1. セロリを美味しく食べるポイントは下ごしらえにあり

グリーンセロリだけに限らずセロリは生育期間が長いことに加えて、病害虫に対して弱いという特徴があるため、一般的に農薬の使用量が多い傾向がある。そのため、下ごしらえをしっかりとすることで美味しく食べることができることもあるので、少し手間ではあるが、下ごしらえはきちんと行ってほしい。
葉と茎を切り分ける
まるごと食べることができるグリーンセロリであるが、それぞれに合った調理方法があるので、まずは葉と茎を切り離してから使用するのがおすすめである。
水で洗う
切り分けたセロリは流水(できれば浄水)で、手でこすりながら丁寧に洗おう。ここで、農薬が気になるという人は、50℃洗いをするのもおすすめである。50℃の湯で洗うことで、野菜がシャキッとする。
スジを取り除く
セロリが苦手な理由としてスジが気になるという人もいるのではないだろうか。このスジを取り除く作業をすることで、美味しくセロリを食べることができる。
包丁を使用しないスジの取り除き方を紹介しよう。セロリを根元から1/3くらいのところで内側から外側に向けて折る。スジは折れることなく残るので、葉のほうと根のほうへ引っ張ると綺麗に取り除くことができる。これを行うか行わないかで舌触りがかなり変わるので必ず行おう。
包丁を使用しないスジの取り除き方を紹介しよう。セロリを根元から1/3くらいのところで内側から外側に向けて折る。スジは折れることなく残るので、葉のほうと根のほうへ引っ張ると綺麗に取り除くことができる。これを行うか行わないかで舌触りがかなり変わるので必ず行おう。
茎はカット後、酢水につける
セロリの茎はカットしたあと、カップ3の水に対して大さじ1の酢を入れた濃さの酢水に約5分さらすことをおすすめする。このひと手間を加えることで、最初の洗浄では落としきれなかった農薬を流すことができるといわれている。
2. セロリの茎のカットの方法で楽しみ方が変わる

セロリの茎はいろいろな切り方をすることで、さまざまな料理に活用することが可能になるので、適した切り方をマスターしよう。
スティック状
長さを好みにそろえてカットし、繊維に平行に2〜4等分にカットする。ほかの野菜と一緒にする場合にはある程度長さや太さを揃えたほうが見た目もよい。また、基本的に下処理として葉と茎を切り離すことをおすすめしているが、スティック状でディップやバーニャカウダなどとして食べる場合には葉は残しておいてもよいだろう。この場合は、葉を残したほうが鮮やかな緑が映えて見た目にもおすすめである。
輪切り・斜め切り
スジを取り除かなくてもよいように、茎の部分の繊維を断ち切るように切る。そして、茎の部分の端のほうから薄く斜めにスライスしていく。スライスする時に角度を変えることで大きさが変わるので、好みの大きさになるように角度を調整しながらカットしていく。繊維を断ち切るため、香りを強く感じることができる切り方でもある。
短冊切り
スジを取り除いた茎を好みの長さにカットし、縦方向に薄くカットする。歯触りを感じることができる切り方であり、繊維に沿ってカットすると、香りもしっかりと感じることができる。
みじん切り
短冊切りにしたものを1~2mmのみじん切りにする。細かく刻むので、スジは取り除かなくてもあまり気にならない。細かくするのでセロリ本体が分かりにくくなり、苦手な人にも食べてもらいやすいだろう。
3. セロリの部分別美味しい食べ方とは

セロリを茎と葉にわけた、それぞれのおすすめの食べ方を紹介しよう。
茎のおすすめの食べ方
セロリの茎はその歯ごたえを楽しむという意味ではスティック状にして、サラダとして食べるのもよいだろう。ほかにも、輪切りや斜め切りなどにして煮込み料理やスープなどにするのもよい。また、独特の香りが苦手という場合には、みじん切りにしてトマトソースやミートソースなどに一緒に入れると苦手な人でも食べやすくなるのでおすすめである。
葉のおすすめの食べ方
葉はほかの葉物野菜と一緒にサラダにしてもよい。また、ガーリックやオイル、塩などと一緒にバジルの代わりにセロリの葉を使用して、フードプロセッサーにかけてジェノベーゼソースにするのもおすすめである。パスタと和えたり、グリル野菜や蒸し野菜のソースにしたりしてもよいだろう。
結論
茎も葉もまるごと全部楽しむことができるセロリであるので、それぞれにおすすめの食べ方を上手に活用してセロリをまるごと堪能してはどうだろう。いままでどう料理するか分からなかった人も、ぜひ一度手に取ってみてはいかがだろうか?
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