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同じ柑橘類の夏みかんとどう違う?【あまなつ】の特徴や選び方

投稿者:ライター 亀崎智子(かめざきさとこ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年7月 5日

昔から根強い人気があり、初夏の果物の代表選手でもある、あまなつ。夏みかんと比較されることが多いあまなつには、どのような特徴があるのか。夏みかんとの違いや、美味しいものの選び方、上手な食べ方について詳しく紹介していこう。

1. あまなつってどんな柑橘類?

夏みかんが突然変異して誕生した?

あまなつは、昭和10年頃に大分県で生まれた。カラタチ台の夏みかんとして植栽されたものの一部が、突然変異して誕生した柑橘類であり、正式名称では「川野夏橙(カワノナツダイダイ)」と呼ばれている。ちなみに、夏みかんよりも酸味が少なく甘みを感じやすいというところから、あまなつと名づけられた。

濃いオレンジ色の中玉サイズ

重さが300〜400gで直径が9.5~10cm前後と、比較的中玉サイズのあまなつは、皮が厚くて硬めであるのが特徴。果皮の色は濃いオレンジ色をしている。また、果皮だけでなく、内側の膜であるじょうのう膜も厚い。

2. あまなつと夏みかんの違いとは

夏みかんの味の特徴とは

柑橘類の一種である文旦の血をひく夏みかんは、重さが400~500gもある大玉だ。また、内側のじょうのう膜が硬くて厚く、独特の苦みがある。甘みよりも酸味が強い夏みかんは、夏にさっぱりと食べたい人には好まれる柑橘類である。元々の夏みかんは原産地の山口県と和歌山県の一部でしか栽培されていないが、現在はあまなつや日向夏などを総称して夏みかんと呼ぶこともあるので、その分類は少々難しい。

甘酸っぱさが特徴のあまなつ

春~初夏に旬を迎えるあまなつは、爽やかな甘酸っぱさと独特の苦みがあり、香りもよく、甘みの中にも酸味を感じることができる。
また、夏みかんと比較すると早く色づき、酸味が抜けるのも早いという特徴があるので、夏みかんよりも甘みが強くなる。

ビタミンも豊富

私たちに不足しがちなビタミン。あまなつは、ビタミンB1やビタミンC、クエン酸なども豊富に含んでいるので、ビタミン補給のためにもおすすめできる果物である。とくに、ビタミンCは実よりも皮の方に含まれているので、皮を上手に加工して食べることもおすすめである。

3. 美味しいあまなつの選び方と食べ方

ヘタと果皮に注目

スーパーなどであまなつを選ぶ時に、確認したいポイントがある。まず、ヘタが枯れていないものを選ぶということ。そして、手に取った時に重量感のあるものが果汁も豊富であり、ジューシーに味わうことが可能である。あまなつの果皮には、たまに傷がついていたり、シミがついていたりすることがあるが、それが味に影響を及ぼすことはほとんどないので気にしなくて大丈夫だ。

包丁やナイフで切れ目を入れて皮をむこう

あまなつの皮は硬くて厚いので、手だけでむくのは難しい。そのため、お尻の方に包丁やナイフで浅く切れ目を入れてからむくと、簡単に皮がむけるのでおすすめである。また種があるため、小さな子どもや高齢の方が食べる場合には、誤飲しないように注意が必要だ。薄皮であるじょうのう膜も硬くて厚く、そして苦みがあるため、薄皮をむいてから食べることをおすすめする。また、皮をむくのが面倒な場合には、半分にカットして、実をスプーンですくって食べるという方法もある。
あまなつは適度な酸味を含んだ甘さが特徴なので、生食以外にもゼリーやシロップ漬け、ケーキやタルトのトッピングなどに活用する方法もある。

皮も上手に有効活用

あまなつの外皮にはビタミンCなどの栄養素が含まれている。皮も捨てずに細切りにして、実と砂糖と一緒に煮込めば、ほんのりとした苦味が魅力のマーマレードに。皮も実もまるごと食べることができるので、おすすめである。
ただし、外皮を使用する場合には、農薬の心配もある。無農薬無肥料で栽培されたものを手に入れることができたらベストだが、農薬使用で栽培されたものを使用する時は、しっかりと落としてから使用するのがよい。

結論

夏に食べたくなる、爽やかな甘酸っぱさが特徴のあまなつ。グレープフルーツの進出などで消費量が落ち込み、昔に比べると生産量が減ってしまってはいるが、栄養も豊富で美味しい柑橘類である。ひと手間かけることで果皮もまるごといただくことができるので、ぜひ、マーマレード作りにも挑戦してはいかがだろう。
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