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食用菊の代表でもある【阿房菊】とはどんなもの?

投稿者:ライター 亀崎智子(かめざきさとこ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年8月 1日

スーパーの野菜売り場などで食用菊を見かけることもあるのではないだろうか。しかし、食用菊をどんなふうに料理に使ったらよいのか分からなくてなかなか手を出すことができないというひとも多いのでは。食用菊といっても、じつはいろいろな種類のものがある。そこで、今回は代表ともいえる「阿房菊」について紹介する。

1. 食用菊ってどんなもの?

食用菊は、苦味を抑えて食べやすいように品種改良された菊の一種である。食べることを目的として作られたものであるので、苦味を抑えるだけでなく、食用部分となる花びらが大きくなるように育てられている。そんな食用菊は色や形、大きさなどいろいろな種類があるので、自分の好のものを選ぶのがよいだろう。

松尾芭蕉が好んで食べていた

もともとは中国で節句の行事にも使用されていた食用菊。そして、日本には不老長寿の薬としてやってきた。そんな食用菊は江戸時代から一般的に食べられるようになったといわれており、歌人としても有名な松尾芭蕉が好んで食べていたともいわれている。鑑賞用とは別に食用菊として作られるようになったおかげで、いまでは全国にまで広がっている。

料理を華やかにするアイテム

食用菊は一般的に刺身の飾りとして使われていることが多い。ほかにも、天ぷらやお吸い物、和え物などじつはさまざまな料理に活用することができるのである。少し使うだけで、ワンランク上の盛り付けになるので、ぜひとも活用してもらいたい。

2. 阿房菊はどんなもの?

阿房菊は、秦の始皇帝が菊を育てるために建てたといわれる宮殿から名前をもらったといわれている食用菊である。そのため、阿房菊は阿房宮と呼ばれることもある。この阿房菊を育てるのに青森県南部地方の気候が最適であることから、盛んに栽培されるようになった。いまでは主要産地となり、南部地方の特産品となっている。

鮮やかな黄色の花びらが特徴の阿房菊

少し小ぶりな花びらであり、明るく鮮やかな黄色が映える品種である。香りがよく、シャキシャキとした食感が特徴であるとともに、苦味が少なくほのかに甘みを感じることもできるので、食べやすい菊である。シャキシャキとしているが柔らかいというのも特徴だ。

収穫期間が短い阿房菊

収穫できる期間が短く、霜が降り始める直前の10月下旬~11月上旬頃の2~3週間と限られた時期にしか手に入れることができない。しかし、1年中手に入れることができるようにと、保存性を増した干し菊にも加工されている。

3. 阿房菊の美味しい食べ方

食用菊は刺身などには花の形のまま飾られていることが多いが、基本的に食べる部分は花びらの部分のみである。ガクの部分は硬いだけでなく、苦味も強いので食べるのは避けるのがよいだろう。そのため、刺身に飾られている阿房菊は花びらだけをちぎって刺身に包んだり、醤油に散らして刺身につけたりして食べるという方法がおすすめである。

生でも加熱でも美味しく食べられる

阿房菊は苦味が少ないため、生で料理のトッピングとして散らして食べることもおすすめである。色が鮮やかであるので、料理を引き立ててくれる。また、サッとボイルして青菜とあわせて和え物にしたり、天ぷらにしたりといろいろな料理にして楽しむことができる。

代表的な食べ方は干し菊を使用

旬の時期が非常に短い阿房菊は、蒸したあとに干して乾燥させた干し菊として流通されていることが多い。この干し菊を使用することで、1年中いつでも阿房菊を楽しむことができるのである。干し菊は料理の前に戻し作業をしたあとは、生のものと扱い方は同じである。戻し方は沸騰した湯にサッとくぐらせてから、冷水でしっかりと冷やしたあとに水気を十分にとって使用する。生のものと同様にシャキシャキとした食感や香り、甘みなどを楽しむことができる。

結論

目にしたことはあっても、使い方が分からなくて購入したことがない人が多い阿房菊。じつは簡単に調理でき食べることができる。生は難しくても干し菊は意外と手に入りやすいので、ぜひ活用してみてもらいたい食材の1つである。食用菊を使いこなせるようになれば、料理もワンランクアップが狙えるだろう。
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