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からし菜の仲間【レッドマスタード】はどんな野菜か解説

からし菜の仲間【レッドマスタード】はどんな野菜か解説

投稿者:ライター 松崎茉莉奈(まつざきまりな)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2019年11月29日

濃い赤紫色の葉が特徴の「レッドマスタード」。日本のからし菜や高菜と同じ仲間で、ピリッとした辛みがある。味、色ともに料理のアクセントとなるため、ヨーロッパなどでは比較的メジャーな野菜である。今回は日本ではまだまだなじみの少ないレッドマスタードについて紹介しよう。

  

1. レッドマスタードの特徴

レッドマスタードはからし菜の一種で、噛むとさわやかな辛みが口の中に広がる。同じからし菜の仲間であるマスタードグリーンはフリル状の葉をもつが、レッドマスタードの葉は長い楕円形のような形で、葉先は小さく波打ったような形状をしている。軸は緑色だが、葉面全体はその名のとおりきれいな赤紫色である。

料理に彩りを!赤色葉物野菜

赤色系野菜といえばトマトや人参、赤パプリカなど、限られた野菜に偏りがちである。レッドマスタードのように赤色の葉物野菜というのは貴重だ。レッドマスタード以外にもいくつかあるので紹介しよう。

サニーレタス

結球しないリーフレタスの仲間。葉先から中心部にかけて赤紫色が広がる。フリル状の葉は見栄えがよく、苦みなどのクセも少ないため、サラダや付け合せによく使われる。日本でもメジャーな野菜だ。

赤長チコリ

イタリアで人気のあるチコリの赤色品種。独特の苦みの中にほんのりとした甘さがあり、サラダだけでなく、グリルにしても美味しい。

赤茎ほうれん草

サラダほうれん草の一種で、葉は緑色だが葉柄と葉脈が鮮やかな赤色を呈する。一般的なほうれん草は茹でてアク抜きをする必要があるが、赤茎ほうれん草はアクが少ないため、生でも食べられる。

2. レッドマスタードの旬や選び方

レッドマスタードの旬は主に春頃だが、冬に収穫されるものもある。ヨーロッパでは一般的な葉物野菜なので、比較的簡単に手に入るが、日本ではレッドマスタードを単品で購入できるところはまだまだ少ない。しかし、サラダによく使われることから、幼葉がベビーリーフのセットなどに入っていることもある。1度チェックしてみてほしい。
また、品ぞろえの豊富な青果店や、直売所などではまれに販売されていることもあるので覗いてみよう。レッドマスタードを選ぶ際は次の点に注意するとよい。

葉がきれいに色づいていて、変色していないもの

ムラなく色づいていて、黄色や茶色に変色していないものを選ぼう。

葉がやや大きめで、いきいきとしているもの

レッドマスタードは25~30㎝くらいの大きさのものが美味しいといわれる。また葉がしなびているものは鮮度が落ちている証拠なので、なるべくハリのあるものを選ぼう。

切り口が変色しておらず、みずみずしいもの

茎の下部、カットされている部分が茶色く変色しているものは時間が経っているので要注意。みずみずしく新鮮なものを選ぼう。

3. レッドマスタードの食べ方

レッドマスタードは基本的に生で食される。加熱することで特徴的な赤色が失われるためだ。もちろんさっと茹でてお浸しにしたり、炒め物にしたりすることもできるが、せっかくの綺麗な赤色を活かしたいのであれば、生のまま使うのがよい。サンドイッチやホットドッグに挟むのもよいだろう。

サラダの彩りに

レッドマスタードの赤色は味気ないサラダの彩りとしても活躍する。ピリっとした辛さがあるので、サラダにする場合は甘めのドレッシングと合わせるのがおすすめ。ハムやベーコンなどの肉類と合わせてもよいだろう。

肉料理の付け合せに

レッドマスタードは油っぽい肉料理の付け合せにもよく使われる。とくに焼肉をレッドマスタードで巻いて食べると、さわやかな後味になるのでぜひ試してみてほしい。

結論

日本ではまだあまり知られていないレッドマスタード。名前を聞いたことはないかもしれないが、ベビーリーフなどにもよく使われる野菜なので、知らず知らずのうちに食べているかもしれない。見た目にも味にも、ほかの葉物野菜にはなかなかない特徴があるので、サラダに混ぜると家族にも驚かれること間違いなしだ。
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  • 公開日:

    2019年8月 3日

  • 更新日:

    2019年11月29日

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