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香川県生まれの奇跡の赤いみかん【小原紅早生】ってどんな柑橘類?

投稿者:ライター 亀崎智子(かめざきさとこ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年8月27日

香川県生まれで、20年かけて種苗登録された「小原紅早生」は、日本一赤いみかんといわれている。鮮やかな果皮の色と濃厚な甘みが最大の特徴でもある小原紅早生だが、どのようにして誕生して、どのような柑橘類なのかについて紹介していこう。

1. 奇跡の赤いみかん「小原紅早生」ってどんなみかん?

20年かけて種苗登録された奇跡の赤いみかん

小原紅早生は、昭和48年に、瀬戸内海に面した小原氏のみかん農園で見つかった「宮川早生」という品種が、突然変異により枝変わりしたことで誕生したみかんである。その赤いみかんを試験場に持ち込んで約20年栽培実験を行うことで、種苗登録にまでたどり着いた、香川県オリジナルの品種である。

鮮やかな紅色が特徴

小原紅早生の最大の特徴は、その果皮の色である。国内で栽培されている約100種類のみかんの中でも、果皮があまりに濃厚な紅色のため、別名「金時みかん」とも呼ばれている。そして、この色の濃さは果皮だけでなく、果肉にも反映されている。

2. 濃厚な甘みで一度食べたら忘れられない小原紅早生

糖度が高く濃厚な甘み

果皮の濃厚な赤色以外の特徴としてあがるのが、一般的なみかんの糖度が平均11〜12度といわれている中、糖度が13度と高く、濃厚な甘みを持つことである。また、果皮が薄くて柔らかいために、手で簡単に皮をむくことができる。そして、中の房は果汁を豊富に含んでおり、弾力があって、濃厚な甘みと柔らかい酸味のバランスは一度食べたら忘れられない味だ。

濃厚な甘みを生み出す生産者の努力

この小原紅早生の濃厚な甘みは生産者の努力により生み出されているものである。糖度を上げるために、土壌の水分量を調整する必要があり、栽培時には透湿性のシートで地面を覆い、雨水の吸収を抑えている。そして、並行して、土の乾燥のしすぎを予防するために、シートの下に配管を通らせることで、与える水分量を調整しているのである。また、小原紅早生を越冬させて作る「越冬さぬき紅」はさらにその糖度を上げるために1つ1つの実に袋をかぶせ、樹の上で時間をかけて熟成させる必要がある。このように、濃厚な甘みは、愛情も時間も手間も惜しまない生産者の努力の賜物なのだ。

香川県限定栽培で冬が旬

小原紅早生は香川県で誕生したオリジナルの品種であり、香川県のみで生産されている。収穫は11月下旬頃から開始され、露地ものに関しては12月中に収穫が終了する。その後、少し期間があいて越冬し、さらに甘さが増したものが1月下旬頃から収穫が開始される。
そのため、1番美味しく食べることができる旬は、露地ものと越冬したものでずれが生じる。露地ものは11月下旬頃から1月上旬まで美味しく食べることができ、越冬したものは2月の初旬頃から中旬頃までが美味しく食べることができるのだ。

3. 小原紅早生は甘さを選別されて出荷される

糖度によりランクづけされる小原紅早生

濃厚な甘さが特徴である小原紅早生は、出荷する時に大きさや色づきの見た目だけでなく、光センサーを用いて、糖度や酸度を測定して細かく分類されたうえで、それぞれに名前がつけられる。最高ランクの糖度である12度以上のものに関しては「さぬき紅」、糖度が11度以上のものに関しては「金時紅」と呼ばれ、それ以下の糖度のものに関しては小原紅と呼ばれて販売されているのである。
そして、丁寧に水分調整と1つずつの袋かけをして年をまたぐ越冬をすることで、果実の質と、さらに濃厚な甘みでベストな味に仕上げられたものが「越冬さぬき紅」と呼ばれている。このみかんは収穫時期が短く、収穫される数も多くはないので、入手困難ということで高級品扱いされている。

結論

奇跡の赤いみかんといわれる小原紅早生は、愛情を込めて作られた濃厚な甘みが特徴の柑橘類だ。香川県オリジナルで限定栽培でもある。とくに、越冬したものに関しては味も最高級品に仕上げられており、貴重な品であるので、機会があればぜひ、手に取ってみるのもよいだろう。
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