1. 見た目や味も異なる!春キャベツの特徴とは?

春になるとよく目にする春キャベツ。一見ごく普通のキャベツと何ら変わりがないように見えるが、じつはほかの季節に収穫できるキャベツと比較をすると大きな違いがいくつもある。そこで、まずは春キャベツの特徴について、詳しく解説していこう。
春キャベツの収穫時期
春キャベツは9~11月の秋頃に種をまき、3~5月の春頃に収穫することができる。新年度の時期に収穫できることから「新キャベツ」とよばれることも多い。ほかにも「春玉」「春玉キャベツ」といったよび名もついている。
春キャベツの見た目
春キャベツは、夏キャベツや冬キャベツなどと比較をするとサイズが小さい。また、楕円形というよりは、丸に近い形をしており、葉の色は明るい黄緑色だ。巻きがゆるいため、ふわっとした見た目をしている。
春キャベツの味
春キャベツは、みずみずしいさっぱりとした食感が特徴だ。冬キャベツに比べると葉が柔らかく、やさしい歯ごたえといえる。ちなみに、春キャベツは甘いといわれることも多いが、糖度の高い冬キャベツなども存在するため、一概に「春キャベツは甘い」とはいえないようだ。
2. 春キャベツを調理する際の注意点は?

春キャベツは葉が柔らかいので、茹でるとさらに柔らかさが増す。そのため、キャベツ特有のシャキシャキ感を味わいたいのであれば、生のまま食べるとよいだろう。
もちろん、茹でたり炒めたりしても美味しく食べられるが、長時間加熱すると、かなり柔らかくなるので歯ごたえがあまり感じられなくなるということを覚えていこう。
もちろん、茹でたり炒めたりしても美味しく食べられるが、長時間加熱すると、かなり柔らかくなるので歯ごたえがあまり感じられなくなるということを覚えていこう。
3. 春キャベツの美味しい食べ方を紹介

春キャベツの柔らかさや色などを活かしたキャベツ料理を知っておけば、春キャベツをさらに美味しく食べることができる。そこで、ここからは春キャベツにうってつけのおすすめ料理をいくつか紹介しよう。
春キャベツはサラダにぴったり
春キャベツは色が鮮やかで、生食に向いているため、サラダの具材にうってつけだ。コールスローサラダや、塩昆布と一緒に和えるおつまみサラダ、中華風サラダ、タルタルソースで和えるサラダなど、さまざまな味付けのサラダの具材として使えるので、サラダが好きな人にはかなり便利だ。
春キャベツのスープもおすすめ
先述したとおり、春キャベツは水分量が多いため、長時間煮込んでしまうと柔らかくなりすぎてしまう。ただし、スープパスタやミネストローネなど、さっと煮込むだけでできる汁ものであれば、春キャベツを使ってもよいだろう。柔らかい歯ごたえの春キャベツが混ざったやさしい食感のスープを作ることができる。春キャベツに含まれているビタミンC、ビタミンK、葉酸といった栄養が溶け出したスープをそのまま余すところなく摂取できるため、キャベツの栄養をフルに摂取したい人にもおすすめだ。
春キャベツを使った漬物も絶品
歯ごたえのある春キャベツを食べたいのであれば、漬物にするのもおすすめだ。春キャベツのほかに、きゅうりや大根といった野菜と一緒に浅漬けにすれば、春から夏にぴったりのさわやかな風味の漬物ができあがる。酒のつまみにもぴったりなので、酒をよく飲む人もぜひ試してみてほしい。
パスタとも相性ばっちり
ペペロンチーノや和風パスタといった、さっぱりした味のパスタに春キャベツを加えるのもおすすめだ。春キャベツのほかに、筍やふきなどの春野菜をふんだんに使えば、春ならではの美味しいパスタ料理を作ることができる。
結論
春キャベツは、夏キャベツや冬キャベツとはまた異なった特徴を持っているので、それをうまく料理に活かすとよいだろう。春キャベツの場合は色が明るく、見栄えもよいので、サラダやパスタのトッピングなどに使うと、一気に食卓が華やかになる。また、春キャベツ特有の柔らかい葉は、ほどよい食感を感じることができるだろう。春になったら、ぜひ春キャベツを使ったいろいろな料理に挑戦してみてはいかがだろうか。