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ジュースだけじゃない!ピザの自動販売機があるってほんと?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年10月23日

世の中にはさまざまな自動販売機がある。箱入りクッキーの自販機があれば、桃やりんごといった果物のマシーンもある。そして、ピザの自動販売機も現在日本に存在しているのである。2018年の7月に設置され、人々は行列、SNSでは技術の進歩に感嘆する声が上がり、大いに話題になった。いったいどんなピザが買えるのか、なぜピザの自動販売機が設置されるようになったのかなど詳しく見てみよう。

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1. いったいどんなピザが出てくるのか?

ピザの自動販売機があるのは、広島市西区のTSUTAYA楠木店の敷地内である。イタリアンカラーに彩られ、大きくピザの写真が入った証明写真ボックスサイズの自販機。なんとこの中で、ピザを焼きあげるのだという。温めるだけのピザの自販機はこれまでもあったが、焼きあげタイプは日本初だ。

ここで買えるのは、直径27センチのマルゲリータ(980円)と4種のチーズピザ(1280円)。タッチパネルで注文すると、電気で、最高300℃で約5分で焼きあげる。上部が開いた箱に入った状態で出てくると、周囲にはチーズの香りが漂う。ピザを購入した客は、ピザカッターやナプキンを自由に持ち帰ることができる。

ピザ自販機の中はどうなっているのだろうか。ピザは、8割完成して冷凍してあるものだそうで、1回の補充で1種類あたり42枚、合計84枚が入っているのだそうだ。

ピザ自販機の仕掛け人であるイーライン(広島市中区)の谷口社長によると、このピザはこだわりの品で、ベネチアのピザメーカーに依頼して、製造し送ってもらっているのだという。手ごねで自然発酵させた生地にこだわり、コクを出したトマトソース、ハーブのオレガノを減らしたりと日本人好みの味付けに調整。日本とイタリアでは小麦粉の味も違う。本場のもの使い、納得感のある出来上がりを追求したそうだ。

2. なぜピザの自動販売機?

そもそもなぜピザの自販機を手掛けることにしたのだろうか。元トラック運転手で現在物流送会社を経営する谷口社長は、トラック運転手時代、早朝から深夜まで働く日々で、ピザを食べたいときにデリバリーが利用できないという状況だったという。24時間オーダーできたらと考えていた時、動画共有サイトにてイタリアのピザ自販機の投稿が目に留まったのだった。

ビジネスチャンスになるとふみ、そのイタリアの会社に連絡を取り現地で話を進めていったが、先方が経営破綻。

経営がうまくいかなかったのはピザ自体のクオリティにあったとして、商品のピザづくりの開発を徹底的に行うと共に、ほかの自販機の会社を紹介してもらい、いっしょに組めることになった。

3. ピザの自動販売機を日本に導入するにはどんな調整が?

イタリアの自動販売機は、そのまま日本に持ってくることができない。まずイタリアと日本では電圧が違うのでその調整が必要だった。日本の気候だと壊れやすい部品の耐久性をあげるなどの改善、またウィンドウズ搭載の自販機に日本語フォントを入れたりといった調整があったという。

また、日本の法律下での認可が必要だった。まったく新しい形態であるが、飲食業に分類されるため、広島県ではなく、直接厚生労働省の許可を得るといった交渉が必要になった。その後、広島県が募集していた助成事業に、ピザの自動販売機設置として応募し、採択された。それを目にしたツタヤから声がかかり、2018年の7月末にツタヤ楠木店にピザ自販機を設置することになったという経緯である。8年の月日が流れていた。

結論

現在谷口社長は、日本の風土において壊れやすい、イタリア製の自販機の改良版ではなく、いちから日本のメーカーと協力してピザ自販機を製作中である。目標は3年で100個の自販機設置とのことで、全国にピザ自販機がやってくるのも遠い未来ではないかもしれない。
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