1. セミベジタリアンの定義とは
そもそもベジタリアンとは?
セミベジタリアンを紐解く前に、まずはベジタリアンについておさらいしておこう。ベジタリアンとは、日本語で菜食主義を指す言葉である。ちなみにベジタリアンのなかには、いくつか種類がある。なかでも、菜食に加えて卵や乳製品も食べる、ラクト・オボ・ベジタリアンは、非常に多く存在するといわれている。欧米をはじめ、インドにも非常に多い。ベジタリアンになる理由は、健康のためだけとは限らない。宗教上の理由や環境上の理由、動物保護の観点など、さまざまな理由が存在する。
柔軟性を備えたセミベジタリアン
セミベジタリアンも食主義のひとつで、菜食を基本としながらも、ある一定量ならば動物性食品も摂る。フレキシブル=柔軟性があることから、フレキシタリアンという名前で呼ばれることもあるようだ。とはいえ、動物性食品を自由に食べていては普通の食事になってしまうので、もちろんある程度の制限も必要。特にアルコール、ファストフード、加工食品、糖質が多いものやスイーツは、控えることが望ましい。動物性の食品は、できれば低カロリー、低脂肪のものを選び、ケースに応じて取り入れるといった具合だ。
2. セミベジタリアンとベジタリアン、ヴィーガンの違い
ヴィーガンとは、動物由来のものの摂取や使用を避ける食主義・あるいは生活主義のことである。食べ物だけでなく、石鹸や洗剤、着衣にまでこのポリシーにこだわる人が多いことでも知られている。
まとめると、ベジタリアンは菜食主義。セミベジタリアンはベジタリアンの一種で、菜食主義ときどき動物性食品。ヴィーガンはベジタリアンとは一線を画す食主義で、動物性食品、商品一切NGといったストイックなものである。
まとめると、ベジタリアンは菜食主義。セミベジタリアンはベジタリアンの一種で、菜食主義ときどき動物性食品。ヴィーガンはベジタリアンとは一線を画す食主義で、動物性食品、商品一切NGといったストイックなものである。
3. セミベジタリアンとダイエット
気軽にチャレンジしやすい食主義
セミベジタリアンは、多くの人に取り入れやすい食主義だといえる。というのも、動物性食品を摂取することができるので、満腹感や満足感も高く、栄養のバランスも調整がしやすい。ご存知の通り、食生活を変化させるのは容易なことではないので、一概にすべての人にセミベジタリアンが合うとは言い難いが、うまく行うことができれば、ダイエットや体質改善に一定の効果が期待できるだろう。
オリジナルのルールを決めることも可能
例えば、日頃は菜食をベースにして、いまだベジタリアン仕様のメニューが少ない外食の際には、動物性食品を摂取する。1週間に
2回ほど、動物性食品を摂取する日を作るなど、アイデア次第で幅広いアプローチが可能である。
2回ほど、動物性食品を摂取する日を作るなど、アイデア次第で幅広いアプローチが可能である。
タンパク質の不足には要注意
セミベジタリアンを実行するうえで注意すべき点は、動物性食品でこれまでまかなっていたタンパク質源を、いかに植物性に置き換えることができるか。自己判断せず、まずは一度、主治医などに相談する、専門書を読むなど、きちんと調べたうえで取り入れることが重要である。
結論
セミベジタリアンは、今すぐにでも行うことができそうな、ライトなベジタリアンといえそうだ。きちんと調べたうえで、自分にあった方法を取り入れることができれば、ダイエットにも期待がもてる。タンパク質源という観点から見ると、適度な動物性食品の摂取は満足感を得るためにも、栄養価の面でも非常に重要である。ただ、過度な動物性食品の摂取は体にとって害にもなり得る。菜食と動物性タンパク質、相反するふたつの要素を両立できる食生活こそ、セミベジタリアンと呼べるのかもしれない。
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