは、ブラックペッパー、カルダモン、コリアンダー、クミン、シナモン、クローブ、ナツメッグなどで、チリペッパーで辛味を高める場合もある。スパイスの配合でカレー粉と大きく違うのは、ターメリックの有無だ。カレー粉には色付けのためのターメリックが使用されるが、ガラムマサラには使われない。
主に使われるスパイスは、ブラックペッパー、カルダモン、コリアンダー、クミン、シナモン、クローブ、ナツメッグなどで、チリペッパーで辛味を高める場合もある。スパイスの配合でカレー粉と大きく違うのは、ターメリックの有無だ。カレー粉には色付けのためのターメリックが使用されるが、ガラムマサラには使われない。
2. 家庭料理をスパイシーに。コツは最後に加えること!

「ガラム」はヒンディー語で「暑い、熱い」という意味。マサラとは複数の香辛料を混ぜ合わせたミックススパイスの総称である。語源の「熱い」は、香辛料に熱を加えて空煎りして香りを引き出すことに由来する。ガラムマサラは、辛味よりも香りをプラスするために使われる香辛料なのだ。
さまざまな料理の風味付けに活用したいガラムマサラ。最後のひとふりで、カレー粉とは違うスパイシーな風味に仕上がるのだ。たとえば、暑い日にはスープや煮込み料理、炒め物などにふりかけて香りを楽しもう。唐揚げ、焼きそば、肉じゃがなどの家庭料理も、ひと味違う美味しさになるのでおすすめだ。いずれの場合も、香りがとばないように火を止める直前や仕上げに加えるのがコツといえる。
さまざまな料理の風味付けに活用したいガラムマサラ。最後のひとふりで、カレー粉とは違うスパイシーな風味に仕上がるのだ。たとえば、暑い日にはスープや煮込み料理、炒め物などにふりかけて香りを楽しもう。唐揚げ、焼きそば、肉じゃがなどの家庭料理も、ひと味違う美味しさになるのでおすすめだ。いずれの場合も、香りがとばないように火を止める直前や仕上げに加えるのがコツといえる。
3. ガラムマサラの正しい保存方法はホールのままがベスト

ガラムマサラに限らず、どの香辛料にもいえることだが、正しい保存方法のポイントは「光・熱・湿気」だ。基本的に、暗く常温の湿気が少ない場所での保存がおすすめである。
紫外線の当たらない場所に保存
ガラムマサラなど香辛料の正しい保存方法で、まず気をつけたいのが紫外線だ。直射日光が当たるとパウダー状だろうと、ホールのままだろうと劣化していく。日の光が当たらない場所、または陶器など紫外線が直接当たらない容器に保存するようにしよう。
熱がこもらない場所に保存
ガラムマサラなど香辛料は、熱によっても劣化していく。スパイスを使うコンロ周りは、使い勝手がよい保存場所であるが、温度があがるので保存場所には適さない。比較的涼しい場所に保管するのがベストである。
湿気が少ない場所に保存
乾燥している香辛料にとって、湿気は天敵だ。水分を含めば含むほど、風味が損なわれてしまうため、湿気が高いシンク周りはよくない。さらにできるだけ空気に触れないように、密閉容器に入れるのが正しい保存方法だ。
その都度すりつぶすのが一番よい
ガラムマサラは数種類の香辛料を調合して、手作りすることができる。風味豊かなガラムマサラを楽しみたいなら、ホールで購入した香辛料をその都度すりつぶして調合するのがおすすめだ。
4. ガラムマサラの冷蔵保存は避ける

涼しい場所での保存がよいと聞くと、冷蔵保存を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。じつは涼しい場所であることに加え、温度変化が少ない場所に保存することもガラムマサラの保存では重要だ。冷蔵庫内は扉の開閉により温度変化を受けやすいため、ガラムマサラの冷蔵保存はおすすめできない。
さらに冷蔵庫内は一定の温度に保たれているわけではなく、モーターの稼働や停止により室内温度が上下している。それに加え、湿度も高い保存スペースである。とくに扉側が温度変化を受けやすいため、ガラムマサラをどうしても冷蔵保存したい場合は、チルド室での保存がよいだろう。
さらに冷蔵庫内は一定の温度に保たれているわけではなく、モーターの稼働や停止により室内温度が上下している。それに加え、湿度も高い保存スペースである。とくに扉側が温度変化を受けやすいため、ガラムマサラをどうしても冷蔵保存したい場合は、チルド室での保存がよいだろう。
5. ガラムマサラは冷凍保存がおすすめ

パウダー状のガラムマサラを保存するには、冷凍保存が一番おすすめだ。冷凍庫内は温度や湿度が一定に保たれており、劣化が少なくて済む。ガラムマサラなど香辛料を冷凍保存する際には、空気をできるだけ抜いて保存するのがよいため、フリーザーバッグなどの密閉袋を利用しよう。
ガラムマサラを袋に入れたら、しっかりと押さえて空気を抜いて密閉することが大切だ。袋にまとめて入れ冷凍保存すると、少量使う度に残りのガラムマサラも空気に触れてしまう。小分けにして袋に入れておけば、残りのガラムマサラの風味を長持ちさせることができる。
ホールのままの香辛料も冷凍保存すると、2年ほど鮮度を保てる。ガラムマサラを作るスパイスセットを作り、1回にすりつぶす分量ごとに袋に入れておけば、すぐに調理できるので便利である。
ガラムマサラを袋に入れたら、しっかりと押さえて空気を抜いて密閉することが大切だ。袋にまとめて入れ冷凍保存すると、少量使う度に残りのガラムマサラも空気に触れてしまう。小分けにして袋に入れておけば、残りのガラムマサラの風味を長持ちさせることができる。
ホールのままの香辛料も冷凍保存すると、2年ほど鮮度を保てる。ガラムマサラを作るスパイスセットを作り、1回にすりつぶす分量ごとに袋に入れておけば、すぐに調理できるので便利である。
6. ガラムマサラの解凍方法はとても簡単

魚や肉を冷凍したときには、解凍方法に気をつけないと、鮮度や味が落ちることがある。しかし冷凍したガラムマサラは、解凍方法を気にする必要はない。スープや炒め物の仕上げにさっとふりかけるだけという、とても簡単な解凍方法だ。ホールのスパイスは、解凍せずにそのまますりつぶすことはできない。室温において、少し解凍してから調理しよう。包丁で潰せる硬さになっていれば、すりつぶすことが可能だ。
もし使おうとした際にガラムマサラの風味が損なわれていても、香辛料は腐る食材でないため捨てる必要はない。量を増やすことで風味を足すことができるが、カビが生えていないかだけは、十分に確認しよう。解凍方法の失敗が気にならないため、気楽に冷凍保存ができ長期保存できるガラムマサラ。普段の料理を風味豊かにしてくれるので、ぜひ一度試してもらいたい。
もし使おうとした際にガラムマサラの風味が損なわれていても、香辛料は腐る食材でないため捨てる必要はない。量を増やすことで風味を足すことができるが、カビが生えていないかだけは、十分に確認しよう。解凍方法の失敗が気にならないため、気楽に冷凍保存ができ長期保存できるガラムマサラ。普段の料理を風味豊かにしてくれるので、ぜひ一度試してもらいたい。
結論
ガラムマサラは、カレーに加えると風味が増して本場インドの味わいになる。小さい子どもがいる場合、カレーは甘口が定番というご家庭も多いだろう。そこで、冷凍保存しておいたガラムマサラの出番である。甘口カレーに飽きたお父さんは、自分の器にパッとひとふり。これなら別鍋で作る手間も省ける。スパイシーなカレーを愛するお父さんの強い味方だ。