1. セロリに含まれる栄養素は茎よりも葉のほうが多い
独特の香りと食感に好き嫌いが分かれるセロリは、栄養豊富な野菜でもある。主な栄養素はビタミンCやB群などのビタミン類、βカロテンなどである。特徴ともいえる独特の香りは、セネリンやアイピンをはじめとした約40種類の香り成分によるもので、食欲増進や精神を安定させるのに効果があるとされている。
セロリに含まれるビタミン類は、実は茎よりも葉の部分に多い。食べ方が分からず捨ててしまうことが多いセロリの葉は、実は栄養の宝庫なのである。捨ててしまう前に、セロリの葉の栄養を余すことなく摂取できる料理を考えてみたい。
セロリに含まれるビタミン類は、実は茎よりも葉の部分に多い。食べ方が分からず捨ててしまうことが多いセロリの葉は、実は栄養の宝庫なのである。捨ててしまう前に、セロリの葉の栄養を余すことなく摂取できる料理を考えてみたい。
2. 茎がなくてもOK!セロリの葉だけで作れる料理
セロリの葉だけで作れるおすすめの料理を2つ紹介する。
・セロリの葉のホットサラダ
適当にちぎったセロリの葉に、ニンニクとカリカリになるまで炒めたベーコンをのせれば、それだけでサラダが完成する。胡椒やクルトン、パルメザンチーズなどをトッピングしてシーザーサラダのようにしてもOK。温泉たまごをのせればさらに美味しくなること間違いなしだ。
・セロリの葉の天ぷら
セロリの葉は天ぷらにすると美味しく食べられるのだ。たとえば春菊やしそなど、香りのある野菜の天ぷらをイメージするとよいだろう。セロリ特有の香りが驚くほど軽減され、揚げることで口に残る繊維も感じずサクサクとした心地よい食感になる。
3. ほかにもある!セロリの葉の使い道
セロリの葉を使った料理がたくさんあることは分かったが、ここではさまざまな活用方法を見てみよう。
・乾燥させて自家製ドライハーブにする
セロリの葉を天日や電子レンジで乾燥させる。完全に水分が抜けるまで乾燥したら、ポリ袋などにいれて粉砕すれば、自家製のドライセロリが完成する。
湿気に弱いので乾燥剤を入れて保存するのがおすすめ。塩やほかの種類のスパイス、ハーブと調合すればオリジナルのスパイス調味料ができる。肉や魚を焼くときにふるだけで、臭みを消し、素材そのものの旨みをアップさせてくれる。
湿気に弱いので乾燥剤を入れて保存するのがおすすめ。塩やほかの種類のスパイス、ハーブと調合すればオリジナルのスパイス調味料ができる。肉や魚を焼くときにふるだけで、臭みを消し、素材そのものの旨みをアップさせてくれる。
・ブーケガルニにする
ブーケガルニとは、ヨーロッパ地方で料理に用いられる花束状にしたハーブのことである。食用ではなく香りづけに使うもので、使用する料理にあわせてパセリやローリエ、タイムなど数種類のハーブを組み合わせ束ねて使う。煮込み料理に加えると、肉の臭み消しや料理に深みを与える効果がある。セロリの葉だけで作ることもできるが、さまざまなハーブを組み合わせることで料理の味に深みがでるといわれている。
・入浴剤の代わりに湯船に入れる
セロリの葉にどんなに栄養があっても、どんなに美味しい食べ方を知っても、やはり苦手だという人も少なくないはずだ。そんなときは入浴剤にしてしまおう。
使い方は、葉の部分を布袋やガーゼに包み、軽くもんでから湯船に入れるだけだ。
使い方は、葉の部分を布袋やガーゼに包み、軽くもんでから湯船に入れるだけだ。
結論
セロリの葉は食べにくく捨てられてしまうことが多いが、活用法さえ知っておけば簡単に使うことができる食材である。茎と葉をそれぞれ異なる方法で調理すれば、1本のセロリから2品の料理だって作れるのだ。栄養豊富で捨てるにはもったいないセロリの葉を、ぜひさまざまな方法で有効活用してみてはいかがだろうか。
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