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その名の通り!強い甘みが魅力のプルーン【シュガー】の特徴を解説

その名の通り!強い甘みが魅力のプルーン【シュガー】の特徴を解説

投稿者:ライター 田口 忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

鉛筆アイコン 2019年7月 9日

一般的に、ドライフルーツやシロップなどに加工されることが多いプルーン。しかし、日本で栽培されているプルーンは生食向きの品種が多いため、スーパーのフルーツ売り場などでも見かけるようになってきた。今回は、プルーンの代表的な品種であるシュガーについて、特徴や選び方など解説しよう。

  

1. プルーンの代表的な品種「シュガー」

プルーンの歴史

プルーンは、バラ科サクラ属の西洋スモモの果実の総称である。コーカサス地方が原産地といわれ、古代ローマ時代には食べられていたようだ。アメリカでプルーンの栽培が盛んになったのは19世紀中頃に入ってからで、品種改良によって、現在のカリフォルニアプルーンが作られた。明治時代になり日本にも入ってきたが、プルーンは雨に弱く、成熟期に雨が多いと烈果や病気が発生しやすいなど栽培が難しかったため、定着はしなかった。現在では品種改良によって、長野県や北海道などの地域で栽培が行われている。

日本を代表するプルーンの品種シュガー

プルーンは、イギリスから入ってきた「アーリーリバー」「ツアー」やスウェーデンの品種「オパール」、ベルギーの品種「サンタス」、アメリカの品種「プレジデント」など、さまざまな品種が栽培されている。その中のひとつである「シュガー」は古くから日本にあった品種で、その栽培面積は全国で栽培されるプルーンの約12%を占める59.7ha。「サンプルーン」に次いで2番目に多く栽培されている品種だ。

2. シュガーの特徴と収穫時期

プルーンにはたくさんの品種があり、収穫の時期により「早生種」「中生種」「晩生種」に分類される。シュガーは中生種にあたり、収穫時期は栽培される地域によって多少違うが、8月中旬頃である。

シュガーは古くから日本で栽培されている品種で、日本の気候に最も適しているプルーンといわれている。果実の大きさは20~30gとやや小ぶりだが、糖度が15度と、その名前の通りとても甘く酸味が少ない品種である。果皮は、やや赤みがかった紫色で、完熟すると濃い紫色になり、酸味が抜けて甘みが増すため、食べ頃の目安である。

3. シュガーの選び方と美味しい食べ方

美味しいシュガーの選び方

シュガーを選ぶ際には、皮に張りがありふっくらとし、果皮の色が濃いものを選ぶようにしよう。プルーンの果皮の表面には白い粉が付いているものがあるが、この粉はブルーム(果粉)と呼ばれるもので、鮮度が落ちるとブルームも落ちるので、プルーンを選ぶ時には、果皮一面にブルームが付いているものが新鮮である。また軸が付いているものは、軸が新しく緑色のものが新鮮である。まだ熟していないものは、室温におき追熟させてから、冷蔵庫で冷やして食べると美味しく食べることができる。

美味しいシュガーの食べ方

プルーンといえば、ドライフルーツやシロップなどに加工されているのが一般的だが、シュガーは甘みが強いので、加工せずにそのまま生で食べるのがおすすめだ。果皮の部分にはポリフェノールが豊富に含まれているので、皮のまま食べるのがよい。軽く水洗いして冷凍庫で凍らせておくと、比較的長く保存することができる。また、シャーベット状で食べるのも美味しいので試してみてほしい。

結論

栄養が豊富で、健康食品としても人気のフルーツであるプルーン。プルーンにはさまざまな品種があるが、古くから日本で栽培され、最も日本の気候に適した品種といえるのがシュガーである。その名の通り、甘みが強く美味しいことから、人気の品種だ。もし店頭でみかけることがあったら、購入してその甘みを味わってみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2019年7月 9日

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