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世界一大きい!鹿児島県の伝統野菜【桜島大根】ってどんな大根?

投稿者:
ライター 松崎茉莉奈(まつざきまりな)

監修者:
管理栄養士 池田絵美(いけだえみ)

2019年8月11日

200年以上前から鹿児島県桜島で栽培されている「桜島大根」。とにかく大きいのが特徴で、世界一大きな大根としてギネスブックにも認定されている。大ぶりではあるが肉質は緻密でやわらかく人気が高い。その大きさから店頭ではあまり見かける機会のない桜島大根について詳しく紹介しよう。

1. 桜島大根の特徴

桜島大根とは鹿児島県桜島で栽培される大根のことで、地元では「島でこん」の愛称で親しまれている。
一般に多く流通している大根は直径10cm程度の細長い形だが、桜島大根の形は扁平で一見するとかぶのようにも見える。通常の大根とは比べ物にならないほど大きいのが特徴。
葉の形も独特で、長い茎が放射線状に無数に広がっている。これは太陽の光をより多く吸収するためだといわれている。

桜島大根が大きくなる理由

桜島大根の最大の特徴はその大きさで、重さは通常の青首大根の10倍以上である。大きいものでは30㎏を超えるものもあり、世界一大きな大根としてギネスブックにも記録されている。
桜島の噴火による火山灰土壌と温暖な気候が、桜島大根の大きさの秘密である。火山灰土壌は水はけがよく、空気や水を通しやすい。また、軽石を含む土は軽くてやわらかいため、のびのびと大きく育つのだ。

桜島大根の歴史

江戸時代の書物に「薩摩大根は常のより大なり」という記述があることから、桜島大根のような大きな大根が、江戸時代にはすでに栽培されていたことがうかがえる。一般的に桜島大根の名で呼ばれるようになったのは200年ほど前といわれている。
桜島大根の由来は諸説あり、愛知県の方領大根から発見された変種であるという説や、自生の浜だいこんから派生した説、現在の霧島市で栽培されていた国分大根から生まれた説などがある。

2. 桜島大根の旬や選び方

桜島大根の旬は1~2月。大きくて重い桜島大根は収穫も一苦労である。
流通量の少ない桜島大根は、地元以外ではなかなか目にする機会もないが、見かけた際は次の点に注意して選ぶとよい。

葉に勢いがあり、みずみずしいもの

大根は葉も食べることができるので、なるべく葉つきのものを選ぶほうがよい。葉がしなびていたり、変色していたりするものは鮮度が落ちているので避けよう。

根が綺麗な丸みを帯びていて、傷がないもの

ふっくらと丸みがあり形が整っていて、傷が少なく表面がなめらかなものを選ぼう。

3. 桜島大根の食べ方

桜島大根は苦みや辛みが少なく、見た目も美しいため、サラダなどの生食としても食べられる。ポリポリとした歯ごたえを好む人も多い。
また肉質は緻密でやわらかいが、煮崩れもしにくいため、おでんやぶり大根などの煮物にも適しており、幅広い食べ方ができる。
さらに、一度では食べきれないほど大きな桜島大根は、古くから保存食として漬物や干し大根にされてきた。全国的にも「さつま漬け」や切り干し大根として流通していることが多い。

さつま漬け

桜島大根の漬物としては、とくにさつま漬けが鹿児島県の特産物として有名である。さつま漬けとは、輪切りにした桜島大根をまず塩漬けにしたあと、焼酎を加えた酒粕に漬け込んだもの。白色から綺麗なべっこう色になり、ごはんのおともやおつまみにぴったりである。

桜島大根のぐるぐる巻き

軒下に大根が干されている光景は桜島の冬の風物詩ともいえる。大きな桜島大根をかつらむきのようにぐるぐるとむいていくことから、地元では「ぐるぐる巻き」とも呼ばれる。干して旨みが凝縮された桜島大根は、また一味違った味わいになる。

結論

鹿児島県桜島の伝統野菜・桜島大根について紹介した。存在感のある大きな根は桜島の土地ならではのもので、農林水産省の「故郷に残したい食材100選」にも認定されている。地元以外の店ではなかなか見かけることのない桜島大根だが、道の駅などから発送も行われているので、ぜひ一度試してみてはいかがだろうか。
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