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東北や信越地方の名物たけのこ【根曲がり竹】の特徴や食べ方を解説

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年10月23日

たけのこというと一般的には孟宗竹(もうそうたけ)を指すことが多いが、東北地方や信越地方では孟宗竹より細く小さなたけのこ「根曲がり竹」のほうが馴染み深い。根曲がり竹は、やわらかくアクが少ないため、たけのこごはんはもちろん味噌汁の具などさまざまな料理で楽しむことができる。今回は、根曲がり竹の特徴や産地、旬の時期などについて解説しよう。

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1. 根曲がり竹とは

根曲がり竹は、チシマザサ(千島笹)のたけのこである。地域によって呼び名が違い、東北から信越にかけては根曲がり竹、山陰地方などでは「姫竹(ひめたけ)」、ほかにも「月山筍」「地竹」「笹たけのこ」などと呼ばれ、昔から各地で山菜として食べられてきた。とくに北海道や東北では、寒さのため孟宗竹があまり育たないので、たけのこといえば根曲がり竹を指すことが多い。
東北から信越にかけては雪が多く、チシマザサのたけのこが地上に顔を出すころにはまだ雪が多く残っており、雪の重みで根元が曲がっているものが多いため、根曲がり竹と呼ばれるようになったといわれている。

2. 根曲がり竹の特徴や産地

根曲がり竹は笹のたけのこであるため、一般的にたけのこと呼ばれている孟宗竹に比べると細く小さいのが特徴で、太さは直径1〜1.5cmで、長さは20cmほどである。皮は全体的に緑色をしているが、根元は薄い赤紫色がさしている。皮をむくと中の可食部は白く肉厚で、やわらかくてアクが少ないため生のままでも食べることができる。

根曲がり竹の産地や旬の時期

根曲がり竹は、北海道から東北地方、信越地方、山陰地方が主な産地である。地域によって違うが、5月初旬~下旬に収穫が始まり、5~6月にかけてが旬となる。
山間部に生えていて、春の山菜狩りで人気の山菜であるが、根曲がり竹は熊の好物でもあるため、山に入る際には熊や遭難には十分に注意が必要である。

3. 根曲がり竹の選び方や美味しい食べ方

根曲がり竹は、5月~6月の旬の時期を除き、水煮に加工されたものが流通することが多い。生の根曲がり竹を選ぶ際には、皮がみずみずしくツヤがあり、切り口がきれいで手に持って重さを感じるものがおすすめだ。切り口が乾燥しているものや変色しているものは、新鮮ではないので避けよう。
保存する際には、乾燥しないように湿らせた新聞紙やキッチンペーパーに包んで、冷蔵庫の野菜室で保存しよう。しかし、生のままでは鮮度も味もどんどん落ち、アクも強くなるので、できるだけ早く食べきるのがおすすめである。
茹でてから冷凍保存することもできるが、より長く保存したい場合には、下処理をして瓶詰めにするとよい。根曲がり竹を皮つきのまま茹で、茹であがったら皮をむいて水にさらし、あらかじめ煮沸消毒しておいた瓶に詰めると、かなり長期間保存できる。

根曲がり竹の美味しい食べ方

根曲がり竹は、アクが少ないので基本的にはアク抜きは必要ない。もし気になる場合には、米のとぎ汁や米ぬかを使って茹でてアク抜きをするとよい。
調理方法としては、定番のたけのこごはんのほか、煮物や和え物、汁物、炒め物、揚げ物にしても美味しくいただける。皮がついたまま焼いて食べるのも、笹のさわやかな香りと根曲がり竹本来の風味を楽しめるため、おすすめである。

結論

根曲がり竹は5~6月が旬の春の山菜である。やわらかくアクが少ないことから、サッと火を通すだけで食べられ、煮物や炒め物、揚げ物などさまざまな料理で味わえる。水煮に加工されたものを見かけることが多いが、もし生の根曲がり竹を見かけることがあったら、ぜひ旬の味を楽しんでほしい。
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