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料理を鮮やかに彩るヨーロッパ野菜のチコリー【赤チコリー】とは?

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年8月 1日

近年、国内での生産量も増えてきて、少しずつ身近な野菜となってきたヨーロッパ原産の野菜「チコリー」。そのチコリーには、形や色が違うさまざまな品種があるのをご存知だろうか。その中でも、葉が赤紫色のものは、総称して「赤チコリー」と呼ばれている。今回は、赤チコリーの品種や特徴などについて解説しよう。

1. チコリーとは

チコリーは、ヨーロッパが原産の野菜である。キク科キクニガナ属で、和名では「菊苦菜(きくにがな)」と呼ばれる。一般的には、ベルギーチコリーと呼ばれる、白菜の芯の部分のような形をしたものを指すことが多いが、チコリーには形や色が違うさまざまな品種がある。

2. 赤チコリーの種類

チコリーの中でも、葉が赤紫色をしたものを赤チコリーやレッドチコリーと呼んでいる。赤チコリーにも、白菜の芯のような形をしたもの、レタスのように結球するもの、ほうれん草のような形をしたものなどたくさんの種類がある。

パラロッサ・パゴダ

パラロッサは、パラ(PALLA)=ボール、ロッサ(ROSSA)=赤と名づけられた、赤紫色の葉で丸く結球するタイプのチコリーの総称である。パラロッサにも、いくつもの品種があり、代表的なものが「パゴダ」だ。品種にもよるが、収獲は11~2月に行われ、気温が下がることで葉の赤紫色が濃くなる。

ラディッキオ

イタリアでは、ラディッキオ・ロッソと呼ばれているパラロッサの仲間で、アメリカではレッドレタスと呼ばれている。ラディッキオにも、結球するものやしないものなどいくつもの品種があり、20cmほどの縦長になる「トレビーゾ」や葉が細く先が巻き込むような形の「タルディーボ」、 砲弾のように結球する「プレコーチェ」などがある。ちなみに、プレコーチェは「早生」、タルディーボは「晩生」という意味である。プレコーチェは秋の初めに、タルディーボは11月の霜をかぶってから収獲される。

タルディーボ

タルディーボは、イタリアのヴェネト州トレビーゾの特産品で、日本にもここから輸入もされている。栽培に非常に手間がかかるため、本場イタリアでは高級食材として扱われている。日本では、山形県や青森県などでわずかに生産されているが、栽培が難しく手間がかかるため、ほかの地域ではあまり栽培されていない。
紫と白のコントラストが美しい葉は、一般的なチコリー(ベルギーチコリー)よりも細長く、結球はせずに先が内側に巻き込むような形になる。味は、やさしいほろ苦さと甘みのバランスがよいのが特徴だ。

3. 赤チコリーの栄養価と食べ方

赤チコリーの特徴的な赤紫色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンによるものである。アントシアニンには強い抗酸化力があり、生活習慣病の原因といわれる活性酸素を抑制する働きや、老化の予防効果が期待されるといわれている。
赤チコリーも、白いチコリーと同様に生のままサラダや前菜として食べるのが一般的である。独特のほろ苦さと甘み、シャキシャキとしたみずみずしい食感が楽しめる。

結論

最近では、日本国内でも栽培されるようになってきた赤チコリー。ヨーロッパでは身近な食材として親しまれているが、まだ日本では一般家庭の食卓に登場することは少ないかもしれない。少しずつ流通量も増えてきているので、見かける機会があればぜひ購入して味わってみてはいかがだろうか。
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