1. キンサイの特徴

キンサイとはセロリの仲間で、茎が細く、長いのが特徴である。
一般的に流通しているセロリは、日本人向けに香りを弱めた品種であるのに対し、キンサイは中国野菜のひとつで、香りが強い。そのため、肉や内臓を使った料理の臭み消しとして使われることが多い。また、スープや炒め物などの香りづけとして使用されることもある。
一般的に流通しているセロリは、日本人向けに香りを弱めた品種であるのに対し、キンサイは中国野菜のひとつで、香りが強い。そのため、肉や内臓を使った料理の臭み消しとして使われることが多い。また、スープや炒め物などの香りづけとして使用されることもある。
キンサイのさまざまな呼び方
キンサイは漢字では「芹菜」と書き、「キンツァイ」「セリナ」と呼ばれることもある。また、スープによく使われることから「スープセロリ」、中国野菜ということから「チャイニーズ(中国)セロリ」といわれることもある。
このように、さまざまな呼び方のあるキンサイ。どのような呼び方で出会っても、すべて同じキンサイのことを指すので、覚えておくとよいだろう。
このように、さまざまな呼び方のあるキンサイ。どのような呼び方で出会っても、すべて同じキンサイのことを指すので、覚えておくとよいだろう。
セルリーとは?セロリと何が違う?
レシピなどによっては「セルリー」という言葉を見かけることもあるかもしれない。セロリとは、どのような違いがあるのかご存知だろうか。セロリは英語で「celery」と書き、英語読みするとそのままセロリまたはセロリーとなる。一方、これをフランスなまりで読むとセルリーとなるのだ。つまり、セロリとセルリーは同じものなのである。
ちなみに、長野県の生産地では古くからの名残で、セロリよりもセルリーと呼ぶことが多いという。
ちなみに、長野県の生産地では古くからの名残で、セロリよりもセルリーと呼ぶことが多いという。
2. キンサイの旬や選び方

一般的にセロリは、産地によって生産時期が違うため、季節を問わず通年流通している。キンサイの旬をあえて挙げるとすれば、6~10月頃である。キンサイを見かけた際は、次の点に注意して選ぶとよい。
葉が鮮やかな緑色で、ハリがあるもの
葉がしおれていたり、黄色くなっていたりするものは、鮮度が落ちているので注意しよう。
茎が綺麗な薄緑色で、折れていないもの
茎が綺麗に色づき、しっかりと立っているものを選ぼう。茎が折れているものは鮮度が落ちて、弱っている可能性がある。
切り口がみずみずしく、変色していないもの
下部の切り口も要チェックだ。乾燥していたり、茶色く変色しているものは新鮮でないので気をつけよう。また、スが入っているものは固く、筋が口の中に残りやすいので避けよう。
3. キンサイの食べ方

キンサイはスープセロリという名がつくほど、スープに使われることの多い野菜である。香りがよく、さっぱりとさせるため肉類と合わせるのがおすすめだ。
キンサイとベーコンの中華スープ
- キンサイは洗って3㎝程度の長さに切る。ベーコンは1㎝幅に切る。玉ねぎは薄切り、人参はいちょう切りにする。
- 鍋にサラダ油を熱し、生姜を加え、ベーコンを炒める。色が変わったら玉ねぎ、人参を加え炒め合わせる。
- 水、鶏がらスープの素を加え、火が通るまで煮る。
- 塩こしょうで味を調え、キンサイを入れてさっと火を通す。
中国野菜であるキンサイは、もちろん中国料理との相性もバツグン。いつもの炒め物にキンサイを加えるだけで、本格的な中華料理に仕上がるだろう。
キンサイと豚肉の炒め物
- キンサイは洗って3㎝程の長さに切る。豚肉は一口大に切る。
- フライパンにごま油を熱し、豚肉を炒める。火が通ったら酒、砂糖、しょうゆ、オイスターソースを加え混ぜ、キンサイを入れてさっと火を通す。
結論
香りが強い中国セロリ、キンサイについて紹介した。キンサイ以外の名で売られていることもあるので、注意して見てみよう。セロリ独特の香りが強く、好みが分かれるところではあるが、キンサイを使うことで一味違った中華料理に仕上がる。まずは少量からでもいいので、一度試してみてはいかがだろうか。
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