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スパイスとハーブの明確な違いは無い!?スパイスのルーツをたどる

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2017年10月25日

食卓にかなり浸透してきたスパイス。一昔前は家庭にあるスパイスといえば、黒胡椒やナツメグやシナモンぐらいのものであったが、今やクミン、コリアンダー、オレガノ、オールスパイス…そのバリエーションは、驚くほど豊富。SNSやインターネットの普及によって、各国料理のレシピが手軽にピックアップできるようになったこともあり、その数は年々増加しているようだ。今回は、そんなスパイスの世界を覗いてみよう。

1. スパイスの定義

どんなものがスパイス?

そもそもスパイスとは、一体どんなものを指すのか?スパイスは、調味料の一種。植物から採取されるもので、調理の際に香りや辛味、色などを出すために用いられるモノの総称である。日本語では香辛料とも呼ばれている。スパイスは食事を美味しくするのはもちろん、食欲の増進、臭み消しとしても広く使われてきた。スパイスというとどうしてもカルダモンやクミンなど、少々レベルの高いものを想像しがちだが、広義では月桂樹の葉やタマネギ、ニンニク、ショウガなどもスパイスの一部と言える。

ハーブとスパイス

前述の通り、広義で捉えるとスパイスの種類は、かなり幅が広い。では、スパイス売り場で見かけるハーブ類、例えばオレガノやバジルなどは、スパイスに含まれるのか?答えは、YES&NO。スパイスとハーブには、厳密にはその差に定義がない。今回は、植物の樹皮や種子、実や根などをスパイスと限定して、お届けすることにする。

2. スパイスの歴史 

古代から愛用されてきたスパイス

スパイスと人間との関係は、奥がかなり深い。古代エジプト時代にはガーリックやシナモン、クローブなどが、生活に取り入れられていたという記録が残っているそうだ。当時は食用としてだけでなく、薬用としても多く用いられていた。日本でも奈良・平安時代には、山椒や山葵、大葉など、日本特有のスパイスが用いられていたという記録が残っている。さらに正倉院の御物の中に、胡椒やクローブ、シナモンなどが残されている。

スパイスと戦争

スパイスを巡った戦争は、世界中で数多く起こった。というのも古く、世界を圧巻してきたヨーロッパ諸国は、日本同様スパイスが収穫できない地域。そこでスパイスを手に入れるために、原産国の多くである東洋への侵略を繰り返したと言われている。当時、スパイスは希少価値がかなり高く、高額で取引をされていた。

3. スパイスの種類

単一品種のスパイス

日本で最も身近な香辛料といえば、胡椒であろう。ちなみに胡椒は、熱帯性の多年生つる生植物につく実を乾燥させたもの。単一品種の樹皮や種子、実や根などで作られるスパイスは、胡椒を筆頭にアニス、クミン、カルダモン、ナツメグ、スターアニス、コリアンダーシード、シナモンなどがある。それぞれホールと言って原形のままで売られているもの、粗挽きになっているもの、パウダーになっているものがある。料理によって使い分けができるといいが、初心者の場合は粗挽きかパウダーからトライするといいかもしれない。

ミックススパイス

いくつかのスパイスをあらかじめミックスしてあるものもある。例えば、カレーパウダーやガラムマサラ、チリパウダー、五香粉などがそれに当たる。手軽に使えるのがミックススパイスのいいところ。これはブランドによって配合の割合が異なるので、食べ比べ、好みのものを見つけよう。

4. スパイスが際立つ料理

王道のカレー

日本ではカレーはルーで作るものという認識が一般的だが、本来、カレーはスパイスをブレンドして作るもの。とろみのあるいわゆる日本的なカレーにはならないが、スパイスだけで作るカレーは、あっさり、それでいて刺激的。さらに煮込む時間が少なくて済むので、食欲が減退しがちな夏には特にオススメだ。用意するスパイスは、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、ターメリック、カイエンヌペッパーだけ。

●材料

タマネギ2個
鶏モモ肉(または骨つき)300g〜
トマト 大きいもの2個 なければトマト缶1缶で代用可能
ニンニク、ショウガ 1カケずつ

●作り方

みじん切りにしたニンニクと生姜をオリーブオイルで炒め、香りを出す。薄切りの玉ねぎを加え、10分ほど炒める。次にひと口大に切った鶏肉を加え炒め、肉の色が変わったら、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、ターメリック、塩をそれぞれ好みの量加える。カイエンヌペッパーは、辛さを調節するものなので、好みに合わせて加え、ざく切りにしたトマトを投入。あとは20分ほど煮込むだけ。

便利なミックススパイスを活用

ミックススパイスは、とにかく便利。味がさっと決まるので、ぜひ活用してみてほしい。我が家で活躍するのは、チリパウダー。炒め物にさっと加えるだけで、途端にメキシカン調の味わいへと変化させてくれる。合挽き肉と炒め、ほんの少しケチャップなどを加えれば、タコライスの具に。五香粉は、別名ウーシャンフェンとも呼ばれる。唐揚げの下味に使ったり、角煮などに加えるのがオススメだ。定番料理が一気に本格的な味わいに進化する。

結論

スパイスの世界、いかがだっただろうか?スパイスは歴史が古い分、奥がとても深い。何より嬉しいのは、使い方ひとつで料理の本格度がグッと増すところ。一度、そのテクニックをマスターすれば、虜になること請け合い。まずは、王道のカレーにトライしてみてほしい。
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